この日からはひたすら回復を待ち、
腕が元どおりの高さまで上がるように、懸命にリハビリ。
そして、1日の排液が一定量まで減ってくれて、脇腹のドレーンが抜けるのを待つ日々。
ドレーンが抜ければ、その翌日には退院です。
だいたいみんな5日くらいで抜けるみたいだし、早く退院したいな。
しかしまあこのドレーンがとにかく邪魔くさいのです。
白いビニールで出来た斜めがけの袋に排液ポットが入っていて、そこから管が脇腹まで2本延びて刺さっているので、
とにかくどこでも一緒。
ベッド手摺にぶら下げたままだったことを忘れて移動し、脇腹に激痛が走ることもしばしば。
寝るときも、うっかり身体にからまってみたり、胸の中のドレーンチューブが苦しかったり、
いま思い出しても面倒なことばかりでした。
でも、あと4・5日の辛抱だから、我慢我慢…
なーんて思っていた私が甘かった。
何日経っても排液がまあ減らないのです。
ドレーンが抜けないと、退院も出来ない。
毎朝、排液のたっぷり入ったポットを見てはため息の日々が、
なんとこの後7日も続いたのでした。