お越し頂きありがとうございます。
「なう」でお話をアップ出来るように頑張ると書きつつ何日経った事か・・・。軽はずみに呟いてはいけないと反省しました。何度もパソコンを開いて続きを書こうとしてもなかなかまとまらず少し前にさかのぼって読み返してみたり、レンタルで“イケメンですね”のメイキングDVDを見たり(単に見たかっただけ?)お話の書き始めを全く違うものにしたら何とか書きあがりました。
アップしたものの後日読み返しをしてみて若干修整を入れるかもしれません。(誤字・脱字もあると思うので)
お許しください。
ではお話に。
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車の中からミニョが手を振る姿を見ていたテギョンは車が見えなくなると溜息をつき思い足取りで合宿所の中にはいっていった。
ミニョの家のソファーで少しだけ眠ったがすぐに事務所に戻る気持ちにはなれなかった。自分のベッドで休み着替えて再び事務所に行く事にした。冷蔵庫から水のボトルを一本取り出し持ったまま階段を上って自分の部屋のドアノブに手を掛けた時ミナムの部屋のドアが開いた。
ドアの開く音に反応し振り向いたテギョンはミナムの寝ぼけ眼で部屋の外をキョロキョロと見ている姿に驚いてハッと息を飲みビックリしたとミナムを睨んだ。
「ヒョン、おはよう。びっくりしたのはこっちだよ。昨日合宿所には帰らないって言ってなかった?。まさかミニョのことが心配で帰ってきたって事は・・・・ないよね。いや、ヒョンなら有るか?」
頭を掻きながら言うミナムを罰の悪そうな顔でテギョンは横を向いた。
「ヒョンがさぁ、そんなんだからミニョがいつまでしっかりしないんだよ。あいつの為にも少しは失敗させるのも必要なんだって。自分の失敗に気が付いてきっとヒョンの有り難味が良く分かるって」
ミナムの言いたい事は十分分かるがミニョの失敗でどれだけ自分が被害にあったか口に出そうとしたがミナムにここで言っても仕方がないと思いテギョンは無言で頷き部屋に入ろうとしていた。
「今日一日ヒョンは心配で仕事にならないでしょ?。空いた時間に俺が様子を見に行けたら教えてあげるよ」
「何でお前が様子を見に行けるんだ」テギョンは不思議そうな顔をしてミナムに聞いた。
「俺、午後からスタジオ撮影でミニョたちと同じ場所なんだよ。気が付いてないかもしれないけど。時間はずれているしスタジオの場所は違うけど同じ建物の中だから休憩の時にシヌヒョンを訪ねて行けば怪しまれないでしょ?。テギョンヒョン、聞いてなかった?」
ミニョとシヌの事ばかりが頭にあってジェルミやミナムのスケジュールは全く気にしていなかった。ミニョはあえてミナムの双子の妹だという事を出さないようにしている。離れたスタジオでの撮影で二人の関係に気付く人は殆どいないだろう。それでもゼロだとは言い切れず双子の妹だとばれたら上手くミニョが対処出来るとは思えない。シヌが何とかしてくれるとは思っているが・・・。
「ヒョン、俺もミニョの事困らせるつもりはないし。見に行けたらだよ。俺仕事早いからすれ違いになるかもしれないし。まぁ行けたらの話だから期待しないで」
ミナムはそう言うともう一度寝ると言ってドアを閉めた。
「ミニョは午後からミナムと同じスタジオで撮影だと知っているのか?」
知っていればミニョが言うはずだとテギョンは思った。今からでも教えてあげた方が良いのか迷っていた。
「シヌは俺と違って他のメンバーのスケジュールも把握しているだろうからきっと車の中ででも伝えているだろう。出掛けたばかりのミニョにすぐに電話を掛けると俺が心配していると思わせるのも逆に良くない。今日はシヌに任せたからミニョから連絡が来るまで待つとするか」
実際ミナムがミニョの撮影スタジオにいけるかどうかも分からない今テギョンは余計な心配をするのを止めた。
車に乗り込むとシヌからテギョンがいつも座る席に座るように言われミニョは恥ずかしそうにちょこんと腰掛けすぐに合宿所の駐車場で見送るテギョンを見て手を振っていた。
車が動き出し見送るテギョンの姿が段々小さくなるとミニョは段々寂しそうな顔になっていった。
「ミニョ、合宿所からそんなに離れてないのにもう寂しくなってきた?」
シヌが笑いながらミニョの顔を覗き込み話し掛けてきた。慌ててシヌの方を見て首を振り大丈夫だと笑顔を見せる。
「テギョンもきっと今頃寂しがっているんじゃない?。テギョンの代わりには慣れないけど出来るだけミニョが困らないように頑張るから」
ミニョの頭をポンポンと叩いた。
ミニョはいつまでも寂しそうな顔をしていてはシヌに迷惑が掛かると思った。自分のやるべき事だけを考えようと思った。
「テギョン、今日は一日自分の仕事どころではないかもね。早く終わらせて安心させてあげないと。どんなCM撮影になるかは内容を聞いてないけどこれでも見て二人で想像してみたら」
ワン・コーディが事前に取り寄せたと言ってこれから行く遊園地のガイドマップを渡してくれた。
シヌが受け取りミニョにも見えるようにガイドマップを広げ顔を近づけ見始めた。
広い敷地内はいくつかのテーマごとにアトラクションも別れていた。遊園地の隣には四季折々に咲く花が植えられた公園の写真もついていた。決まった時間にはパレードが行われるようだったが撮影をする時間にはまだやっていないとわかるとミニョは少し残念そうな顔をしていた。
「この中でどんな撮影をするんでしょう?」
ミニョは遊園地に来るのが始めてで楽しい気持ちと不安な気持ちが交互に現れた。
「遊園地で撮影するくらいだからきっと楽しい撮影になるよ」
シヌの言葉を信じて楽しい事だけを考えようとしていた。
「あれって?」
地図を見ていたミニョが何気に窓の外を見ると遠くに観覧車が見えていた。指差しながらシヌを見ると向かっている場所がそこだと言い身を乗り出すようにミニョと並んで遠くに見える観覧車を眺めていた。
窓から見える観覧車がどんどん大きくなるとミニョの期待も大きくなっていた。「遊園地の駐車場に着いたよ」
前の席に座っていたマ室長が振り向いて二人に声をかけてきた。
ミニョはフロントガラスから見える広い駐車場を見てビックリしていた。今はガランとした駐車場が数時間後にはたくさんの車で埋め尽くされると聞き撮影がその中でどう行われるのか考え始めるとミニョの頭が真っ白になってきた。
(たくさんの人の前で大丈夫かな?。空港での撮影では急なお願いで人がたくさんいるなんて考える時間は無かったけど・・・。でも一人じゃないから大丈夫ですよね。)
「降りる準備をしよう。こんなに早くから始めまるから遊園地が皆が来る頃には撮影は終わっているかも知れない」
不安そうなミニョを安心させようとシヌは肩を軽く叩いた。
事務所の車が停まって外に出て周りを見てみると撮影スタッフが乗ってきたと思われる車だけが停まっていた。
二人はマ室長とワン・コーディと一緒に遊園地の入り口に向かうと到着時間を聞いていたスタッフが待っていてくれた。
四人はスタッフの後ろを付いて行き撮影場所近くに用意されたそれぞれの控室へ案内された。準備が出来る頃に迎えに来ると言うとスタッフは頭を下げ撮影現場に戻っていった。
「今日、私はシヌの方を担当するからミニョのヘアメイクは私の知り合いに頼んであるの。時間は伝えてあるからもう着いてる頃だと思うんだけど・・・」
ワン・コーディは周りをキョロキョロしながら何処にいるのかと探して姿を見つけると手を上げヘアメイクの女性を呼んだ。
呼ばれた女性が走って来るとシヌとミニョに頭を下げ挨拶をした。
「ミニョ、覚えてるかしら?」
ワン・コーディが笑いながらミニョに聞くと何処かで会ったような気がしたがはっきりとした記憶がない。首を傾げ一生懸命記憶を辿ってみたが思い出せなかった。ミニョは申し訳なさそうに女性に頭を下げた。
「あの時はバタバタしてコ・ミニョssiの記憶に残らなかったかしら?」
ワン・コーディと一緒に来た女性が笑い出した。夏フェスの時に“A.N.JELL”のヘアメイクをしたと言うとミニョは口を手で塞いで驚きながら何度も頭を下げ覚えていなかったことを謝った。
「今日はイ・ヒョリssiにミニョを担当してもらう事にしたの。一日だけだったけど夏フェスで一緒にいたからミニョも安心でしょ?。衣装はもう控え室に用意してあるはずだから」
シヌの控え室にワン・コーディが入ろうとするとミニョが呼び止めた。
「あの・・・、一緒のお部屋ではご迷惑ですか?」
シヌとワン・コーディは驚いたように顔を見合わせミニョを見た。
「ミニョ、一緒の控え室が良いって事?」ワン・コーディが聞くと
「着替えの時は勿論自分の部屋に行きますからそれ以外は一緒にいては駄目ですか?」
ミニョは少し節目がちに頷き、誤解されないよう慌てて付け加えた。
「ミニはメイクをしてもらうのをシヌに見られても平気なの?」
“何度か一緒にメイクしていますから・・・”大丈夫だと大きく頷くと横で話を聞いていた“一緒にメイク?”とイ・ヒョリが不思議そうにミニョを見た。
「私のお手伝いをして貰ってるうちに“ANJELL”のメンバーのメイクを見ているから平気になって来てミニョも気にならなくなってるのね、ハ、ハ、ハ」
ワン・コーディが何とか誤魔化そうとする。
「夏フェスで素顔に近い私をカン・シヌssiには見られてますから大丈夫っていう意味なんです。シヌssiが宜しければ・・・ですけど」
シヌは気にしないと頷くとミニョを手招きし部屋に入っていった。
大きな鏡の前ではシヌがワン・コーディにメイクをしてもらいミニョはイ・ヒョリssiと向かい合ってメイクをしてもらっていた。
先にメイクが終わり髪をセットして貰ったシヌが着替えてくると言って撮影用の衣装を持ってミニョの控え室に行った。
ミニョは髪をセットしてもらい出来上がった自分の顔を見て鏡越しにイ・ヒョリssiに微笑んだ。
「あまりお化粧しない方がコ・ミニョssiの可愛らしさが出るんじゃないかってオンニと話してたの。気に入ってもらえたら良いんだけど」
ミニョは長い髪に緩くカールをした髪を触りながら気に入った様子で鏡を見ていた。撮影用にと用意してあったヘヤピンを並べられるとどれが似合うか髪に付けどれが似合うか確かめていた。
リボンの形をしたヘアピンを持つと髪につけテギョンに貰ったヘヤピンを思い出しそれを付ける事に決めた。
シヌが撮影用の服に着替え自分の控え室の戻って来ると今度はミニョが自分の控え室に行き着替えて戻って来た。
テギョンと一緒に撮影をした時は、もともとテギョンの相手役だったヘリミssiに合わせて用意したものだった。
今回ワン・コーディが用意したものはミニョらしくシンプル中に可愛らしさを取り入れ共演のシヌに合わせたものだった。
ふんわりとした袖で襟元のスッキリしたブラウスにはミニョの細いウエストを強調するようにリボンが付いていた。胸元にはテギョンから貰ったネックレスをそのまま付けていた。膝上丈のフレアースカ-トに遊園地で歩いても疲れないようにといつもよりヒールの低い靴を履いていた。
「似合ってるよ」
シヌが言うとそばにいたワン・コーディとイ・ヒョリも一緒に“とても可愛いと”と褒めていた。ミニョは三人の前にいるのが恥ずかしそうにもぞもぞとしながら下を向いた。
いくつかアレンジ出来るようにとワン・コーディとイ・ヒョリがそれぞれ用意していた衣装をいくつか持ち出せるように準備しているとスタッフが二人を呼びに来た。
「行こうか。早く終わるように頑張ろう」
シヌが言うとミニョは頷き控え室を出て撮影現場に向かった。