2015年6月25日。
乳腺の定期受診。
術後1ヶ月半目の、胸部レントゲンと血液検査です。
乳がんになってから、いろんなところにたくさん針を刺しているけれど、
採血は、何度やってもドキドキしますね、針は嫌だわー。
そして主治医の触診も無事にクリアし、
いよいよお腹に注射。
ホルモン療法(内分泌療法)のスタートです。
女性ホルモンをエサとするタイプのがんにとって、女性ホルモンの産生をストップする治療は、再発予防に効果を発揮します。
リンパや血液を通して全身に散らばった可能性のあるがん細胞に、エサを与えないようにするためです。
閉経前のホルモン療法においては、
LH-RHアゴニスト製剤という薬剤を皮下注射することで卵巣の機能を止めて、エストロゲン(女性ホルモン)の産生を停止しなくてはいけません。
これでまず、月経が止まるわけですね。
私はゾラデックスという薬を打つことになりました。
ゾラデックスは、薬の塊を皮下に埋め込み、時間をかけて徐々に薬効成分を放出する薬です。
まずは1ヶ月製剤で様子見。
かなり太めな針なので、刺す前に麻酔をしてからの注射。
その麻酔が、なかなか痛いのですが…
なんとかふんばり、メインのゾラデックスを注射。
バチン!と大きな音にはびっくりしましたが、麻酔のおかげで痛みはなし。
ただ、おなかに結構な穴があきます。
これでまずは1ヶ月、様子を見て、大丈夫そうならば、
いよいよ抗エストロゲン剤のタモキシフェンの経口投与が平行して開始となります。
これについてはまた後ほど詳しく。
さてさて、そんなこんなで、
副作用の更年期障害はどれくらい出てくるのか。
ひどい人は鬱病になることもあるみたい…。
個人差があるので、まだ予測がつきませんが、
とにかく少しでも軽めでありますように、
とひたすら願い、おなかの穴をさすりながら、帰路についたのでした。