The Duchess | きなこ と ぱなっち

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きなこ母と娘ぱなっちの楽しい毎日です。


ある公爵夫人の生涯

『Never Let Me Go』で、あまり死にそうには思えない、
けれど薄幸さ満点であったキーラ・ナイトリーの時代劇。

なかなか興味深い内容でした。
ただ、やっぱりキーラ・ナイトリーは上流階級のアクセントでないし、
(ヘレナ・ボナム・カーター姐さんから習って欲しかった。)
見た目が中流以下だし、若すぎるし(実際若くして結婚したらしいんだけど) 、
そこを除けば、あのはすっぱな小娘も成長したもんだよね、って映画でした。
実話らしいんだけど、まぁ豪傑な女もいたもんです、よくもまぁあの時代に。
旦那のイングリッシュ・ペイシェント俳優が、すっげー嫌な男で、
ぱなっちとアスホール!と呼んでいたんですけど、
最後、「この男、結局思っていたほどアスホールでなかったんだね。」って落ち着きました。
旦那の愛人(もともとキーラ・ナイトリーが連れて来た)も、
実はそれほど悪い女でなかったし。
あの時代ってのは、離婚が許されない時代だったのかいのぅ?
なんで、あのアスホールと離婚しなかったのだろう?
で、間男が、これまた魅力のない男で。
いくら若い方がいいったって、あれじゃやだ。
ま、あの旦那じゃ、どんな男とでも浮気したくなる気は分からなくはないけれど。
でも、実は、それほどヤな男でもなかったのよ、この旦那、ほんと。
ジョージアナに「あなたは、私を愛しているのですか?」と詰問されて、
「愛している。私なりのやりかたで愛しているんだ。」と、答える姿が、
最後になって、「なるほどな。」と思い出されました。
愛には色々な形があるのよね。
ただ、それはジョージアナのものとかみ合わなかった。
年齢差のせいもあるのかな。

で、このデュークとダッチェス、あんまりにも好き放題やってるので、
「Dukeって、いったいどんだけ偉い地位なの?」とぱなっちに訊いたら、
「(呆れた口調で)マム、プリンス・ウィリアムはDuke。その位偉いの。」と、大変分かりやすいご説明。
イギリス王室、スキャンダラスな血は脈々と受け継がれているようで。