周囲の人たち、けっこうみんな “あの映画” を観ている。

ぼくが映画好きなことを知っているある女性は

すごくよかったから是非とも観るよう奨めてきた。

ぼくが洋楽フリークだということを知っている別の女性は

アルバム持ってる?全作聴いてみたい と言ってきた。

ふたりともオンタイムで聞くことができた世代なのだけれど

短髪 ・ ちょび髭 ・ タンクトップ・ズボン吊り の彼は知ってても

おかっぱ ・ 色眼鏡 ・ らっぱズボン の彼は知らなかったと言うから

ちょっと意外だった。 得意げ そんだけぼくより歳が下だということだな。

 

自分はそれほど熱狂的なファンではなかったけれど、

武道館公演の来日時のフィーバーぶりや

80年代に入ってからの勢いを目の当たりにしてきた世代なので

なんだかんだ言ってオリジナルアルバムなら大半は持っている。

PV集のDVDも発売と同時に買った。 

ま、おおいに興味あるバンドではあった。

かお でもあのころはこのバンドとかアバとか邦楽だとオフコースとかを聴いてる奴を

    馬鹿にする風潮があったので、ぼくはどれもこっそり聴いていた。

 

 

 

 

ひさしぶりに聴いてみっかなとCDのケースをほじくり返していたら、

レーベルにインレタ(DECAdryってやつを使っていた)で

ていねいに記入してあるDENON のノーマル・カセットテープ が出てきた。

劣化してひび割れたインレタが年月の経過を感じさせる。

あーこれ楽しみにしてたのにがっかりしたやつだあ、なんてことが

思い出されたりしてこういう 脳内タイムトリップ はなかなか楽しい。

その後、彼が突然この世からいなくなって、

エルトン・ジョンが3人をバックに 「Show Must Go On」 を歌い

ジョン・ディーコンが抜けた段階で ぼくのコレクションは終わっている。 

えっ 「Mr.BadGuy」 や 「Barcelona」 まで買ってる昔の自分にびっくりw

 

 

 

 

 

 

 

ところで ワタシ は その映画 を観るか?

結論は、観ない。

理由はいくつかあるのだけれど、ひとつだけ挙げておくと

主演の ラミ・マレック が フレディ にぜんぜん見えないんである。

上手に演じているんだろうが、見えないんだからしょうがない。

顔と身体のバランスの問題なのか、妙にちびっこに見える。

身長を調べてみたら、マレックは 175cm、フレディは 177cmと

あんまり差は無いから、これが オーラの差 ってやつなのかな?

とにかくずっと本物を見てきたからこればっかりはどうしようもない。

例えは悪いけれど、ミニミニ長渕 とか リトル清原 を見てる時と

同じような気持ちになるのです。 かお 古くはプリティ長嶋ね。

映画好きにとっては 『ナイト・ミュージアム』 のアクメンラーのイメージが強いのも

マイナス方向に作用していると思う。

かお でも、プリンスの伝記映画をもし彼が演じたら観に行くぞ。