ガラスの製造法①
ステンドグラスは、板ガラスに色づけされたもの。
今回は、板ガラスの製法についてのお話です。
板ガラスの製法には、数種類あります。
初期の板ガラスは、砂や湿らせた板などの平らな面に
流し込んで作られていました。
紀元前1世紀にブローパイプが発明されると、
ガラス製造に要する時間は、大幅に短縮されます。
ガラス種を吹いてシートを作る方法としては、主に2種類あります。
シリンダー(マフ)法とクラウン法です。
シリンダー(マフ)法は、まずパイプの先端につけたガラスを
細長い袋状に膨らませます。
先端をカットし、反対側をパイプからはずしてシリンダー(マフ)状にします。
シリンダーの側面を一ヶ所切り開き、再び加熱して、板状に広げます。
クラウン法では、膨らませたガラスをポンテ竿という金属棒に移し、
はさみで切り開いて、開口部を広げながら加熱回転させながら円盤状にします。
平らに延ばす手間はないのですが、中央にポンテ竿の跡が残ってしまいます。
3番目の方法として、19世紀に発達したノーマン・スラブ法があります。
膨らませたガラスを鋳型に入れ、中空の箱型にし、
各面を切り分けて小さな板ガラスにします。
この製法はあまり一般的ではなかったようです。
中世以前までのガラス作りはとてもたいへんだったみたいですね。





