お越しいただきありがとうございます。
妄想はしていながらも相変わらず文章にしてみるとしっくりきません。
違うお話を考えているとそっちに気を取られてしまいそうになります。
以前書きましたが私は韓国に一度も行ったことがないのでお話の中で出てくる地名以外は私の作り話とお考えの上お読みください。
読み返してはいますが誤字、脱字がありましたら関大な心でスルーして下さい。
宜しくお願いします。
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「ジェルミ、お待たせしました。作り始めましょうか・・・」
二階から戻ったミニョは髪を一つに纏め、家から持ってきたエプロンを掛けながらジェルミの方を振り向いた。
ジェルミニは振り向いたミニョの周りにキラキラとした光が見え、あまりの眩しさに目をパチパチさせた。
「ジェルミ、どうかしましたか?」
驚いた顔をしてミニョを見ていたジェルミはバツが悪そうに慌てて目を逸らした。
「ミ、ミニョ。テギョンヒョンは?」
「起こさないようにと思ったんですが気づかれてしまいました。でもまだ降りて来られないと思いますよ」
テギョンとの事を思い出しほんのり赤くなった頬を見られないようジェルミに背を向け手を洗い、テーブルに並べた物を見ながら何から作り始めようか考えていた。
手伝いたいと言うジェルミに野菜や果物を洗って貰い、適当な大きさに切ってジュースを作って貰うようにお願いした。
ミニョはご飯の炊く準備をし、スイッチを入れるとスープを作ろうと冷蔵庫をドアを開けようとしていた。
「ジェルミ、キムチありますか?」
「あるよ。この前ママが送ってくれたから」
冷蔵庫からキムチの入ったタッパーを出しミニョに渡すとミニョはキムチを少し取り出し切り始めた。切ってすぐ“美味しそう”と言いながらキムチを一口食べ、今度はジェルミにも食べてほしいとキムチを手に取りジェルミの口の前に持っていった。食べようか迷っているジェルミにニッコリしながらキムチを見せるので思い切って口を開けキムチを食べさせて貰った。
「美味しいですよね、ジェルミのママは上手なんですね」
ジェルミはミニョに食べさせて貰った事が嬉しくて自分の頬を両手で挟みながら満面の笑顔でミニョを見た。
嬉しくて余韻に浸っていたかったが、気がつかないうちにテギョンが降りて来て睨んでないかと慌てて後ろを振り返り、いないと分ってホッとした表情をしていた。
「ゆっくりしていると皆が起きて来ますね。作り終えたら今日の予定を相談しませんか?」
ハラハラ、ドキドキしているジェルミに気づかずミニョは鍋に刻んだもやしと水を入れとスープを作り始めていた。ミニョに呼ばれると直ぐにそばに行って、棚から食器を出したりテーブルのセッティングの手伝いを楽しそうにしていた。横目でミニョを見ながら毎日一緒にいられたら良いのにと心の中で思い、大好きなミニョを独占しようとしているテギョンが羨ましかった。
「後は皆さんが起きてきたらスープを完成させて、作ってきた常備菜を並べれば大丈夫です」
朝ごはんを作るのを一旦辞め二人は今日の予定を立てようと椅子に座って相談し始めた。ミニョが持ってきたカレー特集の雑誌を広げ何処のお店に行こうか悩んでいた。
「何処が良いでしょうか・・・。今日も辛いのに挑戦しますか?。日本のカレー屋さんがあるみたいですけどそこに行ってみませんか?。写真で見るとお店も綺麗だし・・・。トッピングも自由に出来るし辛さも調整できますよ。
あっ、でもカップルや女の子が多いみたいだと書いてありますね。女の子が多いとジェルミ困りますよね。目立たないようなちょっと離れた所にしたほうが良いですか?」
人気アイドルグループのメンバーだと気づかれ大変なことになってしまうのでは無いかとミニョは心配になってきた。
「お店はどこでも良いよ、ミニョと一緒なら。ミニョが行きたいって思った所に行こう。それに女の子がいても大丈夫だよ。サインなら平気で書いちゃうし。俺のファンばかりいるとは限らないから心配しなくて良いよ」
メンバー全員がファンに優しいと知っているミニョは以前シスターの格好をして事務所の前で拾った“A.N.JELL”のうちわにジェルミが立ち止まってサインをしてくれた時の事を思い出した。
「大丈夫ですか?。出来るだけご迷惑にならないようにお昼の時間を少しずらして行きましょう。そうしたらお店も少し空いてるかもしれませんし。
今から朝ごはん食べて丁度良いかもしれません。あと、カレーの後はアイスクリームですね」
甘いものが大好きなミニョはジェルミとたくさん食べようと顔を見合わせながら話していた。時間がある限りミニョと色々楽しみたいとゲームセンターやカラオケにも行こうと言うとミニョも頷いて喜んでいた。
「ミニョ、おはよう。早くから来てたんだね」シヌが二階から降りてきた。
「シヌヒョン、おはようございます.。朝ごはん出来てますよ。ジェルミと一緒に作りました」
「そうか・・・ジェルミとの約束は今日だったんだ。あれ、テギョンは?」
ミニョがいれば必ずテギョンがいると思い、周りを見回した。
「オッパはまだお部屋です。もうそろそろ降りてこられるかと・・・。ミナムオッパも起こして来た方が良いでしょうか?」
二階の方を指で差しながら、スープを完成させようと火を点け細かく刻んだキムチとザーサイを入れ仕上げの卵を落としかき混ぜて作り終えた。
「ミナムは今日休みだから自分で起きてくるまで寝かせておいても良いだろうし・・・。お腹が空いたら降りてくるだろう」
「お料理並べますから、シヌヒョン、ジェルミ座って下さい」
手伝おうとする二人を座らせミニョはスープとご飯、常備菜をテーブルに並べ、ジェルミが作ったジュースをシヌに勧めた。
「ジェルミオリジナルのジュースです。先に飲んでみましたけど美味しかったですよ。お茶も飲みたいですよね、私が入れますから」
慣れない手つきでお茶を入れているとシヌは心配そうな顔をしてミニョの手元を見ていた。シヌの前にお茶の入ったカップを置くと美味しく入れられたか不安そうな顔でシヌを見ていた。一口飲んだ後“美味しいよ”と言われるとミニョはホッとし笑顔になった。
ジェルミは自分が作ったジュースも飲んで欲しいと感想を求めると“まぁまぁかな・・・”と言われミニョばかり贔屓にしていると頬を膨らまし拗ねると二人に笑われていた。
「朝からやけに賑やかだな」
ミニョが皆と楽しくしているのが気に入らないような顔をしてテギョンがキッチンに入って来た。
「オッパ、朝ごはん食べますよね」
冷蔵庫から水のボトルを取り出し飲みながら食事はいらないと首を振るテギョンに頬をプッと膨らましテギョンを見るミニョの表情が可笑しくてシヌとジェルミが笑い始めた。
「折角作ったのに・・・。食べないと体に良くないですから。オッパが食べたい物があったら言って下さい。今度からそれを用意しますから」
「ミニョ、テギョンヒョンを甘やかしちゃダメだって。出された物を食べれば良いんだよ。俺は、ミニョが作ってくれたものなら何でも食べるのに」
ミニョが作ったごはんを頬張りながらテギョンの分だけ特別に用意する事は無いとジェルミが言うとテギョンがジェルミを睨みながら言った。
「そうだ、言い忘れた事があった。今日の門限は六時だ」
「門限?」
ジェルミとミニョが大きな声で聞き返し、シヌはテギョンの言葉にプッと吹き出し笑っていた。
「何それ?。合宿所に住んでる訳でもないのに・・・。小学生じゃないんだよ。過保護過ぎだよ、親でもないのに・・・」
門限と言われ有り得ないとジェルミがテギョンに言い返し、ミニョも早過ぎると目でテギョンに訴えても全く変える気がなさそうだった。
「こいつが外でどんな事故を起こすか分からないからお前はそんな事が言えるんだ。巻き込まれた俺がどれだけ苦労・・・」
ミニョは頬を膨らましテギョンを見上げながらテギョンの口から出る次の言葉を待っているとミニョが怒っていると気づいたテギョンは直ぐに目を逸らした。
「いつも、いつも事故を起こしている訳ではないのに・・・。オッパは酷いです」
「ミニョが出掛けるのが嫌なんだよ、なぁ、テギョン」
笑いを堪えながらシヌが言うとテギョンは面白くないと口を尖らせた。
「早く食べて出掛けようよ。出掛ける時間は決まってないよね、ヒョン」
ジェルミは急いでご飯を食べ、ミニョも黙々と食べ始めた。テギョンは水を飲みながら少しでも早く出掛けようとしている二人を横目でチラチラ見ていた。
食べ終わったミニョが後片付けをしようとするとシヌが後片付けは自分がするからと言ってくれた。
「シヌヒョン、すみません。ジェルミ、着替えて来るのでちょっと待ってて下さいね」
食べ終わった食器を下げ、走って二階に上がって行った。
「着替えって?。何処で着替えるんだ?」慌ててテギョンはミニョの後を追いかけた。