ランニングの練習には怪我がつきものです。

フルマラソンの準備において、何よりも大事なことは練習を継続できること。

怪我をしてしまうと練習が継続できなくなり、モチベーションの低下につながります。

 

ランニング初心者の方だと、そのままランニングから足が遠ざかってしまうことも。

せっかく目標を立ててスタートしたのに、怪我で挫折してしまうのは勿体無いですね。

 

怪我を予防することが1番なのですが、それでも足や腰を痛めてしまうことはランナーなら誰しも経験したことがあるはず。

 

今回はランニングにおける怪我との付き合い方について書こうと思います。

 

ランナーの怪我には大きく急性の痛みと慢性的な痛みの2種類あります。

 

(1)急性の痛み

急性の痛みとは、足を挫いたり、肉離れを起こしたりという痛みです。

物理的な要因や激しすぎる運動の結果、骨や関節、筋肉などが損傷を受けた場合です。

 

急性の痛みが出た場合は、直ちに練習を中止し、アイシングで患部を冷やし、病院を受診しましょう。

この痛みが出ている場合は無理にランニングを継続してはいけません。

症状が悪化するだけでなく、後遺症が残ってしまう場合もあります。

 

私はランニング中にどこかに足をぶつけたり捻ったりしたわけではないのに、突然足の指に激痛が走ったことがあります。

そのまま走り続けた結果、指付近が内出血を起こし、大変な目に遭いました。

(病院に行っても原因不明でしたが・・・)

その後1週間くらい走れない日が続いてしまいました。痛みが出た時にやめておけばもう少し早く回復しただろうに・・・

 

(2)慢性的な痛み

日々のランニングにおいて少しずつ増してくる痛みです。

ある日突然出てくる痛みとは違い、少しずつ少しずつ痛みが増してくるものです。

この痛みの原因はオーバーユースであることが多いです。

その場合、完全にランニングを中止するのではなく、フォーム改善や強度調節を行い、運動しながら改善させていくこともあります。

 

もちろん、この場合も病院に受診することをお勧めします。

大きな怪我につながる場合もありますから、その場合は直ちに練習中止です。

 

 

私は学生時代に野球をやっていましたが、当時は痛みなんて誤魔化しながらやれと言われてきました。

「痛いです」なんて間違っても言えませんでした。

しかし、今はスポーツ科学が発展し、痛みを我慢してプレーするなんていうことが推奨される環境ではなくなりました。

 

しかし、長距離ランナーだけは慢性的な痛みと上手に付き合いながら練習していくことも必要だと感じます。

走りながら体のバランスを整え、走ることによって足作りをし体を鍛えていきます。

走らずに体が強くなることはあり得ません。

もちろん、体が壊れるほど走ればいい訳ではないのでそこは注意してください。

 

精神論・根性論のようですが、果たして長距離を走るランナーが精神論・根性論を否定できるのだろうか・・・

フルマラソンの最後なんて、ほぼ根性ですからね・・・

 

 

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