イギリスの少女が一人称で家族のことや学校のこと、町の人々の様子を一人称で語ります。
しっかり優しいおばあさんの様子がおかしくなってしまったことと、父が会社をたたむことになり、フランスに出稼ぎにいってしまった家族の不安。
移民が増えてきたことによる町の人々の不安、親の離婚問題、差別のこと、ペットへの責任、彼女の目は次々と様々なことを映していきます。
学校の授業でドイツのナチスの歴史を学んでも実感をもてない学生たち。それって俺たちになんの関係があるの?
しかし、おばあさんが口から出す謎の言葉が実はおばあさんのドイツにかかわる過去の謎へと少女と仲間たちを導いていくことによって。。。

最近のニュースは世界でも国内でも不安をかきたてるものが増えてきました。
そのもやもやを少女の目を通して、新たに気づかされた思いです。
子供だけではなく、大人にも読んでもらいたい本だと思います。
図書館の児童書のお勧めでこの本に出合いました。
アップしてくれた司書の方に感謝です。
 

霧のなかの白い犬

アン・ブース
あかね書房
2016年3月21日