こんにちは。ぱんだです。
子育て上手なパンダのお母さんがいる半島の片隅に住み、日々子育てに七転八倒中の母ちゃんやってます。

 

さて、今回のテーマは「発達障害ってなんだろう?」ということです。
ごくごく最初の、とっかかりのお話です。
とはいえ、私は専門家ではありません。
専門家ではありませんが、AD/HDと自閉症スペクトラムを併発している息子ぱんだんを育てて、一番彼をそばで見ていて、そして彼を理解してあげたいと思っています。


発達障害といえば、このところ、芸能人の方が公表されたり、本を出されたりもしていますよね。
私も読みました。息子ぱんだんとはまた違う発達障害の方が書かれた本ですが、とても丁寧に作られた、発達障害を知ることのとっかかりになる本だと思います。

発達障害というのは、ここ10年くらいに日本でも言われるようになった障害です。
言葉としては、精神障害の診断と統計マニュアル第5版(DSM-5)における、様々な神経発達症(Neurodevelopmental disorder)の分類になります。
自閉症スペクトラムという言葉自体が、ごく最近のものなのでまだ馴染みがないと思うのですが、今までアスペルガー症候群や広汎性発達障害などと言われていたものを、ぐるっと全部まとめた概念になると思います。
けれどまだ誤ったイメージの言葉だけが先行して広まり、正しい理解がなかなかされていないのが現状です。
しかし、正しい理解、というのも、なかなか難しいのが発達障害です。
何故なら、AD/HD、自閉症スペクトラムといっても、一言では決して説明することが出来ず、また、ひとりひとりが本当に違う症状を持っているからです。
たとえば、自閉症、といえば、きっとイメージとしては、自分の殻に閉じこもっているような、しゃべらなくて、非社交的…なんて一昔前にTVなんかでよく使われていた感じではないでしょうか?
けれど、私の息子のぱんだんは、とても社交的です。
一度会えばみんな友達。
多弁で、ユーモアもあり、とてもエネルギッシュです。
では、何故そんな彼が「自閉症」という診断がついているのでしょうか。
多弁でエネルギッシュなのは、AD/HDの特徴でもありますが、一度会えば友達、というのは、相手の心を読む想像力が弱い、という自閉症スペクトラムの特性のひとつともいえるのではないかと思います。
息子ぱんだんは、裏表のない性格です。
むしろ、表しかない、と、みんなに言われています(笑)
だから、人の言葉の裏にあることや、他者がどう考えているのか、というのが彼にとっては、とても理解が難しいことです。
想像力が弱い、という点で、急な予定変更や自分が思っていなかったことなどが起こると、パニックを起こしてしまうこともあります。
とにかく一番になることにこだわっているので、勝ち負けに異常に拘り、勝てないとなると癇癪を起します。
理想の自分ではない現実の自分が受け入れられなくて、葛藤のあまり衝動が押さえられなく、何も手に付かなくなったりもします。
しかし、これが自閉症スペクトラムです、というには、あまりにも多様性があるので、こういう特性も、自閉症スペクトラムの中のほんの一部分です、ということになるかと思います。

 

とはいえ、最初にも書きましたが、私は専門家ではないので、難しいお話はできません。
ただ、息子を理解したいと、色々な本を読み、セミナーに行き、勉強して、自分の息子を通して、発達障害ってなんだろう?と、感じることはあります。
本当に、発達障害で本人や周りの人達が、ごく普通の日常生活で困ったなあ…と感じていることはさまざまです。
あるセミナーの講師をされていた放課後等デイサービスを長年されている先生が、
「普通に生きていて、本人が困ったなあ、しんどいなあと感じるならば、それは障害となっていますが、本人が、自分の特性を理解し必要なスキルを身に付け、適切な支援を受け、困った時は相談できる人がいる、そういう風になってしまえば、それは障害ではなくなります」
とおっしゃっていました。
ああそうだよなあって、その時とてもその考えに共感しました。

発達障害の勉強をしている人の多くが、「もしかしたら、自分も発達障害なのでは?」と思うそうです。
そりゃ誰だって、完璧な人なんていません。凸凹あってこその人間です。
私自身、片付けがとても苦手で、こうと思えばすぐとりかからないと気が済まなかったり、と思えば大変怠惰な性格もあったり、カッとなると衝動を抑えられない時もあり、AD/HDなだあ…と思っています。
けれど、それでも社会に出て、経験を経ていろんなことに折り合いをつけ、周りの人達に支えられて、なんとかかんとかやっているから、その凸凹は私にとって、生きていく上での障害とまではなっていないだけです。
しかし経験の無い子どもにとって、自分の持つ凸凹と世間に折り合いを付けるなんて、そりゃあ困難極まりないものですよね。

 

だからこそ、発達障害は、早期発見、早期療育が重要と言われています。

 

先ほどの講師のお話を聞いて、私は改めて考えました。
親は子どもより早く寿命がきます。
それだけでなく、私は何らかの事故や病気で、急に死んでしまうかもしれない。
そうなった時、息子ぱんだんには、彼が信用して安心して相談出来る人が一人でも多く必要だと。
その為にも、彼には社会で生きていくスキルと、人を信じられる心を、強く意識して身に付けねばならないのだと。

だからこそ今、息子が成長していく上で、息子の特性を理解し、必要となるそれらを得られる最大限の支援をしてあげたいと、そう思っています。