とうとう旅立つ モリス社 ドレッサー
またひとつ美術品クラスのお品が、旅立つことになりました。
モリス社のドレッサーです。
モリス社は、詩人であり、デザイナーであり、社会運動家でもあった、
ウィリアム・モリス(William Morris)の経営する会社です。
このドレッサーは、モリスの「手仕事の良さを再確認し、生活と芸術の統一を図ろうとした思い」が、そのまま体現されているお品。
その木目の美しさ、古艶の輝き、しっとりとした木質感は、選び抜かれた最高級のマホガニー材ならでは。
大切に扱われてきたのでしょう、コンディションも良好でした。
ストリンギング(線象嵌)、パーケットリー(幾何学模様の寄木細工)、マーケットリー(絵画的意匠の寄木細工)、ループ・ハンドル、鍵穴、キャスター、そして家具裏面の美しさ、どこをとっても、手ぬかりない匠の仕事です。
アーツ&クラフツの直線を活かしたすっきりとしたフォルムとデザイン、熟練した職人の高度な技術が、美術品としての家具を完成させたのではないでしょうか。
全体のバランスのよさは惚れ惚れするほどです。
こちらのドレッサーのオーナー様は、深く広い知識と多方面の美術に通じた、ロマンスグレーのステキな方。
たまにお立ち寄りいただき、スタッフも勉強させて頂いています。
慧眼によって選ばれたドレッサー、本日まで店内に展示してございますので、ぜひ素晴らしいお品を見にいらしてください。





