The Prestige 再び | きなこ と ぱなっち

きなこ と ぱなっち

きなこ母と娘ぱなっちの楽しい毎日です。

覚書です。
もう、何度もテレビで放映してくれていて、
ぱなっちが「DVD買わないといかんっ!」と宣言するくらい、いい映画。

初めて観たときのブログはこちら->

もう思いっきりスポイル・アラートです。


テレビで放映してくれるときは、かかさず見て、
もうかれこれ10回近く観ているかもしれない、この映画。
おかげで、どっちがボーデン(?)でどっちがファロン(?)なのか分かってきましたよ。
「顔は同じだけど、性格全然違うね。」って。

「どっちの縛り方したんだっ!」ってヒュー・ジャックマンに詰め寄られて、
毎回毎回「I don't know...」って答えて、
「知らねーわけねーだろっっ!!」って益々激昂させてたけど、
I don't remember. ならともかく、何故分からない?
っていうのは、あの晩縛る役をしたのでない方に訊き続けていたからですね。
奥さんがいる片割れの方が性格が穏やかなんです。
で、愛人(スカーレット・ヨハンセン)のいる片割れの方が、性格が激しい。
で、たぶんこっちがその晩縛った。
顔もちゃんと変えてますよ。すごい役者です。
顔も性格も怖いクリスチャン・ベールですが、
プレスティージのベールは、もうすっごい好き♪
ぱなっち、意味もなく、「アンジエーとボーデンどっち好き?」とか訊いてきました。
「そりゃぁ、ボーデンだよ。奥さんがいる方の。」
「わたしも~~☆」
って、すっかり虜です。好みが渋すぎます、12歳児。

ちなみに、カッター(マイケル爺さん)は、
アンジエーとグルになってボーデンをはめたのではなくて、
ほんとうに、あのマシーンの秘密を知らなかっただけなのです。
いい人なんです。

まだ、なんでアンジエーがポウイ様に会いに行くことになったのか
良く理解できていません。
たぶん、生き埋めになったときに、ボーデンがキーワードとしてテスラの名前をあげたのだと思うけれど。

そうそう、時間も前後してるんです。
どっちも相手の手帳読んでるから。

最後にすごい種明かしだけれど、死刑になったのは、ヨハンソンの愛人の方です。
子供の父親の方が生き残った。

と、ここまでちなつさんに種明かししたところ、
ちなつさんがすごいブログ見つけてきた!
この映画の解説ブログなんだけど、
そこでは、ボーデンは双子でなくてテスラのマシーンで作られたクローンだって書かれていた!!

http://eiga-kaisetu-hyouron.seesaa.net/article/136396295.html





でも、やっぱりわたしは双子だと思うのよねー。

なぜなら、
ものすごい早い時期から二人いる。
アンジエーの彼女を殺したのは、性格の荒い方。
で、その縛り方を常日頃からカッターにたしなめられていた。
ってことは、それよりもずっと前から二人いたことになる。

アンジエーの彼女の事故が起こる前の段階でテスラに会いに行った形跡はない。
もしも、テスラに会いに行っていたとしたら、
その頃のアンジエーとボーデンは仲良しだったので、
二人で会いにいったはずだし、
二人で行かなかったにしても、何かしら話をしていたはず。

瞬間移動のマジックをやりだしたのは、かなり後になってから。
もし、事故の前からもう既に分身を作成していたとしたら、
事故後、改めて別のマジシャンの弟子なんかにならずに、
自分で瞬間移動のマジシャンとして独立していたはず。
テスラに会いに行くんだったら、そういうマジックをすることが念頭にあったはずだから。

アンジエーが、テスラに「ボーデンに機械を作ったことなんてないんだろうっ!」と、詰め寄る場面がある。
ボーデンの嘘にうすうす気付いたアンジエーが、機械の開発の進捗の遅さにイラついて、そう言っている。
そのときにテスラ様がなんて応えていたのか、覚えていませんが。

テスラの機械の秘密を知っていたら、舞台裏にマジックの秘密を確かめになんて行かない。
もしも自身がクローンであり、機械の秘密を知っていたとして、舞台から消える秘密(機会が改良されて、ほんとうに瞬間移動が可能になったのか)が知りたかったがために舞台裏に行ったとしたら、
舞台の床が開いて、アンジエーが水槽に落ちてきたのを見たら、
賢いボーデンのこと、「あぁ、やっぱり機械は改良されていなかったんだな。」
と悟って、安心してアンジエーを溺死させてあげたことでしょう。
あの晩舞台裏に行ったのは、アンジエーの彼女を殺した、性格の荒い方なんだし。

性格が歴然と違うから、クローンじゃないと思うのよね。
だから、最期に「お前、双子だったのかっ!」ってアンジエーが言ったのを、
素直に受け止めちゃった。
解説ブログの人は、「双子!」って言った直後にクローンだって悟ったって書いてあったけど、
どうなのかな??
映画って、そこまでお茶を濁すものなのかしら?
クローンだったら、アンジエーの断末魔は「お前も、自分の分身を使ってたのかっ!?」って言いそうな気がする。
クローンだったら、クリスチャン・ベールが二人を演じ分けていた努力が水の泡じゃない?
ほんと、最初から、(知っていればだけど)どっちがどっちなのかわかるくらい性格演じ分けてるのよ。
あぁ、脚本担当の弟に訊きたい、ほんとうは、どうなのっ?!


ぱなっちに訊いたら、あれは、双子でなくてコピー(コピーという言い方がめちゃかわいい)だって。
その理由が、最初の方で、「お前何か技あるのか?」って訊かれたボーデンが、
「Don't worry. I've got my own magic.」って答えているんだって。
そんなところ、すっかり聞き逃しているけど。


英語の解説はどれも、ほぼわたしと同じ点を指摘して、あれは双子であるとしていますね。
その中で、わたしが気付かなかったけれど、最も重要と思えるエピソードがこれ。
Another hint that Borden was a twin was when Borden first met Sara at the magic show, the little boy started crying. When Borden showed the boy the bird, the boy cried for the original bird, asking "But where's his brother? His brother is dead!" and Borden replied that the little boy was very perceptive. That was foreshadowing to the whole movie, as the whole movie was basically that bird in the cage act... One bird (brother) is killed so as to deliver The Prestige.


をを、すごいっ!
確かにそうだ。兄弟の一人は殺されて、もう一人が別のところから現れて、あっと言わせる。
驚かせなければ、マジックではない。
あっと言わせるために、一人は殺されねばならない。
死刑になるときに「アブラカタブラ!」って言ってるじゃん。





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