お花に想いを添えて
花には、何かを伝える力があるように思いませんか?
この本は19世紀後半にイギリスで出版された、『Language of Flower (花言葉)』 。
花言葉、お好きな方も多いのではないかと思います。
19世紀後半のイギリスでも、「花言葉」が盛んでした。
花言葉とは、花がもつ象徴的な意味のことで、
バラは「清純な愛」、アカンサスは「芸術」といった花言葉を持ちます。
古代ギリシャの「寓意」に由来するそうで、
神話や伝説をさまざまな意味に関連付けて解釈していました。
たとえば、犬なら、「忠実」など、絵画でもよく用いられますね。
中世ヨーロッパでも、魚は「生命」、白鳥は「善と美」、
椅子は「地位」など、動植物や道具類に象徴的意味を持たせる寓意が、
聖書や聖人禄の解釈として引用されました。
寓意は中世に入ると廃れてしまいますが、
花言葉は18世紀トルコで高度に発展します。
花だけでメッセージを伝えられるほど、完成度が高く、
それがイスラム文明の一つとしてヨーロッパにも伝播しました。
19世紀イギリスで、この『Language of Flower 』が出版されると
ガーデニング大国だけに、花言葉も爆発的な大ヒット。
物事をはっきり言う代わりに、
花にメッセージを託して贈るのがスマートでエレガントとされたそうです。
花の持つ、人の心を動かす美しさは、古今東西かわりません。
古代より、花や木々は、神からのメッセージを宿すものと考えられてきました。
言葉では伝えきれない想いをお花に添えて、
大切な人に贈ってみてはいかがでしょうか。
日頃は言えない想いをいう勇気、
きっとお花からもらえるはずです。
by T



