前回のブログの続きです。
私の初フルマラソン完走までの道のりを紹介します。これからフルマラソンに挑戦しようと考えている方の参考になれば幸いです。
2019年12月に行われたさいたま国際マラソンに、レース3ヶ月前にエントリーしました。
エントリー直後にキロ7分ペースで10km,21kmのジョグをクリアし、フルマラソン完走に向けて「行けるんじゃないか」という希望を持ちました。
10月は平日は1日おきに10km程度のジョグ、休日はロングジョグという練習をしました。
平日のジョグのペースはキロ6分半程度。このくらいのペースなら気持ちよく走れるようになっていました。
10月16日にキロ6分半で21kmを完走。
10月20日には初の30km走にチャレンジしました。夕方16時過ぎからスタートし、3時間半かけて無事完走。途中でジェルを飲む練習もしました。
ペースはキロ7分。20km過ぎまではある程度余裕を持って走れたのですが、25km過ぎから足がガクガクになり、最後はウォッチとのにらめっこでした(笑)
20kmと30kmの間には大きな壁があります。あと12km走れと言われると・・・自信がありませんでした。
10月27日には35km走に挑戦。キロ7分で走り続け、最後3kmはキロ6分10まで上げられました。
いろいろな本やネットのサイトなどを見ると、ロング走は30km走までで十分と書かれていることが多いのですが、私は不安だったため本番までに1度40kmはクリアしたいと思っていました。
フルマラソンの前に1度レースを経験しておこうと思い、11月3日に赤羽の河川敷で行われる30kmのレースにエントリーしました。
スタート前の緊張感や、どのような準備が必要なのかを確認する良い機会でした。
ここで30kmを3時間12分で完走。周りのランナーが先に行ってしまう中、「ペースを上げない」「温存」の2点をひたすら心がけました。
11月14日、この日を本番前最後のロング走に設定しました。距離は40km!
キロ7分くらいからスタートし、だんだん気持ちよくなってきて途中は6分30くらいまで上がっていました。
家から10kmちょっと離れた大きな公園まで行き、公園を20km弱走って帰ってくるというコースだったのですが、水道がその公園にしかありませんでした。
公園到着時に給水をし、途中数回給水をして公園を後にしたのですが、公園を出てすぐに喉の渇きを覚えました。我慢して走っていたのですが、37kmあたりで足が全く動かなくなり、歩くのと同じくらいのスピードまで落ちてしました。
なんとか水道を見つけ出し、ガブガブ水を飲みましたが時既に遅し・・・
脱水症状で動けなくなりました。
ここまで非常に順調にきていたフルマラソン完走計画でしたが、初めてクリアできず。
水分補給の大切さを痛感した日でした。ロング走を舐めてはいけません。
とはいえ、マラソン初心者にとって十分過ぎるくらいのロング走をこなしてきましたから、もうフルマラソンを完走する下地は十分できていたと思います。
残り3回の週末は10〜15kmのジョグにし、疲労回復を優先しました。
12月8日、初フルマラソンはキロ6分40でスタートし、途中6分10くらいまで上がりました。アドレナリンが出まくっていたこと、沿道の方々の応援が温かかったことなどもあり、オーバーペースだったにも関わらず、30kmまでかなり余裕を持って走れました。
あと12kmは勢いで押し切れる!
と、5分30くらいまで上げてみたものの、40km過ぎでガス欠・・・
最後は足を引きずるようにゴールしました。
初フルマラソンは目標5時間半を大きく上回る4時間24分で完走しました。
初めてフルマラソンを完走するために必要だったと思うこと
①とにかくロングジョグ(LSD)が1番大事!
5時間〜6時間ずっと走り続けるということが最大の難関だったと思います。
でも人間の体は不思議なもので、ちゃんと刺激に慣れてくれるんですね。
個人的には行けるなら30kmよりも長い距離に挑戦しておくべきだと思いました。初フルマラソンで最もネックになるのは「未知の距離への不安」です。42.195kmに不安を覚えなくなったランナーなら30km走までで十分ですが、距離への不安を払拭するためには35〜40kmを1度経験しておくと安心です。
②無理しないこと、頑張り過ぎないこと
初心者の方ほど怪我のリスクが大きいです。怪我をして走れなくなることだけは避けたい!
足が痛かったら無理をしないで休むことも必要です。そして毎日走る必要もありません。
が、走らないと走力がつかないことも事実です。
③レース中のエイド、給水に注意
給水所では必ず給水をすべきです。補食が出る大会では食べ過ぎ注意!饅頭などを食べ過ぎるとお腹に溜まって気持ち悪くなります。エネルギー補給はジェルがいいですね。食べたければほどほどに。
④オーバーペースにならない
初めての沿道からの応援にテンションが上がってしまい、設定したペースより早く走ってしまいがちになります。「今日は調子がいい」と思って突っ込むと、後半確実に後悔します。
フルマラソンに前半の貯金というものは存在しません。欲を出してオーバーペースで入ると、後半ガタガタになります。無理せず体力を温存し、余裕を持ったペースで走ることが大事です。
以上、私の初フルマラソン完走までの道のりでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。