神様がくれた娘
2011年 インド
監督・脚本:A・L・ヴィジャイ 音楽:G・V・クラカーシュ・プマール
出演:ヴィクラム、ベイビー・サーラー、アヌシュカ
田舎町のチョコレート工場で働くクリシュナは
6歳ほどの知能しか持っていないが
まじめで正直者で誰からも愛されていた。
そんな彼が突然街の裁判所に現れる。
依頼人を探していた新米弁護士のアヌが話を聞くと
娘のニラーを探しているというのだ。
クリシュナはなぜ田舎町から裁判所までやってきたのか。
そして娘だというニラーはどこへ行ってしまったのか。
千葉では数少ないミニシアターの一つ
千葉劇場でインド映画を観てきました。
知的障がい者の父親とその娘の物語というと
やはりアイアムサムを思い出しますが
まさにインド版アイアムサムといった内容でした。
物語はクリシュナが街を彷徨う場面から始まり
その後、どうしてそうなったのかが
回想シーンとして語られていきます。
序盤、大げさな演技やBGMに
150分も観てられるかなと不安になりましたが
だんだんと物語にひきつけられていきました。
私は静かで綺麗で思い映画が好きなので
正直インド映画は好きなタイプではないと思うのですが
なにか不思議な魅力があるんですよね。
この映画はとにかく
父と娘を演じた2人がよかった。
法廷で2人が再会したシーンは
特に素晴らしかったです。
2人にとても惹きつける力があるので
飽きずに観られたんだろうなと思います。
突然歌い踊りだしたり
派手なアクションがはじまったりという
お決まりのインド映画とは違うとのことでしたが
控えめながらも歌や踊りはちゃんと入ってて
やっぱり民族性なんだなぁと思いました(笑)
でもそれも映画の雰囲気に合っていたし
クリシュナとニラーの手遊び歌は
全てを見た後に思い出すとそれだけで涙が出てきます。
父と娘の絆をとても丁寧に描いているので
物語に深みが出て
ラストシーンもとても心に残りました。
笑って泣けて考えさせられる
インド映画らしい全てがつまった素敵な作品でした。

