姉は保育園の頃に
法事の準備中、
庭に出していた゜練炭コンロ゜が原因で
火傷を負い、
肩に大きなケロイド傷が残ってしまった。
 
 
嫁入り前の大事な身体に傷が残り、実母は
とても責任を感じていた。
万が一、嫁入りが出来ない場合の
将来の備えとして習い事をさせることにした。
 
 
その習い事は
゛エレクトーン゜
゛YAMAHAのエレクトーン講師の資格゛を
取らせる予定だったようだ。
その頃はピアノよりエレクトーンは、
モダンなイメージだったからか。
 
 
近くのお教室では無くて、
市の中心地に有る、
地域最大規模のYAMAHA
ミュージックセンタービルまで
通わせたのだ。

 

 

そこまで行くには市電に乗るのだが、

何故だかそのレッスンに、

必ず、私をお供として連れて行く。

毎回、

同行しても習うのは姉だけ。

 

 

同行するのなら、

私はビアノを習いたかった。

お教室の外で、

待つだけの時間は辛かったが、

実母の命には

従うしか無かった。

 

 

実母は友人の影響を受けて

姉が小学校の高学年になると

私達姉妹を、

私学のお嬢様学校に

上げる計画を進め出した。

 

 

そして、

或日突然に大学生の

家庭教師が来る事になった。