家具というより、家族です | 東京の高級アンティーク家具店パンカーダのブログ

家具というより、家族です

アンティークコンシェルジュNに、

アンティーク家具について、聞いてみました。


「好きなところは、ひとつひとつ違うところでしょうか。」


「同じような形のものが出ることもあります。
同じ時期、同じ人が作っているのかもしれません。


アンティーク家具のよいところは、生まれた時は同じでも、

過ごしてきた年月は違うんです。」


「それぞれにコンディションが異なり、傷やつやなど、みんな違う。
そこが愛おしいですね。」


「アンティーク家具は、今がベストな状態ではないと思います。

これからいい状態になる可能性があるところもいいのかな。」


「現代家具とは違うところは、お手入れをするとそれに応えてくれる。
もともとの材がよいのでしょう、使用感というよりも風合いが出てきます。

ワックスで磨いてあげれば、いい艶が出てきてくれる。


『アンティーク家具が好き、一緒にいたい』という方に

オーナーになってほしいです。」


「売れたときは、嫁ぎ先が決まった親のような気持になります。
常連のお客様に引き取られていくと、『また会えるね』なんて。」


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「アンティーク家具は、工業製品というより、家族のよう。

年を取れば味わい深くなる人間のように、年月を経れば、味わいも深くなる。


「その分、手はかかります。

手がかからない道具として使うなら、アンティークはおすすめできません。

例えば、時計なども安くて壊れにくいものはありますが、
ロレックスなど、4-5年に一度オーバーホールしなければなりません。
それでも持つ人がたくさんいる。」


「アンティーク家具にもそんな心遣いをしてほしい。
チェアなどは何年かに一度はメンテナンスチェックしたほうがいいと思います。」


「大切にすれば、それに応えてくれるのがアンティーク家具。」


自分だけのお気に入りが見つかったら、大切にしてあげてください。


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