前回の投稿でITベンチャーがクライアントになったことを書きましたが、ESADEではMBAと同じ校舎に60社以上のベンチャー企業がオフィスを構えており、このクライアントもその中の一社です。もっとも、このクライアントの場合、メインのオフィスはバルセロナ市内にあります。一度、ソフトウェアのデモを見せてもらう為にバルセロナ市内の方のオフィスにお邪魔しました。
クライアントの具体的な課題をここで書くことはできませんが、先進的な製品やサービスほど、世の中に正しく価値を理解してもらうことが難しく、Pricingが課題となることが想像できると思います。
このコンサルティング・プロジェクトではエッセイを書き、更にクライアントに対するプレゼンを実施する必要がありました。エッセイの具体的な字数は決まっていませんが、私たちのチームは25ページくらい書きました。プレゼンは10分+Q&Aです。このプロジェクトは教授の評価が約8割、残りはクライアントです。
まだ成績は発表されておりませんが、クライアントの反応は上々でした。どうやらクライアントも私たちの提案に近い方向で検討していたらしく、このプロジェクトによって理論面での裏付けがされたことで、更に踏み込む自信が付いたようでした。
1週間くらい前にコンサルティング・プロジェクトまで含めて完了したので、内容をまとめたいと思います。
パート①に書いた通り、授業自体はものすごいインテンシブで、4日間しかなく、その後、1ヶ月くらいはコンサルティング・プロジェクトとしてクライアント企業と打ち合わせをしたり、チームで打ち合わせしたりしました。
MBAにおいてチーム作りは最重要事項の一つです。チームメンバーは学生が自主的に選ぶのですが、ここは完全アウェイのESADE Business Schoolなので、誰と組めば良いのか分かりません。幸い、同じクラスに留学前から知り合いだった日本人がおり、彼の誘いに乗りチームを確保することができました。メンバーはインドネシア人2名と私含む日本人2名の計4名です。インドネシア人の一人は銀行からの派遣、もう一人はITエンジニアで私費留学。もう一人の日本人は飲料メーカー出身の同じく私費留学。インドネシア人と日本人だけのチームはMBA生活で初めてです。
その後、チーム毎に希望するプロジェクトを教授に伝え、私たちのチームは生産管理ソフトを開発しているITベンチャーに対するコンサルティングを割り振られました。
(続く)
パート①に書いた通り、授業自体はものすごいインテンシブで、4日間しかなく、その後、1ヶ月くらいはコンサルティング・プロジェクトとしてクライアント企業と打ち合わせをしたり、チームで打ち合わせしたりしました。
MBAにおいてチーム作りは最重要事項の一つです。チームメンバーは学生が自主的に選ぶのですが、ここは完全アウェイのESADE Business Schoolなので、誰と組めば良いのか分かりません。幸い、同じクラスに留学前から知り合いだった日本人がおり、彼の誘いに乗りチームを確保することができました。メンバーはインドネシア人2名と私含む日本人2名の計4名です。インドネシア人の一人は銀行からの派遣、もう一人はITエンジニアで私費留学。もう一人の日本人は飲料メーカー出身の同じく私費留学。インドネシア人と日本人だけのチームはMBA生活で初めてです。
その後、チーム毎に希望するプロジェクトを教授に伝え、私たちのチームは生産管理ソフトを開発しているITベンチャーに対するコンサルティングを割り振られました。
(続く)
MBAの勉強も終盤に近付き、私費で留学しているESADE MBAの日本人と卒業後のキャリアについて話す機会が多くなりました。そこでたまに「MBAという学位はキャリアの選択肢を広めるはずが、実は狭めているのではないのか」という話題が出てきます。
なぜ、MBAがキャリアの選択肢を狭めてしまうかというと、本来やりたいことがあったとしても、MBAの受験及び留学に費やした費用が枷となり、より高い報酬が期待される一部の企業にMBA卒業後の進路が集中しがちなことを指しています。具体的には投資銀行、PE、外資製薬、外資コンサル等です。
勿論、最初からこれらの企業を目指していた人は希望通りの進路且つ高い報酬が待っているので問題ないのですが、これらの業界以外を目指していた人はどうなるのでしょうか?希望通りの企業に入社できたとしても、多くの企業ではMBA卒だから高い報酬を支払うということはありません。下手するとMBA留学中の期間が職業経験のブランク期間のように扱われます。
また、機会費用も考えないといけません。多くの日本人のMBA留学生は30代前半くらいで、大企業で元々それなりに高い報酬を受け取っていた人ばかりです。1年ないし2年の期間の中で受け取ることのできたはずの報酬の額はとても高いものになります。1年ないし2年の間に昇給もあったでしょう。MBA後の年収が多少上がったくらいでは取り戻せるものではありません。
さて、ここまでネガティブなことを書きましたが、言いたいことは、そもそも金銭的なリターンを目的としてMBAを目指すべきではないということです。金銭的なリターンを得たいのならMBAにかかる費用を全て株に投資した方が良いかもしれません。MBAを通して得られる経験及び仲間は貴重なものであり、中長期的に人生とキャリアに影響を及ぼすものです。
MBAを勉強するか否かは金銭的な成功ではなく、社会に対してどのようなインパクトを与えたいのか、10年後、20年後、どのようなビジネスパーソンとなっていたいのか、何によって覚えられたいのか、そのような視野で考えるべきです。
MBA留学前、私がMBAフェア(多数のビジネススクールが集まる合同説明会)に参加した際、Not-for profitで働くあるMBA卒業生に対し、「MBA卒業後、MBAでかかった費用を取り戻せましたか?」と伺ったところ、「君は人生の収支をプラスにする為に生きているのか?」と逆に問われたことを今でもよく覚えています。
なぜ、MBAがキャリアの選択肢を狭めてしまうかというと、本来やりたいことがあったとしても、MBAの受験及び留学に費やした費用が枷となり、より高い報酬が期待される一部の企業にMBA卒業後の進路が集中しがちなことを指しています。具体的には投資銀行、PE、外資製薬、外資コンサル等です。
勿論、最初からこれらの企業を目指していた人は希望通りの進路且つ高い報酬が待っているので問題ないのですが、これらの業界以外を目指していた人はどうなるのでしょうか?希望通りの企業に入社できたとしても、多くの企業ではMBA卒だから高い報酬を支払うということはありません。下手するとMBA留学中の期間が職業経験のブランク期間のように扱われます。
また、機会費用も考えないといけません。多くの日本人のMBA留学生は30代前半くらいで、大企業で元々それなりに高い報酬を受け取っていた人ばかりです。1年ないし2年の期間の中で受け取ることのできたはずの報酬の額はとても高いものになります。1年ないし2年の間に昇給もあったでしょう。MBA後の年収が多少上がったくらいでは取り戻せるものではありません。
さて、ここまでネガティブなことを書きましたが、言いたいことは、そもそも金銭的なリターンを目的としてMBAを目指すべきではないということです。金銭的なリターンを得たいのならMBAにかかる費用を全て株に投資した方が良いかもしれません。MBAを通して得られる経験及び仲間は貴重なものであり、中長期的に人生とキャリアに影響を及ぼすものです。
MBAを勉強するか否かは金銭的な成功ではなく、社会に対してどのようなインパクトを与えたいのか、10年後、20年後、どのようなビジネスパーソンとなっていたいのか、何によって覚えられたいのか、そのような視野で考えるべきです。
MBA留学前、私がMBAフェア(多数のビジネススクールが集まる合同説明会)に参加した際、Not-for profitで働くあるMBA卒業生に対し、「MBA卒業後、MBAでかかった費用を取り戻せましたか?」と伺ったところ、「君は人生の収支をプラスにする為に生きているのか?」と逆に問われたことを今でもよく覚えています。