健康的な肌色 の続き。
ららあさんが、コメントしてくれた「肌がくすんでいる」状態というのは、
英語では、「dull=さえない」と表現されます。
「肌色がさえない」とは、多くは、お手入れ不足で肌が疲れている感じのときに使います。
日本語でも使用方法は同じですよね?
以前MSNですっぴん女優がいかにブスであるかを特集していたときに、
多くは、ファウンデーションなしでいると、「顔色がさえない」=「病的に白い」とコメントされていました。
で、この病的に白い肌を隠すために、小麦色のファウンデーションを使うわけですが、
「肌色がさえない」もう一つの原因が、かさかさぱさぱさの粉をふくようなささくれ立った乾燥肌。
なので、年寄り用ファウンデーションというのは、「つやあり」がほとんど。
その上にはたくパウダーも、キラキラ入りで、人工的にぴかぴか肌を作る。
で、いくらしっとり美容液入りファウンデーションを塗っても、粉をふいた肌の根本解決にはならないわけで、
どうするのかというと、肌を剥く
洗顔術が全然違います。日本とは、まったく逆。
日本では、
「洗顔せっけん(フォーム)を良く泡立てて、その泡で肌に負担をかけないようにやさしく洗う。」
ですよね?
イギリスはまず、「せっけん成分」というのが悪いとされていて、ほとんどの洗剤から除かれています。
洗顔フォームはもちろん、ボディ・ウォッシュにも「せっけん成分無配合」と書かれています。
そして、ほとんどの年寄り用(しっとり)洗顔剤は泡立たない。
よくてジェル状、通常はクリーム状です。
これを肌によくなじませた後、洗い流す。
日本人がもっと驚くであろうことに、年寄り用の洗顔剤には、つぶつぶが入っている。
このつぶつぶで、物理的にかさかさをこすり落とす作戦。
そして、これも以前にも書いたと思うのだけれど、
化粧水は存在しない。
保湿は、クリームで行います。
洗顔後に使うものは、トーナーで、これは拭き取り剤。
洗顔で残ったもの、たぶん洗顔剤も含む、洗顔で取りきれなかった古い角質を取り除きます。
日本で一時期流り、今はあまり聞かれないAHA(フルーツ酸)の入ったものもあり、
これまた物理的に肌表面のめくれた角質を取り除くわけです。
これだけやれば、肌はつるぴか。
因幡の白兎。
保湿クリームの浸透も進むというもの。
日本の超乾燥した冬にはお勧めできない荒治療ですが、
紫外線もさほど強くない春先にお試しを。
昨年夏、日本は暑かったですよね~~。
姉の化粧品を借りていましたが、
保湿クリームなんかぜんぜん肌に入っていかなくて、
べたべた、ぎとぎと。
いったいどんなにオイリー肌なんだいっ!
と怒っていましたが、
デパートのとある化粧品屋さんブースで、肌診断を受けたところ、
「水分量は理想的だけれど、油分が足りていない。」と言われ、
思いっきり年齢肌用化粧品のサンプルをもらって帰ってまいりました。
うそだ~~~
そして、もはや冬のイギリスに戻ってくるやいなや、
肌は粉ふき状態に
こんなに古い角質層がはがれずにいたら、肌も黒ずむわけ。
こんなに角質層が厚かったら、そりゃぁ、保湿クリームも入っていかないわ。
というわけで、このぼろぼろ肌を剥がした後は、
クリームの浸透も良くなりました。
「くすみ(肌色がさえない)」にお悩みの方は、一度、徹底的に古い角質除去をお勧めいたします。
角質層ケアとは関係ないかもしれないのですが、
ごわごわ肌(なんとなく今ひとつすっきりしない)を改善するのには、ドモホルンリンクルの『柔肌パック』
は、かなり良い感じでした。
もっとお安いヴァージョンで、オルビスの『フォームエステパック』
というのもあります。
どちらも、イギリスでの使用で、お肌がもちもちっとします。パック後の肌は、手触りが全然違う!
肌に「透明感」が出たかというと、これはわかりません。
そもそも、「肌の透明感」って何?
日本の気候と、通常の「やさしい」お手入れ方法で同じ効果があるのかは、わかりませんが。