お越しいただきありがとうございます。


昨日更新するつもりでしたが、家族がお休みで家にいるとパソコンを開けていると何を書いているのかどうも気になるようでちょくちょく覗かれてしまうんですよね。(読まれている雰囲気が分かるんです)

見られると恥ずかしいので合間を見て少しずつ書いていました。

結局、諦め今日になりました。


相変わらず進んでいませんがお付き合いくださいませ。


ではお話に。

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メンバーがそれぞれ自分達の部屋に戻ると



「私、これからシャワー浴びて着替えようと思ってます。

そのあと・・・オッパのお部屋にお邪魔しても良いですか?」

恥ずかしそうにテギョンに聞くとミニョのスーツケースを持って歩き出そうとしていた。


「オッパ、それ何処に持って行くんですか?。それがないと私着替えが出来・・・」

テギョンの腕を掴んで引き止めた。


「シャワーと着替えなら別にここじゃなくても良いだろう?。お前一人部屋に残して、また倒れたらどうするつもりだ?。

俺と一緒にいればお前に何かあった時直ぐにわかるだろう?。

俺の部屋に来るのが嫌なら鍵を俺に預けろ。いざという時お前の部屋に入れないと困るから。

別にフロントに電話して開けてもらっても構わないがその時どうして俺がお前の部屋を開けて欲しいのか不思議に思うだろうけど」

意地悪そうな顔をしてミニョを見た。


「病院でたくさん寝たから絶対大丈夫です!。絶対に倒れたりしませんから」

テギョンの両手を握り下から見上げ甘えるように言った。


「お前忘れたのか?。

昨日、ちゃんと食べておけと言った時“大丈夫です!”とお菓子を出して見せ倒れたのは何処の誰だ?」

少し声を荒げたテギョンにミニョは昨日の事を思い出しシュンとした顔をして俯いた。


「オッパァ・・・」

テギョンの睨むような目つきにミニョは手を離し、渋々テーブルに置いていた鍵を握り締めテギョンの後ろをついて行こうとした。



「でも・・・。私がオッパの部屋に入る所を誰かに見られたらどうするんですか?。


私が間違ってオッパの部屋に入てしまった事にしますか?私なら有り得ますものね」

テギョンは首を振りミニョの言葉を最後まで聞かずミニョの荷物を持って部屋を出るとミニョは置いていかれないように慌ててテギョンを追いかけた。



誰にも会う事なくテギョンの部屋に着くとミニョにホッとした顔をしていた。テギョンはミニョに先にバスルームを使うように言った。



「私は後でいいです、オッパお先にどうぞ。そのあと少しでも休んでください。私のそばにいて下さったから眠ってないですよね。


でも・・・ルームサービスが来る前には起きて貰えますか?。私が受けるとるわけにはいかないですから」

テギョンの背中を押してバスルームに連れて行こうとした。


「俺よりお前の方が準備もあるから時間が掛かるだろう?」

ミニョは荷物も整理をしたいからと嫌がるテギョンをなんとかバスルームに入れた扉に背中を付け大きく息を吐いた。

テギョンがいなくなるとミニョは病院から持って帰ってきた紙袋の中から浴衣を出した。


「ちゃんとオッパに見せたかったけど・・・。自分のせいですから仕方ないです。

今度二人で花火を見に行こうと言って下さったからそれまで浴衣の着方を忘れないようにしておかないと」

明るく言ってはみたが倒れてしまった自分が情けなかった。ミニョの為にミナムやワン・コーディにも迷惑を掛けた。


「色々助けていただいたのに・・・。やっぱりオッパに内緒はいけないという事なんですね」

ミニョはまだテギョンに内緒にした事があった。今のところは気づかれていないからこのまま黙っていれば大丈夫かな?。それとも自分から言った方が良い?。

もし私から言って“それがどうした?”と言われたらその後続ける言葉もないですし・・・。

余計な事を言って気分を悪くさせてしまったらいけないし」

ミニョは着替えを出し、浴衣を皺にならないように入れてテギョンが出てくるのを待っていた。

静かな部屋の中でスーツケースにもたれているとウトウトし始めた。眠っているのに気が付くと慌てて頭を振り目をパッチリと開けテギョンにばれないよう姿勢を正して待っていた。


「早く入れ」

濡れた髪を拭きバスローブ姿で出て来たテギョンはミニョに声を掛けると着替えを抱えてバスルームに入って行った。

テギョンは冷蔵庫から水を出し飲みながら食事を済ませた後、ミニョとどうしようか考えた。


「今日まで部屋は取ってあるからこのままここに泊まっても良いし。

ここにいるとジェルミが煩いか・・・。早めに帰って家でのんびり過ごすのも良いしなぁ。

シャワーから出てきたら聞いてみるか」

テギョンはソファーに座ってミニョが出てくるのを待っていた。


昨日、ホテルに帰れなかったのでゆっくりとシャワーを浴びようと思ったが横にあるバスタブに目が行くと


「長い時間じゃないからお風呂に入っても大丈夫ですよね」

少なめにお湯を張り体を伸ばして入っていた。温めのお湯で気持ち良くなるとミニョの瞼がだんだん重くなってきた。


「たくさん寝たのにまだ寝足りないのかな?。でも何かあったらオッパがいらっしゃるから大丈夫。

でもこの格好で倒れたら・・・。絶対に恥ずかしいです」

頭の中で裸のままの自分をテギョンが抱きかかえているのを想像し両腕で胸を隠し首を大きく左右に振った。

二度も倒れるわけにはいかないし一緒の眠った事のあるテギョンでも見られたくはない。


ゆっくりお風呂に入ることを止め、急いで出ることにした。髪をドライヤーで乾かし薄く化粧をしてバスルームを出て行った。



「遅くなってすみません」

テギョンに声を掛けたが返事がない。ベッドルームの扉を開けてそっと中を覗いてみてもテギョンの姿はなかった。

スイートルームの部屋の中を探してみるとソファーで腕を組んだまま眠っているテギョンを見つけた。


「オッパ、お疲れですよね。

昨日はありがとうございました。いつもは恥ずかしくて・・・」

テギョンの前に膝をつきそっと頬に触れた。ゆっくりと指でテギョンの唇をなぞり優しく触れるようなキスをした。

唇を離すと恥ずかしそうにテギョンの横に座り肩に寄りかかった。


「オッパ、ちょっとだけ肩をお借りします」

眠っているテギョンに囁くとミニョもいつの間にか眠ってしまっていた。



体の半分に重みを感じ、目が覚めたテギョンはゆっくりと目を開けると自分に寄りかかるように眠ってるミニョを見た。

組んでいた腕をミニョの肩に廻しミニョの寝顔を覗いた。


「結局はお前もまだ眠かったんだな」

起こさないようにそっとキスをした。唇に感触を感じたのかミニョは口を動かすとテギョンは反対側を向いて口に手を充て笑った。

時計を見るとジェルミが言っていた9時まであと少し。間に合ったとテギョンは名残惜しそうにミニョの体を自分から離しソファーに寝かせた。

着替えようとソファーを立ち上がるとベルが鳴った。ルームサービスが来たと思いドアを開けるとミナム達三人が立っていた。


「ヒョン、ミニョの部屋に寄って来たけどいないよ。何処に行ったんだろう?。

時間は分かってるから自分で来るよね」

ミナムが聞くとテギョンがここにいると後ろを振り向いた。

バスローブ姿のテギョンを見て、目の前のテギョンを押しのけジェルミとミナムが勢いよく部屋の中に入っていくとソファーで横になり眠っているミニョの姿を見つけた。

頭の下に手を置き口を動かしながら眠っているミニョを見て三人は声を出さずに笑っていた。


「ヒョンの姿を見たらちょっと焦ったけどこんな状態じゃねぇ」

ミナムがミニョの名前を呼び肩を揺らすとミニョがゆっくり目を開けた。目の前にシヌ、ジェルミ、ミナムの顔が見えると慌てて体を起こしソファーに正座をして恥ずかしそうにスカートを直していた。

直ぐにキョロキョロと部屋の中を見回し三人の後ろにいるテギョンの顔を見つけるとホッとしたようにニッコリ微笑んだ。

テギョンを見つめるミニョを見てジェルミは拗ね、シヌは笑っていた。


ルームサービスが来ると五人は一緒に食事を始めた。

ミニョが倒れた事を知らされなかったジェルミは特等席だと言われミニョの横に座りご機嫌だった。テギョンは目の前に座り面白くなさそうに食べていた。


「ヒョンが朝食食べるなんて珍しいね」

ミナムがテギョンを見ながら言うとシヌとジェルミが頷いた。


「そうですよか?。

パンにするとオッパは食べていただけるんですよ。だからうちではいつもパンを出すようにしているんです」
ミニョがテギョンを見ながら嬉しそうに言った。


「うちで?。


いつも?」

ジェルミとミナムが同時にミニョに聞くと“いつもです”とミニョは頷いた。

悪気がなく普通に話すミニョを正面から睨み“余計な事を言うな”と小声で言うとミニョは肩を竦めテギョンに謝った。


「そんなにミニョの所に行ってるの?。事務所で仕事するって言ってるのは嘘なんだ」

疑いの目でミナムはテギョンを見た。


「ミナムオッパ、テギョンオッパに失礼です。うちには数えるほどしか来て頂いてないです」


「ふぅ~ん、数える程ね・・・」

ミニョとミナムのやり取りを黙って聞いていたテギョンは手に持っていたフォークを音を立てて置くと二人は体をビクッとさせバツの悪そうな顔をした。

嘘のつけないミニョは聞かれる質問に普通に答えてしまう。それを見越してミナムもわざと聞いてくる。

黙って見ていたシヌはテギョンを剥きになって庇うミニョを微笑みながら見ていた。

そして話題を変えようとミニョに聞いてきた。


「ミニョ、今日はどうするの?」

ミニョは思わずテギョンの方を見て目で問いかけた。


「食事が終わってから考える。ミニョの体調次第だ」

それだけ言うと席を立ちベッドルームに入って行った。

自分達のせいでが食事の途中で席を立ったと思ったミニョは心配そうにテギョンの入って行ったベッドルームを眺めていた。


「テギョンは大丈夫だよ」

シヌが慰めるとミニョは頷きながらまだテギョンの入って行った部屋を見つめていた。

お越しいただきありがとうございます。


「ラブレイン」終わってしまいましたね。

私は毎回録画をし休みの日にはオンタイムで見れる部分だけ見て(録画してあるから途中で他の事をしてしまう)飛び飛びで見ておりました。

完璧に見ていないので未だドラマに嵌りきっておりません。むしろどうしてもグンソクssiの隣にはシネちゃんにいて欲しいという願望が強いんでしょうか?。

少女時代のユナちゃんも可愛かったですけど・・・。

私にはやはり「イケメンですね」が余りにもインパクトが強すぎたようです。

外見はジュンが好きだけどイナの物静かな感じも良いし・・・。

でもやっぱりテギョン(を演じてるグンソクssi)が一番好きだと改めて感じました。

またこのお話を書く為に、再度本編を見直してみようと思います。



今回はミニョの“浴衣”に纏わるお話にしました。

ご承知の通り、ここに書かれているのは私の妄想ですのでご理解のうえお読み下さいませ。

ちょっと違う?というクレームは出来ればご遠慮頂けると助かります。

そんな時は寛大な心でスルーして下さい。



ではお話に。



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眠りの浅いテギョンはドアを叩く小さな音で目が覚めた。

頭を軽く振りミニョが目を覚ましてないか確認し、後ろを振り向くとドアを開け部屋の中に入ろうとしていたミナムと目が合った。


「あぁ、コ・ミナムか・・・」

ミニョの事が心配でパーティーが終わればきっと来るだろうと思っていた。


「ヒョン、遅くなってゴメン」申し訳なさそうに頭を下げた。


「気にするな、明日の朝にはホテルに戻ろうと思っていたからその時でも良かったのに。

まだ眠ったままなんだ。顔を見れば少しは安心だろう?。

ちょっとコーヒーを買って来る」

ミナムがゆっくりと出来る様にテギョンは部屋から出て行った。ミナムはもう一度頭を下げ今までテギョンが座っていた椅子に腰を下ろしミニョの顔を眺め点滴の針の刺さった細い腕をそっと握った。


「ミニョ、ゴメンな。お前が喜ぶと思ったけど逆に無理させちゃったな。

お前の役に立ちたいと思ってもお前に迷惑ばかり掛けてる。

お前を見つけてくれたのがヒョンで良かった」

ミナムは眠っているミニョに謝った。しばらくミニョの顔を見ていたがなかなか部屋に戻って来ないテギョンを探しに部屋を出た。



わざと時間を掛けてコーヒーを買ってきたテギョンはミナムの分を渡し、部屋の前の椅子に二人並んで座った。


「ヒョン、ライブで疲れてるのにミニョに付添ってもらって本当にありがとう。

この後は俺が残るからヒョンは帰ってホテルで休んでよ。ミニョが目が覚めたら一番最初にヒョンの所に行かせるよ」


「いや、俺は大丈夫だ。俺がミニョのそばにいたいんだ。もしお前が許してくれるならそうさせて欲しいんだ」

テギョンはミナムに頭を下げた。


「俺は・・・ヒョンが大丈夫なら逆にお願いしたいと思っていたんだ。ミニョが目を覚まして一番最初に会いたいのは俺ではなくてヒョンだと思うから。


でもヒョンがミニョの付添いしていると病院のスタッフの人たちに変に思われて困るんじゃないの?。

“A.NJELL”のリーダーだって誰だって気が付くしミニョがヒョンの何なんだろう?って噂になると大変だと思う。

それを考えれば俺が付いていても家族だから変だと思われないし」


「俺はいつだってミニョを家族だと思っている。ミニョやお前の許可を貰っていないが・・・。そう思って俺はここにいるつもりだ」

テギョンは何度もミニョとの事を社長に話し、公表したいと思っているがミニョがなかなか首を縦に振ってくれないとミナムに話した。


「しょうがないよ。ヒョンと俺達とでは育った環境や考え方も違うんだもん。事務所やグループでヒョンは大事は人だし。ファンの事を考えればそう簡単には返事は出来きないよ。

ヒョンの事を傷つけたくないから安易に返事はしないでいると思うんだ。きっといつかはミニョの方がヒョンと離れたくないっていう時が来ると思うからそれまで待ってて欲しいんだよ。

ミニョがヒョンの事一番大切に思っているのを俺は分かっているし。


あぁ~、長く一緒にいた兄より一か月一緒に過ごしたヒョンを選ぶんだよな。仕方ないか」

ミナムの溜息交じりの言葉にテギョンは嬉しさを隠しながら頷いた。



話が途切れた時、看護師がミニョの様子を見に来た。ミナムが慌てて椅子から立ち上がり頭を下げた。


「遅くなってすみません。妹がお世話になって・・・」

挨拶をされた看護師は手に持ったカルテでミニョの名前を見るとテギョンが“家族のようなもの”と言った意味が分かったと納得したようだった。

二人の顔を見てミニョの点滴が終わってるかを見に来たと言い部屋の中に入って行った。

暫くすると空の容器を手に持ち、後は目が覚めるまで待つように言われ二人はホッとしていた。


「今のでヒョンがミニョに付き添ってきたのもおかしくないって思ってくれたかな?」

テギョンとの事でミニョがマスコミから追われる事をどうしても避けたかった。





「そういえばシヌが浴衣の事を言っていたがあれはどういう事なんだ?」
シヌがミニョの着替えを持って来た時に言った言葉を思い出しミナムに聞いてみた。


「浴衣姿をヒョンに見せたかったって事でしょ?


四人でいる時にミニョが俺に電話してきた時の事覚えてる?」

そう言ってミナムは静かに話し始めた。



<夏フェス前>





「ミナムオッパ、今日うちに寄れませんか?」

珍しくミニョが電話をしてきた。声の感じでは相談事ではなさそうだ。


「夜になるけど良い?。遅くならないと思うから」

四人一緒にいる時に電話を取ったミナムはテギョンを見たが、最近はミニョからの電話に反応しなくなっていた。たぶん仕事の合間に小まめに連絡を取り合っているんだろうと。

テギョンの代わりにジェルミはミニョと電話で話をしているミナムの耳元に近寄り話の内容を聞こうとしていた。

ミナムはわざと携帯電話を持ち替え反対側の耳に当て話をするとジェルミは小声で“ケチ”と呟きミ頬を膨らまし元の場所に戻った。

電話を切ったミナムを恨めしそうに見ているジェルミが再びすり寄りミニョの家に行くのかと尋ねてきた。


「行くけど一緒には連れていけないなぁ。今度ジェルミがいる時に遊びに行くように言っておくよ」

近いうちに来て欲しいと何度もミナムにお願いしていた。


遅くなると思っていた仕事が思ったより早く終わるとミナムは三人より速く出て行った。ミナムの後姿を見ながらテギョンはどうしてミニョが電話を掛けて来たんだろうと考えていた。


(まぁ、ミナムが帰った後位に電話をしてみれば分かる事だ。特に問題ない)

自分の中で納得しようと思っているがやはり気になって仕方なかった。





ピンポ~ン♪




インターホンを押して来客を確認するとミナムだった。急いで玄関に行き鍵を開けるとミナムはミニョの姿を見て目を丸くした。


「お前なんでそんな格好してるの?」

白地に大小の赤と薄いピンクのバラの花の模様入った浴衣に赤い帯を締めたミニョを上から下まで眺めた。


「今、着る練習をしていたんです」

何度も練習していたのかミニョは顔に汗をかいていた。

きちんと帯まで結んだ浴衣姿のミニョの後ろを付いてリビングに入り改めてミニョに聞いてみた。


「今日、俺に電話してきたのは浴衣姿を見せたかったから?」


「そんな事でうちに来てもらったんじゃないです」

ミニョが頬を膨らましミナムを見た。


「今日、お出掛けしてお菓子を買ってきたんです。デパートの催事場で“日本のイベント”をやっていたんです。何日か前から買ってオッパに届けようと思っていたんですけどやっと今日買えたんです。

涼しげで美味しそうでしょ?。色んな種類を買って来ましたから合宿所で食べて下さい」

買ってきた和菓子の箱を開けると種類も豊富で一口で食べられそうなお菓子がきれいに並んでいた。


「ミニョの分は?」

冷蔵庫の扉を開け大事そうに小さめの箱を持って来た。中を覗くと一人では食べきれない量のお菓子が並んでいた。


「まさか全部一人で食べようと思ってるんじゃ・・・」

ミニョは首を左右に大きく振り恥ずかしそうに“オッパと一緒に食べようかと・・・食べて下さるかわかりませんが”と呟いた。改めてミニョの手にある箱の中を見ると全部二個ずつ入っていた。

和菓子を渡す為に呼ばれたのは分かったがミニョがどうして浴衣を着ていたのか聞いてみた。



「和菓子を買ったイベントでは日本の観光地の紹介や工芸品や食品も売ってたんです。だから美味しそうなお菓子を買ってきたんですけど。

そこで着物や浴衣も紹介してたんです。ちょうど夏で日本だと花火大会の時、浴衣を着て見に行く人が多いそうなんです。

そこで色んな色や柄の浴衣が置いてあって気に入ったものがあれば着せて貰えて写真も撮ってくれるんです。時間があったし興味があったから着せて貰ったんです」

ミニョがそこで撮ってもらったという写真を恥ずかしそうに出してミナムに見せた。今ミニョが来ている浴衣の色・柄も違うが凄く似合っていた。


「ただ日本でも着る機会もあまりないのに韓国ではもっと少ないから本当に欲しいと思ってから買った方が良いですよって。それに着せてくれる人が近くにいれば良いけどいないなら自分で着れないと勿体ないと言われて・・・。


今は着る予定もないけどいつかオッパと花火を見に行けたらその時に着て見せたくって。

浴衣が自分で着れたら日本に行った時に役に立つかもしれないでしょ。

イベント期間中、着付けも教えてくれるみたいだったから教えて貰ったんです。

最初は時間が掛かったけど何度もそこで練習したらだいぶ早く着れるようになりました。

オッパに見せたら“似合わない”って言われそうですけど」

着ている浴衣の袖を伸ばしてミナムに見せた。

結局、ミニョは浴衣に必要な物も含めイベントで紹介して貰ったお店に行って必要な物を買って来たと話した。


「そうなんだ・・・。いつ着れるか分からないけど練習していたって事か・・・」

ミナムが何かを考えているような顔をした。


「ミニョ、浴衣の話はヒョンにした?。もし話してないなら内緒にしておけよ。

今度俺たち夏フェスに出ることになっているんだ。もしかしたらその時花火が上がるかもしれないからその日空けといて。向こうで落ち合うことも出来るし。

ちょっと調べておくよ。それはわかったらまた連絡するよ」

そう言ってミナムは合宿所に帰って行った。



テギョンは思い出したと何度も頷いた。



「ミニョがヒョンに浴衣姿を見せたいって汗かきながら練習してたのを見てその場は“そこまでしなくてもいいじゃん”って笑ってたけど、そこまで一生懸命なミニョが可愛くて・・・。

何とかミニョの願いを叶えてあげたかったんだ。


夏フェスの日に花火があがるのが分かったからヌナに話をしたら快く引き受けてくれて。せっかくだからイベントのお手伝いもさせようって。ヒョンには絶対にばれると思ったけどあんなに早くにばれるとは思ってなかったよ。ミニョの事いつも見てるし妙に動きが変だから気づいたよね。


パーティーの時、ミニョ一人が浴衣だと目立っちゃうからヌナがその日のヘアメイクの女の子の分の浴衣も事前に借りて用意してくれたんだ。


でもヒョンに見せたくて着たのに倒れちゃうんだもんね」

ミニョらしいとミナムは苦笑いしていた。テギョンは自分に見せたいと一生懸命練習していた事を思うとミニョの浴衣姿を見てやれず申し訳ないと思っていた。


「お前にも色々と気を遣わせてしまったな。

俺がもっと気を配ってあげればこんな事にもならなかったしミニョの浴衣姿もちゃんと見てやれたのに・・・」


「ミニョが一番残念に思っているはずだから今年じゃなくても良いからいつか見てあげてもらえるかな」

テギョンは眠っているミニョの顔を見ながら頷いた。

ミナムはテギョンに付添いを頼みホテルに帰って行った。




ミニョの浴衣を膝に乗せ顔を眺めていると瞼が少し動きゆっくりと目を開け始めた。


「コ・ミニョ分かるか。気分は悪くないか?」

手を握りミニョの顔を覗き込みながら名前を何度も呼ぶとテギョンの声のする方にゆっくりと顔を向けた。自分がどこにいるのか確認しようと部屋の中を見ていた。


「オッパ・・・ここは・・・?」

最後の記憶を思い出そう顔を顰めた。


「病院だ。化粧室で倒れていたのを見つけて俺が連れて来た」

起き上がろうとするとミニョの背中にテギョンは腕を回しゆっくりと体を起こし、枕を背中にあて楽に座れるようにした。

ミニョがテギョンの顔を見ると泣き出しそうな顔をして胸にしがみついてきた。


「オッパ、いつも迷惑ばかりかけてすみません」

謝りながらテギョンの背中に腕を回してきた。横になる為に崩された髪型をそっと直してやりながらテギョンは自分が気づいてあげられなかった事を謝った。

ミニョは自分が悪いと首を振り声を出さないように泣いていた。

テギョンはミニョを胸から離すと流れ落ちる涙を親指で涙を拭いた。


「泣くことはないんだ。


せっかく俺の為に着てくれたお前の浴衣姿を見逃した俺が今は泣きたいくらいだ。

今日はもう見れないけどこの浴衣を着ていつか二人で花火を見に行こう」

ミニョは嬉しそうにテギョンを見て頷き胸の中で泣いていた。



朝、テギョンはもう大丈夫だと言うミニョと一緒にホテルに戻ってきた。

ミニョは部屋着くとミナムに電話を入れると待っていたようにすぐに部屋に来ると言って電話を切った。

暫くすると勢いよく部屋のベルが何度も鳴り響いた。


「全く、何度も鳴らすことはないだろう」

テギョンが眉間に皺を寄せドアの方を睨むとミニョが笑いながら鍵を開けに行った。
ドアを開けると勢いよく入ってきたのはジェルミで後ろからミナムとシヌが入ってきた。


「ミニョ、大丈夫だったの?。俺だけ知らなくてさぁ、聞いた時心配で泣きそうになったんだよ」

ミニョの肩を掴んでジェルミが必死に話しかけた。

すかさずテギョンがジェルミに歩み寄りミニョの肩から手を外させ、ミニョの手を握って椅子の所に連れて行き座らせた。


「ヒョン、ずっと一緒にいたんでしょ?。教えてくれたら俺がミニョに付いていたのに・・・」

自分だけ知らなかったとジェルミが拗ねた。


「ジェルミ、心配かけてすみません。もう元気になりましたから」

ミニョに笑顔で言われるとジェルミの機嫌もすぐに良くなった。


「シヌヒョン、ミナムオッパご心配お掛けしてすみませんでした」

二人に頭を下げるとシヌはミニョの頭を撫ぜ“元気になって良かった”と言うとそれを見ていたテギョンは口を尖らせ面白くなさそうにしていた。


「テギョンヒョン、一晩ミニョと一緒でも許せないんだ。そんなんじゃミニョに嫌われちゃうよ」

ミニョとシヌは笑いテギョンはミナムを睨んでいた。


「せっかくだからみんなで一緒にご飯を食べようよ。

一番広いテギョンヒョンの部屋に9時に集合だね。ルームサービス俺が電話する」

テギョンに反対される前にジェルミはミニョの部屋から逃げるように出て行った。

シヌとミナムもそれぞれの部屋に戻りテギョンはジェルミの提案が納得いかないとミニョを見ていた。


「みんなで食べた方が楽しいですよ。二人っきりはまた今度で」

ミニョがテギョンの背中に手を回し見上げるようにして言った。


「お前がそう言うなら・・・」

テギョンはミニョを見つめると二人の時間が待ち遠しいとそっとキスをした。



ちょっと中途半端な話の切り方になりましたがお許しを・・・。

お越しいただきありがとうございます 。


残暑が厳しいですね。


クーラーの付いてる部屋に避難してお話を書いてました。涼しい部屋にいるときは良いのですが、一歩そこから出た時にモアッとするのが何とも気持ち悪いものです。

昨年まで休日にやっていたウォーキングをピタリと辞め、二次小説を読みまくり・DVDを見る生活をし続け未だその生活継続中です。

歩くのは通勤での片道30分だけなのですが、先週夏休みでその30分すら無かった事で最初の出勤の日にはふくらはぎが怠くて仕方ありませんでした。

さすがにこれではいけないとウォーキング再開を考えましたがこの暑さでは歩けないと辞めました。(早朝・夕方やれば良いのでしょうが・・・)


この暑さがひと段落したら休日の時間を見直して少し歩き始めようと思っています。

いつも痩せたいと口にしているしろくろです。



ではお話に。

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「コ・ミニョ。 コ・ミニョ。

おい、しっかりしろ」

抱き寄せミニョの頬を軽く叩いた。肩を揺さぶもう一度ミニョの名前を呼んでみた。

少しだけ瞼を開けてテギョンを見た。


「・・・オッパ・・・」


「何も言わなくてもいい」

だらりとしたミニョの腕を自分の肩に廻しミニョの体を支えた。化粧室のドアを開け自分の体で押さえながらミニョの体を抱き上げ、急いでレストランに戻り従業員にこの時間見てくれそうな病院の名前を聞き1階に降りて行こうとした。

救急車を呼ぼうとする従業員を“周りに迷惑をかけたくない”とミニョを抱いたままエレベーターに乗り込み一緒に付いてきた従業員が店の前でタクシーを止めるとテギョンはミニョの体ゆっくりと車の後部座席に乗せ自分も反対側から乗り込んだ。

運転手に病院の名前を告げるとミニョの頭を自分の肩にもたれ顔にかかった髪を指で直した。


「熱はないようだな」

額に手を当てミニョの顔を見つめた。

意識の戻らないミニョの様子を見ながらテギョンはポケットから携帯電話を出すとミナムに電話を掛けた。

何度呼び出し音が鳴ってもミナムは出ない。


「あいつ何で気付かないんだ」

花火の音に着信音が消されてしまっているのかとイライラしながらテギョンは電話を切り、今度はシヌに掛けてみた。


呼び出し音が鳴るとテギョンからの電話を待っていたかのようにシヌの声が聞こえた。


「テギョン、今何処にいるんだ?。あれからミニョを探しているけど見つからない」

屋上で電話を取っているのか花火の音と人の話声が電話の奥から聞こえてきた。


「ミニョは俺と一緒にいる。探していたら化粧室で倒れていたんだ。今タクシーで病院に向かっているけどミナムに電話したが出ないんだ。あと少ししたら病院に着くと思うから電話入れるように伝えてくれないか」

テギョンはシヌにミナムへの伝言を頼み電話を切った。

フロントガラスの先に教えてもらった病院の看板が見えないかテギョンは横にいるミニョの顔と交互に見ていた。


病院の入り口に着くと運転手が急いで車のドアを開けテギョンはミニョを車から降ろし抱きかかえ病院の中に入っていった。

受付で見てほしいと言うと処置室に案内されミニョをそっとベッドに降ろすとテギョンは部屋の外で待つように言われた。

ミニョのそばにいようと処置室の前の椅子に座わり今日一日のミニョの事を考えていた。


「たいした事が無ければ良いのだが・・・」

ミニョが寝かされている処置室のドアを見つめていた。

今日の暑さと慣れない仕事の手伝いと水や食べ物も殆ど口にせず自分のそばにいたミニョの姿を思い出した。


「朝のうちに辞めさせておけば良かった」

ミニョが倒れてしまったのは自分が止めなかったからだと後悔していた。





ユ・ヘイと並んで花火を見ていたミナムは携帯が振動すると慌てて取り出し画面を確認するとテギョンの名前が出ていた。


「わぁ、ヒョンだ。暗くてミニョと会えないから怒りの電話だ。出るのを止めてミニョを探してこよう。ミニョはきっと周りを気にしてヒョンに声を掛けられずに何処かにいるはずだ・・・」

ヘイにミニョを探してくると声を掛け、屋上を探し始めた。


「浴衣を着ているのは少ないから直ぐに見つかるはずなんだけどなぁ」

狭い屋上の端から端まで探してもミニョは見つからなかった。


「あっ、シヌヒョン。ミニョを探してるんだけど・・・。テギョンヒョン怒ってるみたいで・・・」

頭を掻きながら屋上を見回しまだミニョを探していた。

シヌは他の人には聞かれたくないとミナムにレストランの中に入ろうと目で合図をした。


「テギョンが怒ってるって・・・電話でそう言っていたのか?」


「ううん、電話があったけどミニョと会えなくて怒ってると思ったからわざと出なかった」

バツの悪そうな顔をしシヌを見るといつも感情を出さないシヌが怒った顔をしてミナムを見た。


ミニョが化粧室で倒れていたそうだ。テギョンが見つけて今タクシーで病院に向かってる。

お前が電話に出ないから俺に掛かって来たんだ。テギョンが連絡ほしいと言ってたから直ぐに電話をしてくれ」

ミナムは瞳を左右に揺らし電話を取らなかった事を酷く後悔していた。


「どうしよう・・・?、俺のせいだ。俺がミニョに無理な事をさせたからだ・・・。

浴衣も・・・」


「お前にせいってどういうことなんだ。今日、ミニョがいたのはお前が?。浴衣もって・・・?」

簡単に事情を聞いたシヌはミナムにその場でテギョンに電話を掛けさせた。




「ヒョン、さっきは電話に出なくてごめん。


今、シヌヒョンから聞いた?。ミニョは・・・?」

いつもどんな時も真面目な所を見せないミナムが心配そうな声で聞いてきた。


「今診て貰ってる。たぶん疲れだろう。

帰りに浴衣で帰る訳にはいかないからワン・コーディに話をして今日ミニョが来ていた服を届けてくれないか?

静まり返った病院の中にテギョンの低い声だけが響いていた。


病院の名前を最後に聞いて電話を切ったミナムをシヌが心配そうに見つめていた。

「テギョン、何だって?」


「今診て貰ってるってるみたい。浴衣で帰れないからヌナに事情を話してミニョの着替えを持って着てくれって」

頭を下げたままシヌの顔を見ないで答えワン・コーディを探しに行こうとしていた。


「ミナマ、着替えは俺が持って行く。

お前が行くのが本当だろうけどここでお前がいなくなるとジェルミがきっと気づくと思う。そうなると大騒ぎしてミニョの事が周りにバレテしまうかもしれない。

それにヘイssiや事務所の女の子達もいるし。

着替えをテギョンに渡すだけなら俺が届けてすぐ戻ってくるよ。俺が一瞬抜けても周りには気づかれないと思うから。テギョンには俺から説明するから心配するな」

ジェルミや周りに気づかれないようにこのパーティーを終わらせ、その後にミナムはミニョの様子を見に行くようにと説得されワン・コーディを探しに行った。


しばらくすると心配そうな顔をしたワン・コーディと着替えの入った袋を持ったミナムがシヌの所に戻ってきた。


「ミニョ倒れちゃったんだって?。テギョンと一緒にいられるしつい頑張っちゃったのよね。

状態が分かったら私にも教えてくれる?」

シヌは着替えの袋を受け取りミナムとワン・コーディに見送られそっとレストランを抜け出し皆に気づかれないように病院に向かった。



処置室のドアが開き、看護師が出て来た。


「ご家族の方は・・・?」


「俺は家族のようなものですから」

テギョンは椅子から立ち上がりそう答えると看護師の後から出てきた医師からミニョの様子を聞いた。

この暑さと水分や食事、睡眠不足などからくる疲れだと言われテギョンは内心ホッとしていた。

点滴が終わって目が覚めれば帰っても良いと言われテギョンは医師に頭を下げミニョの寝ている部屋に入っていった。


病院に連れて来た時に着ていた浴衣は一旦病院の部屋着に着替えさせられ浴衣は綺麗に畳まれベッドのサイドテーブルに置かれていた。

ベッドの横に椅子を持って来てミニョの顔が見える位置に座った。


「疲れたんだな。ゆっくり休め」

ミニョの頬を優しく撫ぜ点滴の針を刺していない片方の手を握りしめた。

倒れたミニョを見つけた時は呼吸も乱れテギョンも動揺していたが今は規則正しくゆっくりとした胸の動きに安心していた。

ミニョの顔を眺めているとドアがノックされ後ろを振り向くとシヌが立っていた。


「シヌか・・・。コ・ミナムは?」

テギョンは驚いた顔をしていた。


「ミニョの様子はどう?」

テギョンの質問には答えず寝ているミニョのそばに近寄り顔色を窺った。


「大丈夫そうだな。

ミナムがここに来ようとしたんだけど俺が代わりに行くって言ったんだ。

ミニョが倒れたと聞いてあいつ自分のせいで倒れたって動揺してたんだ。あの状態であの場所を抜けたら皆に気づかれてしまう。着替えを持って行くだけなら俺が行ってすぐ戻る事にしたんだ

パーティーが終われば周りに気づかれずミナムもここに来れるだろう。

だからすぐに駆けつけなかったってミナムを叱らないでくれ」

テギョンは分かったと頷いた。


「今日一日慣れない事をやって疲れたんだろう。

何度言っても水分も食事も満足に取らなかったし、それに着た事のない浴衣なんか着るから・・・。

あいつ言われたままに何でもやるから無理だと自分では気づかないんだ。

だから俺が見ておかないと・・・」

ミニョの手を握りしめながら呟いた。


「浴衣なんかか・・・。

言われたままにミニョが着たと思っているのか?。


ミナムが言ってたんだ。“いつか花火を一緒に見る機会があったら浴衣姿をお前に見せたい”ってミニョが言ってたって。


だからミナムがそれを叶えてあげたかったんだよ。

お前もミニョがやりたい事を口にしたら叶えてあげたいと思うだろ?。

ミナムも一緒なんだよ」

テギョンは繋いだ手をギュッと握りしめサイドテーブルに置かれたミニョの浴衣を眺めた。

シヌは届けた着替えを置いてそっと部屋から出て行った。


ミニョの浴衣をテギョンは自分の膝の上に乗せ眠っているミニョにテギョンは話しかけた。


「ちゃんと見てやれずに悪かったな。来年は二人で花火を見に行こう。」

ミニョと手を繋いだ時に感じる柔らかさを自分の頬で確かめていた。


いつの間にかテギョンのミニョのそばで眠ってしまい、次に気が付いたのはドアのノックの音だった。