200年を経てきたジョージアンのデスク | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ

200年を経てきたジョージアンのデスク

いつの間にか4月も半ば。

遅く咲いた桜はあっという間に散って、日々暖かさを感じるようになりました。

4月からは新しい暮らしに入った方も多いのではないでしょうか。お引越しや模様替えなどで、家具を見直す方も多いかと思います。

ただ、アンティーク家具に関しては、慌てて買うよりも、生活とご自身の好みを見極めながらじっくりと探すのがおすすめです。

アンティークという特別な嗜好品と、家具という実用品。人間の生涯よりも長く在りつつも、どちらも兼ね備えたひとしなと、今この時を暮らすことは、貴方の人生に間違いなく贅沢な彩りを添える事と思います。




前段が長くなりました。今日は嗜好と実用を兼ねた、アンティークのデスクをご紹介いたします。



自由が丘の小さめ店舗に入りきらず、長く倉庫にあった物を自由が丘店舗に運んできてみました。





ジョージアンのニーホールデスク。





優に200年は過ぎた端正なデスクは、幅72cm奥行49cmと小ぶりなサイズで、小柄で品の良い英国紳士を思わせます。


実は足はほとんど入らず、膝の先くらいしか入れることはできません。そのぶん収納力は抜群で、一番上の大きな引き出し、左右に小さな引き出しが3つずつ。そして中央部のドアを開ければ、思いがけなく広い空間を持っています。




 

内部の棚板は自由に外すことが可能。

 

 

幕板と見せかけた隠し引き出しもございます。

 




限りなく美しい杢目が天板を覆う様は見飽きることがありません。


 

一般的なデスク、というよりは、収納を兼ねたサイドデスクとしてお使いになるのがお勧めです。



実はこのデスクは、個人的に「パンカーダにある家具の中で最も欲しい物」のうちのひとつ。(たったひとつには絞り込めませんので複数あります)


自由が丘店舗に来たことで、出勤するたびにウキウキと眺めております。




価格や引き出し内寸などの詳細はウェブショップにてご確認ください。

 

 

 

 

 


桜の花の見ごろは終わりましたが、駅からパンカーダの裏手まで続く緑道は新緑に溢れています。

 


店先には修復士Sが咲かせたチューリップが咲いております。



春の散歩がてら、ジョージアンの小さなデスクに会いにいらしてみてはいかがでしょうか。



by N