自分だけど自分じゃない変な感覚
5%の自分自身と95%の誰か
でもなんか妙にしっくりと
全部が自分だったりする
なんだかちょっと面白い
自分だけど自分じゃない変な感覚
5%の自分自身と95%の誰か
でもなんか妙にしっくりと
全部が自分だったりする
なんだかちょっと面白い
なぜいままたこれを感じているんだろう
失くすものなどなにもなく
確かにつながりも感じているのに
とてつもない喪失感と無力感
人の死にであうとき私はいつもそれを感じている
小学校のころ友達を亡くした
おとなしく体の弱い子で
めったに学校に来ることができず
クラスでは孤立していた
無視やいじめということではまったくなく
まるでいないことがあたりまえのような
子供ながらの無邪気な残酷さで
来ている時も気に留めることはなかった
ドクターストップで体育の授業を見学で
私はたまたまその子と話すことになった
話してみるととてもよくしゃべる子で
たちまち仲良しになった
彼女はなかなか来ることができない学校が
それでも大好きでみんなを見ているのが嬉しいといった
家が遠くバス通学でいつもひとりで帰っていた私は
学校帰りに病院や家に遊びに行くことが増えた
医師の許可がおりた時だけではあったけれど楽しい時間だった
冬になり雪深いいなかでは上級生との集団下校がはじまり
なかなか遊びに行くことが出来なくなったある日の朝
担任から彼女の死を知らされた
死というものを理解できず7歳の私にはかなり衝撃で
お通夜や葬儀やその時の記憶はあまりない
テレビドラマの中の出来事のように感じていたのかもしれない
彼女のお母さんが泣きながら私を抱きしめ
「ありがとう」と何度も何度もいわれたことが唯一の記憶
そのときの彼女のお母さんの匂いまでもが鮮明に残っている
私はそのときやっと「もう会えない」ことを理解し、泣いた
その後も何度か学校帰りにもういない彼女の家に遊びに行った
その土地を離れた後も行く機会があれば訪ねていた
振り返れば転校したてで仲間外れにされた時に
私を支えてくれていたのは彼女の存在だったように思う
そのうち私は彼女を思いだすことも少なくなり
大学のころには彼女の家も引っ越したらしく音信不通になってしまった
「私は彼女に何をしてあげられたんだろう?」
「7年しか生きられなかった彼女はそれでもしあわせだったのかな?」
「人はなぜ生まれ、なぜ死んで行くんだろう?」
はじめはそんな単純な疑問だったのだと思う
7歳のあの日から答えのないそれを考えていくうちに私の中でひとつの概念が生まれた
「私は無力で、誰かを助けることなどできはしない」
日々のなかでそれはきっかけとなり病魔のように徐々に次々に別の概念を創りあげていく
私は自分の価値を否定し、自分の存在そのものを嫌悪した
FAIH.に出会い、自分と向き合って過去の感情を少しずつ癒していくなかで
不要な概念を手放してだんだんと自分を認め受け入れることができるようになったけれど
私の中に残るそれらの残像が時々私を苦しめる
消せないひとつの想い・・・
たぶん私は最後のこれをもう少し持っていたいのかもしれない
それがあることで見える光を知っているから
一瞬しかない「今」という時の大切さと、関わることのよろこびとありがたさを
教えてくれた友がいる
彼女たちに肉声では言えなかった言葉を
そして私に関わってくれるすべての人にいま伝えたい
「ありがとう。あなたにであえてよかった。」
「大好きだよ。いつも、いつまでも愛しているよ。」
なぜ私はここにいるんだろう?
自分で望んだから?
ここにいたいから?
その問いに答えはない
私がここに在るということ
それが答えなのかもしれない
抗うこと、戦うことをやめたとき
ありのままにただすべてを受け止めようと思った
すべては変わりゆくもの、流れゆくもの
私もまたその一部なのだから
私が私である限り、望むことは揺るがない
私が望んでいる限り、そこに向かっていると信じてもいる
でもまだどこかで答えを探しているのかもしれない
私の中には闇がある
怨み、憎しみ、復讐心、焦り、不安、劣等感、優越感
誰かを陥れ踏みにじることの快楽
自分を傷つけ堕ちていくことの快楽
自分や誰かの命を奪うこと
誰もが普通にもっているネガティブなものだけれど
自分の中にあるそれを直視したときは
その地球を真っ黒に埋め尽くすほどの大きなうねりを恐れた
それに飲み込まれるたとえようのない恐怖と言いようのない憧れ
闇を恐れ、自分を恐れ、打ち消そうと必死にもがいた
今は、闇も光も同じなんだと知っている
闇の大きさはそのまま光の大きさでもあることを
どちらを表現したいのか、その選択は自由であることも
闇も光もどちらも愛でできている
それを知ったとき私の中の闇は凪いで
美しいグランドピアノのような漆黒の鏡面になった
私は光でありたい
自然にただ強くそう思った
時々日常の中で、凪いでいた闇は嵐となり
黒い感情の渦が押し寄せることがある
飲み込まれそうな真っ暗な波風の中で
私はただじっとそのうねりを感じている
抗うことも、身を任せることもしないで
湧き上がるままにただじっとそれを抱きしめる
どこまでもどこまでも広がる闇
どこまでもどこまでも高鳴る闇
オマエハソレデイイノカと
くりかえしくりかえし襲いかかる
それでも私は光でありたいと願う
そしてこの闇もまたまぎれもなく私の一部
漆黒の湖に立つ水晶のオベリスクのように
何色にも染まらない透明なオベリスクのように
光でも闇でもなくただそこに在るように
私は私のまま私でありつづけたい