英国Warwick MBA留学記 -13ページ目

英国Warwick MBA留学記

2014年9月から2015年9月まで英国Warwick Business SchoolのMBAに留学し、現在はスペインESADE Business Schoolに交換留学中。MBAや海外生活について綴りたいと思います。
ご質問等は(warwick.pandamaster*gmail.com)までお願いします。(*に@を入れて下さい。)

イギリスの経済誌The Economistが毎年発表しているMBAランキングでWarwick Business SchoolのMBAが世界18位になりました。

http://www.economist.com/news/business/21674822-which-mba-2015

前回の37位から19もランクを上げたことになります。また、並み居る強豪を抑えて欧州では5位、英国では1位となりました。

素晴らしい結果ではありますが、Warwickブランドが本当の意味で世界に浸透していくには、良い研究成果を世界に発信し続け、卒業生が社会に良いインパクトを与え続けることが必要です。現在のランクはこれまでの卒業生たちが頑張ってきたことによる結果であり、更なる飛躍の為には自分自身も含めて今後、卒業生となる世代が努力し続ける必要があるでしょう。


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9月最終週にDissertationを提出(オンライン)し、10月頭にClientに対する最終プレゼンをイギリスで実施しました。これにてMBA最大の山場であるProject & Dissertationが終了しました。まだ成績は発表されていないのですが、結果が楽しみです。

Dissertationを書き始めた頃は15,000文字という字数が途方もない量に思えましたが、最後は字数オーバーになりかけ、字数を増やせないかスーパーバイザーに交渉するまでになりました。忍耐強く指導して頂いたスーパーバイザーに感謝です。他コースでは印刷・製本したDissertationを提出する場合もあるようですが、MBAは企業の戦略に関わるConfidentialなプロジェクトが多いせいか、印刷・製本する必要はなく、オンラインでアップロードするのみです。

最終プレゼンはClient(英国政府系企業)のオフィスがある英国Loughborough University (ラフバラ大学)で実施し、商務2名、エンジニア2名の計4名の方に出席頂きました。同大学は工学系の名門校で、敷地内にエネルギー系企業が集まるScience Parkがあります。これまで紆余曲折はありましたが、Clientにリサーチ結果と提案内容について概ねご満足頂けたので良かったです。

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ESADEで受講する選択授業の第一弾としてPricing as Strategyを受講しました。マーケティングの一分野です。ESADEの学生によるとESADEはマーケティングに良い教授が多くいらっしゃるそうです。ESADEはEntrepreneurshipに強いイメージがあったのですが、意外でした。

教授は元LBSの教授で、Guest SpeakerはLBSの元教え子が多くいらっしゃいました。勿論、Creapolis(ESADEのStart-up向けオフィスビル)のStart-upからも多くのGuest Speakerがいらっしゃいました。Hotels.com、Uber、London Olympic Games Committeeの方々から実際に社会で使われているPricingを学べるのは楽しかったです。

本来、連続5日間(朝9時から夜6時まで)の講義なのですが、金曜日がカタルーニャ州の祝日だったこともあり、連続4日間となり、長い日は夜8時まで授業があったのでたいへんでした。

Pricingの手法はたくさんあります。身近なものとして、Promotion(値引き)が分かりやすいと思います。Promotionを使えば、一時的には売上が伸びるかもしれませんが、元の値段に戻った時に売上は落ちます。場合によってはPromotion前よりも売上が落ちてしまうかもしれません。また、顧客が値引きに慣れてしまう可能性もあります。では効果的にPromotionを行うにはどのようにすれば良いのでしょうか?

そもそもPromotionは行うべきなのでしょうか?値引き合戦が続くと自社も競合他社も共倒れになる可能性があります。しかし、自社だけPromotionを止めると顧客は競合他社に流れてしまいます。また、競合他社と価格について相談するのは違法です。合法的に値引き合戦を止めるにはどうすれば良いのでしょうか?

航空券などでは早く購入する顧客には安く、ぎりぎりで購入する顧客には高く売る手法がよく使われています。学割など、顧客の収入で値段に差をつける手法もよく使われます。他にどのような手法があるのでしょうか?同じ製品・サービスでも顧客によって値段を変えることで、顧客はどのように感じるのでしょうか?(不満?納得?)

また、安い競合他社が参入した時に、自社の売上を維持するにはどのようなPricingを行うべきでしょうか?また、従来とは違う方法でPricingすることで売上を伸ばすことはできないでしょうか?コーヒーではなく、時間で課金するカフェなんかもあります。顧客はコーヒーを飲みに行く目的よりも良質でクリエイティブな時間を過ごす目的でカフェを訪れる、と仮定した場合、時間で課金する手法は顧客にとって合理的かもしれません。でも単純に変動費と固定費に利益を乗せてコーヒーに対しPricingする場合と違い、どのように時間に対しPricingすればコストを回収した上で利益を出せるのでしょうか?


顧客にとってのValue及び顧客のWillingness To Pay(支払い意欲)はどのようにして見つけ出すことができるのでしょうか?その2つを見つけ出すことができれば、値上げの余地があるかもしれませんよね。

Pricing手法の効果はどのように測定すれば良いでしょうか?売上は色々な要因で上下するので、Pricing手法を導入した結果を分析するのは簡単ではありません。

この授業はAttendance(出席+授業中の発言)、Pricing Dilemma(個人課題)、Pricing Intervention(グループ課題)の3つで評価されます。Pricing Dilemmaでは「本質的には同じ製品・サービスなのに、値段が違うもの」を探し出し、値段の違いの理由を分析します。過去に「男性用カミソリと女性用カミソリは本質的に同じものなのに、なぜ値段が違うのか」について分析した学生もいたそうです。Pricing Interventionでは各グループがStart-upや大企業のSpin offの中から1社を選び、様々な分析を行った上で、その企業に対しPricingに関する提案をします。実践的にPricingを学べるチャンスなのでとても楽しみです。


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