「ぼくを探しに」
原題:Attila Marcel
公開:2013年
製作国:フランス
監督、脚本:シルヴァン・ショメ
出演:ギョーム・グイ
アンヌ・ル・二
ベルナデット・ラフォン
ヘレン・ヴィンセント
幼い頃に両親を亡くし、そのショックで喋らなくなってしまったポールが、偶然出会ったマダム・プルーストによって過去の悲しみと対峙するというお話。
大好きなアニメーション映画「イリュージョニスト」のシルヴァン・ショメ監督による初の長編実写映画。
しかもプロデューサーは「アメリ」のクローディー・オサールということで、視覚的に楽しい映画であることは間違いないと確信しての鑑賞。
間違いなかった!(笑)
実写になることでショメ監督の世界観はどうなるんだろうと思ったけど、なんて言うのかな…実写になったことで少しだけその世界観に自分が近づけたような気がした。
ポールは人と関わりを持たず、一緒に暮らす伯母2人とも、必要最低限のことを黒板に書いてやりとりしている。
そんな彼の至福の時間はシューケットを食べながらピアノを弾くこと。
ピアノに並んだシューケットがまあ可愛い。
これ観たら絶対シューケット食べたくなるよなぁ…と思ったら、パンフレットにはレシピが載っていたのだそう。
そういうとこ素敵(笑)
ポールは同じアパートに住む怪しげなマダム・プルーストの作る怪しげなハーブティーによって、悲しくて蓋をしていた過去を旅することになる。
徐々に明かされていく過去はミステリー要素もあり、悲しい出来事もあるのだが、そういったものも全てが優しいフィルムに包まれているような作品で、観終わった時の心がとても穏やかだった。
喋らないポールを演じたギョーム・グイの不思議な魅力が良い。
と思ったら回想でプロレスラーの父親を演じてたのもギョーム・グイ。
あまりに雰囲気違くて分からなかった…凄いなこの人。
「イリュージョニスト」同様、切なさが心地よいキラキラした映画だった。


