私が小学校から帰ると玄関を開けて、
『ただ今』を言い終わる前に、
『○○ちゃん足を揉んで』と声がかかる。
実母は毎日私を指名して来る。。。
何故なら、私は絶対に嫌だと言わないからだ。
面倒くさいことも、たいていは指名で呼ばれた。
そして、足やら腰やら痛いというところを
自己流だが、
一生懸命にマッサージをする。
ほぼ毎日、時には夜遅い時間にも。
私はいつからか、
親の言いつけには
『ハイ』という事に決めていた。
『誰か手伝って』と実母が誰かを呼ぶときに
姉妹の誰もが返事をしない¨空気¨や¨間¨が苦手、無視する態度が苦手、耐えられないからだ。
どうせやるなら、進んでやる!
言われる前にやる!
ポジティブな考え方をどうして
持てたのか分からないのだが・・
普通の母親なら、
今日の学校の出来事を聞いてくるのだろうが・・・
それには関心が無く、いつも自分のお話をする。
実父の兄弟、長男・次男は同居を嫌がり別居したのに、
3男の父と結婚して親と10年同居した苦労話だ。
大抵は実父の母親、
つまり私の祖母の悪口とその親族の悪口だ。
祖母の意地が悪く、ケチで苦労させられたと。
元々、祖母は実母を気に入らず結婚を反対したが
実父のたっての希望で渋々折れたらしい。
そして、
そのお話を一通り話すと、
決まって次のセリフだ。
『私は、子供たちを早く結婚させて、早く一人になりたい』と。
望まない結婚を後悔し
望まない女子が産まれた無念に聞こえた。
私は、それを聞くたび
子供心に傷つき疑問を持ち続けた。