パンダノート。 -17ページ目

パンダノート。

41歳の春だからー。


「◯◯さん、やっぱり間違いなくガンだった」


…はい。



「手術になるよ。なるべく早く手術しましょう。
やはり温存はあまりおすすめしない。皮下乳腺を全部摘出して、エキスパンダーを挿入する方法がいちばんいいよ」




…エキスパンダーってなんですか?



「全摘したあと胸筋の下に入れるバッグなんだけど、術後半年くらいかけて、少しずつ精製水をいれて膨らませるの。それで皮膚が十分伸びたら、シリコンインプラントに入れ替えるんですよ」



説明を聞いてもまったく想像がつかない。



でも、今日はもう決めなくちゃいけない。



おっぱいを取るのはすごくすごくいやだけど、



放射線治療はしたくないし、再発もしたくない。



全部摘出すれば、少なくとも左胸はもうがんにならないんだよね…。



最初に検査したときから、まだ一度も泣いていなかったのですが、



乳がんが発覚して初めて、ここで涙がぼろぼろと出てきました。



…ぜ、全摘します。



「それがいいよ、じゃあ手術の日を決めましょう。あと、再建してくれる形成外科の先生にも一度診てもらって、相談してきてね」



そして先生の予定と私の休む都合をすりあわせ、手術する日を決め、形成外科への紹介状をもらいました。



「では、がんばりましょう。看護師さんから入院の説明してもらって、今日はもういいよ。あとは手術まで風邪など引かないように」





手術は、2015年5月8日に決まりました。



つづく。


2015年4月2日。


バコラ針生検を受けるために仕事を早めに上がり、夕方からクリニックに向かいました。



この頃も、手術までの間も、基本的に仕事は通常営業でした。
特に具合が悪いわけではないし、仕事しているほうが気が紛れて良かったです。



で、バコラ。


打ち込んだ太い針が、バネ的な動きで体内から患部を少し持ち帰ってくる仕組み。

打つ度に、バチン!と大きな音がして、びびります。

魚を仕留めるモリ的なやつだったと記憶していますが、


針が太いため、打つ前に麻酔をかなり深部まで打つのが、とにかく痛い。


ここだけの話、ちょっと泣きました。

バチン!が3回続いて、

左胸に大きめの穴が開いて、検査終了。


先生曰く、

「バッチリ採れた」とのことでした。


そして、

この日も結局、温存か再建か決められずに、1週間後の検査結果を聞くときまでに持ち越されました。


2015年4月9日。


検査結果が出る日。


仕事がギリギリまであったので、診療時間を少し過ぎた夕方に時間をとってもらっていました。


ひとりで現れた私を見て、少し驚いた様子の看護師さんに、


「◯◯さん、ひとりで来たの?」と言われたのを鮮明に覚えています。


その瞬間に、


『あ、やっぱりがん確定なんだ』と思いました。


告知があるけど、ひとりで聞いて大丈夫?ってことだよね。



大丈夫です、がんばります。



診察室に入り、カーテンを開け、


先生の前に座るか座らないかのうちに…


「◯◯さん、やっぱり間違いなくガンだった」



…やっぱり乳がんになっちゃったんだ。




つづく。

再検査に行って、最初に乳がんと診断されたのが


2015年3月26日。



そこから様々な検査を経て、正式に(?)告知を受けたのが、



2015年4月9日です。



その間は、本当に周りに助けられました。



最初に家まで飛んできてくれて話を聞いてくれて、


検査の間も、自然な形で励ましてくれていたNちゃん。



M嬢には前向きな意見で、背中を押してもらいました。



母のことは、たくさん泣かせてしまいました。



他にもたくさんの方々に支えてもらったおかげで、



告知を受け止めることが出来たと思っています。



ていうか、今も支えてもらいっぱなし。



この場を借りて、いつも本当にありがとう。



いつもありがたさに、片パイを震わせている次第です。



なんちゃって。



さてさて次回はついに、告知される、の巻。



つづく。