アルバイトを終えて、ちょっとお酒を飲んでの帰り道、
家の近くの角を曲がり、
我が家の窓が見えて、呆然。
・・・部屋の明かりがついている。
え?
えええええーーーーーーーーーーー!?
今朝、鍵はちゃんと掛けたのに!
どうしよう、誰かが侵入していたらどうしよう!
・・・びくびくしながら、動揺してとりあえずピンポンを押してみる。
しーん。
ま、まあ出るわけないよね。
恐る恐る鍵を開け、
部屋へ。
光々とついた明かりのなかで、今朝と変わらない室内。
・・・あ。
今朝はばたばた急いで出勤したので、
きっと玄関と間違えて、付けていってしまったんだわ。
犯人は、私だ。
・・・そ、そうだよね、よく考えたらわかるよね。
あー、びっくりした。
ばかじゃないの、ひとりで騒いじゃって。
だいたい盗まれて困るようなものなんて何もな・・・
・・・いつも使っているマグカップが見当たらない。
わーーーーーー!!!!
まってまって、でも落ち着いて。
マグカップなんて誰が盗るっつーの。
間違いなく、自分でどこかにやったハズ。
狭い台所をぐるぐるみまわして、
またまたびっくり。
電子レンジのなかに、鎮座ましましているマグカップを発見してしまいました。
・・・今朝お茶を温めたまま、忘れたんだ。
自分のうっかりさにほとほと呆れつつ、
静かに冷え切ったマグカップを取り出しましたとさ。
しかし、
こんなにぼんやりしていて、これからの世の中、ちゃんと生きていけるのかしら。
ちょっと不安だ。
