お越しいただきありがとうございます。
数日前にクーラーが故障し日中もアイスノンが手離せないしろくろです。
どうしてこのタイミングなん、だろうと・・・。
修理も考えましたが購入してからかなり経っているのできっと買った方が安いんでしょうね。
なんとか残暑は扇風機とアイスノンで頑張ろうと思っています。
今年はパソコンも壊れ、つづいてエアコン。次は・・・何も壊れなければと思っています。
はぁ~この暑さはいつまで続くのでしょうね。
さて、今回のお話は少し“夏”らしさを取り入れて見ました。
韓国では着ることは無いのでしょうが、どうしてもミニョに浴衣を着せたくてわざわざこのテーマを作ってお話を書き始めました。
*****アメンバー申請をしていただいている方へ(お願い)*****
現在数名の方が未承認のままとなっております。
ブログのサイドバーに記載しておりますが申請の際には、
・年齢(18歳以上の方)
・私のお話を読んでの感想
以上二点をメッセージにて送信くださいますようお願いします。
メッセージをいただけないと承認も出来ず、更に申請から二週間を過ぎると申請が消えてしまう事もあるようです。
(未だ二週間を超えた事がないので本当に消えるのか分かりませんが)
お心当たりの方は宜しくお願いします。(読んで下さっている事を願って)
ではお話に。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆゚・:,。゚・:,。
ジェルミとミナムはパーティー会場に決めていた5階建てのビルを下から眺め店の中に入って行った。
二人は夏フェス参加が決まり同じ日に花火が上がると聞いた時から夏フェスの打ち上げを兼ねパーティーをしようと場所を探していた。
万が一雨が降って花火が中止となってもパーティーは出来るように屋上に繋がったレストランを予約していた。
レストランの部屋全体を見渡し、今日参加する人数でも十分余裕があると二人はホッとしていた。
屋上部分に出ようとするとユ・ヘイが事務所の女の子達と一緒に到着し、屋上からの景色を満足そうに眺めていた。
室内に戻るとちょうどテギョンとシヌ、マー室長が到着し、片付けで遅れているワン・コーディ達以外の参加者が全員揃った。
テーブルは大きく二つに分けられ入り口から離れ、レストラン全体を見渡せるテーブルにはテギョンをはじめ“A.N.JELL”のメンバー、そしてユ・ヘイと同じ事務所の後輩の女の子数名が同じ席に。
もう一つのテーブルは練習生の男の子達とヘイの事務所のデビューしたばかりの女の子達だった。
ミニョ達が遅れているがどの位の時間で到着するか全く分からないと、先に始めようとジェルミとミナム2人がパーティーを始める為に皆の前に立った。
「みなさん、今日はお疲れ様でした♪
夏フェスも無事に終わり今日は皆で楽しく、そして花火を見て盛り上がりましょう」
二人の発声で全員が乾杯をし、それぞれのテーブルに並べられた料理を食べ始めた。
テギョンがいるテーブルではヘイの事務所の女の子がこの機会に色々聞いてみようと質問するが面倒くさそうにテギョンは頷くだけで、シヌも当たり障りのない返事をしていた。
ミナムは専らユ・ヘイの相手をしながら女の子達の質問に面白ろおかしく答えていた。
テギョンにした質問をミナムが代わりに答え“余計な事を言うな”と何度も睨まれていた。
質問をして快く答えてくれるのがジェルミだけで一人で女の子達の相手をしていた。
テギョンたちのテーブルに座れなかった女の子達は羨ましそうに奥の席に座った先輩達を見ていた。
本当は“A.N.JELL”のメンバーと同じテーブルが良いと思っていたが、さすがに先輩を差し置いて同じテーブルに行く事は不可能だと彼女たちも分かっていた。
花火が上がると全員が外に出る事になるからその時に話しかけようとチャンスを狙っていた。
最初、女の子達の話題はメンバーの事が知りたいとその質問ばかりで同じテーブルの練習生達は少し面白くなさそうにしていた。
それでも時間が経つと練習生とデビューしたばかりの女の子達はお互いの事務所の話や仕事での失敗、日頃のトレーニング方法、デビューしてからの苦労話で盛り上がっていた。
ミナムが席を立つとテギョンの横にビールを持ったヘイが座った。
「大事な彼女はまだ来てないのね」
周りの騒がしい声で他の人に聞かれることはないと思ったがテギョンだけに聞こえるよう耳元で囁くと眉間に皺を寄せヘイを見た。
「偶然会場で見掛けた時に泣いてたわよ。あの子もよく我慢してるわ。
だから教えてあげたの、“男はファン・テギョンだけじゃないって言ってごらん”て。
言えなさそうだから今度私がもっと良い人を紹介してあげようかと思って。
色んな人を見た方がファン・テギョンの良さがわかるかもしれないわよ。
あっ、むしろダメな所が分かったりして・・・どうする?」
からかう様なヘイの言葉に“余計な事をする必要はない“と不機嫌そうに答えた。
ミニョが泣いていた事はテギョンも分かっていたしとりあえずあの場所で解決したものだと思っていた。
もしヘイが誰かを紹介しミニョがそっちを選んだらどうしようかと考えた。
(ヘイがこんな事を言い出すのはミナムが俺とあいつが付き合うのをやはり反対しているという事なのか・・・?)
店の中が騒がしくてもテギョンの頭の中は遅れているミニョの事だけだった。
テギョンがつまらなそうにビールを飲んでいると入り口の方が騒がしくなった。
仕事を追えたワン・コーディと今日“A.N.JELL”のヘアメイクを担当した女の子達、そしてミニョが全員違った色やデザインの浴衣に下駄を履き、髪を上げて涼しげに装っていた。
予想もしていない浴衣姿に入り口近くの練習生達は声を上げ、一番前に立っていたワン・コーディは満足気に自分以外の女の子の浴衣姿を順番に披露していた。
一番最後に紹介されたミニョは恥ずかしくて顔を上げる事も出来ずテギョンがどこにいるのかも探せなかった。
浴衣で来ることを聞かされていなかったメンバー達もビックリし、ジェルミはワン・コーディ達の所に駆け寄り“凄く可愛い”と何度も言っていた。
浴衣姿のミニョにテギョンは驚きビールを飲む手を止めゴクリと喉を鳴らしていた。
遅れて来たワン・コーディ達は練習生達のテーブルに座り、ミニョはもう一つのテーブルにいるテギョンの姿を探していた。
テギョンを見つけ目が合うと自分の姿をどう思っているのか気になり恥ずかしそうに下を向いた。今は近くに行く事も出来ず隣に座った練習生にビールを勧められテギョンの視線を気にしながら一口だけ飲んでいた。
「ヒョン、ビックリしたでしょ?。ミニョが来た途端そっちしか見てないもんね。
本当は隣に座らせたいんだけどヒョンとの事知らない人の方が多いから今は我慢してよ。
暗くなって花火が上がれば一斉に外に出るからその時がチャンスだよ。
ミニョにもそう言っておくよ。みんな花火に夢中でヒョンの隣にミニョが並んでいても不思議に思わないよ。
後はヒョンがここにいる女の子から逃げられるかだね」
いつも間にかテギョンの後ろに立ち耳打ちした。
ミナムの言うとおり外に出るタイミングで声を掛けようと思ったが屋上を見ると照明も少ない場所でミニョを探し出せるか心配になっていた。
(あいつから声を掛けてくれば良いがこの雰囲気で声を掛けてくれるだろうか・・・)
ミニョが声を掛けて来ないようであればメンバーに頼んで呼んで来てもらうしかない。
外が少しずつ暗くなり始め花火が打ちあがる時間が近づいてきた。
少し離れた席にいるミニョがどうしても気になりお酒に弱いミニョを心配そうに見ていた。
「ヒョン、女の子達がいるんだからもっと優しい顔しないと。ミニョは大丈夫だよ。
自分でお酒は弱いと分かっているから余り飲まないと思うし、今日はヒョンもいるからミニョも安心してるよ」
同じテーブルなら心配になるような事はさせなかったと。
外が完全に暗くなり一番最初の打ち上げ花火の音が大きく響くと店の中で大きな歓声が上がった。
外に出て花火を見ようとテギョンやシヌの両腕を女の子達が掴んで屋上に連れ出した。
出て行くテギョンを見てミニョがいきなり立つと一口飲んだお酒で酔ったのか体がふらついた。隣に座っていた練習生に支えられているとミナムが心配そうに近付きミニョの腕を掴んだ。
「大丈夫か?。これ以上飲むなよ、ヒョンが心配してるから。
外は暗いからお前が何気に声を掛ければ良いよ。ヒョンは確か暗い所は見えなかったよな。
頑張れよ」
皆に気付かれないよう小声で呟くとミニョは恥ずかしそうに頷いた。
屋上に出る大きな窓からテギョンを見つけようと花火が打ち上げられる方向に並んでいる背中を見回した。
長身のテギョンは直ぐに見つけられたが両隣にピッタリと寄り添っているヘイの事務所の女の子達を見るとミニョはその場から踏み出しテギョンに声を掛ける事が出来なかった。
(私から声を掛けないとオッパは気付いて下さらないですよね。分かっているけどあの場所に行ってオッパに声を掛ける勇気はないです。
そばに行って何と声を掛ければ良いんでしょう?)
一歩を踏み出せないミニョは自分が来るべき所では無かったのではないかと思い始めていた。
(浴衣を着てオッパと一緒に花火を見ようと思った私がバカでした。
他の人もいると分かっていたら来なければ良かった。
オッパの隣に他の女の人が立っているのを見たく無かったです)
目の前にいる真っ直ぐ前を向いて花火を見ているテギョンの背中を見つめていると涙が溢れてきた。
飲み物を取りに部屋に入ろうとした練習生に泣き顔を見られると思い慌てて化粧室に駆け込んだ。
興味の無い花火を見ながらミニョが声を掛けて来るのを待っていた。なかなか声を掛けにこないミニョを探そうとテギョンは両側の女の子達の腕を払い歩き出そうとしていた。少し歩き出しすれ違う人にぶつかり、頭を下げ明るいレストランに一度戻ろうとしていた。
「ミニョ、見つからないんだろ?。俺がちょっと探して来る」
部屋の中から屋上を見ているテギョンにシヌが声を掛けて来た。
暗い屋上ではどうする事も出来ないテギョンはシヌが戻ってくるのを待つしかなかった。
ミニョを探しに行ったシヌが戻り屋上にはいないと首を振った。
テギョンはレストランの中を見回しミニョがいないと分かると化粧室に向かった。
化粧室に駆け込んだミニョは鏡に映っている自分の姿を見て呟いた。
「堂々とオッパの隣にいても恥かしくない女性になりたい・・・」
考えれば考えるほど余計に悲しくなってしまう。
今すぐテギョンのいる屋上に戻る勇気もなかった。
もしいない間にテギョンが探していたら・・・。
そう思い化粧室から出ようとするとミニョの体が揺れ壁に手を付いた。誰かを呼ぼうとしても声を出す事も出来ない。
その場に座り込み誰か気付いてくれるまでこのまま待つしかないと思っていた。
大きく息をして“ちょっと酔いがまわったのかも”と苦笑いしていたが、呼吸が少しずつ速くなり意識も薄れていった。
化粧室に向かうまでミニョに会わず女性用の化粧室のドアを開けて良いのか迷った。
ドアの前で行ったり来たりしてみたが誰も出てこないのでミニョの名前を呼びながらゆっくりと化粧室のドアを開けてみた。
もう一度ミニョの名前を呼んでも返事がない。今度は大きくドアを開け中を覗いてみた。
シーンとした化粧室にすれ違いで屋上に戻ったと思い出ようとした時,,壁に寄りかかるように座り込んだミニョを見付けた。