みなさん、世界史のお勉強しました?
わたしは、高校時代かなり勉強しました。結構好きだったんですよね。
ここでこんなことをしたがために、こんな諍いが起こった、
と、点と点を結んでいくのが面白かった。
そんななかで、どうにも納得がいかなかったのが、第一次世界大戦。
教科書には、たった一文
オーストリア皇太子がボスニア訪問中にセルビアの一青年に刺殺されたことから戦争が勃発。
これだけ。
わたしは、この「セルビアの一青年」という言い回しが、あまりにも直訳調でつたなくて、
そして、なんら明快な理由を示していないこの文が腹立たしくて、よく覚えているのです。
ヨーロッパ中を巻き込んで戦争したくらいなんだから、
何か確固たる名分があったはずなのです。
が、この文からは、その理由が伝わってこない。
教科書でも、そのことは、深く掘り下げていない。
セルビアの「一青年」って、つまり、どうでもいいようなどこにでもいるような青年がオーストリア皇太子を刺殺したんでしょ?それが、なぜヨーロッパ中みんなで戦うはめになったのか?
「セルビアの一青年」というのは、明らかなる誤訳で、ここは、セルビア人というべき。
さて、疑問であった世界大戦突入の理由は、ここで説明されています。
Frightful First World War - Causes of WW1
追記
軽く日本語訳を入れておきますね。
「オーストリア人がボスニアでセルビア人に刺殺されたことで、どうして我々イギリス人まで戦わなくてはならないのでありますか?」
「Because... ロシア!」
オーストリアとボスニアは仲良しなので、オーストリアはセルビアに侵攻する。セルビアの親方はロシアなので、このロシアがオーストリアに侵攻することとなる。オーストリアの仲良しは誰だ?そう、ドイツ。こうなるとドイツはロシアに侵攻する。ロシアを攻撃している間に、フランス国境が手薄になるので、ドイツはロシアと同時にフランスも攻撃せねばならない。フランスが脅威にさらされるとすると、ベルギーにも危機が及ぶ。ベルギーは我々の良き友であるので、ここでちょこっと参戦しておく。
これで、分かりましたね
が、やっぱり納得はいきませんね。
だって、世界大戦する理由なんて、始めからどこにもなかったのだもの
まぁ、どの戦争もたいした理由もなしに始まっていますが。
これは、英国子供チャンネルのなかでは、唯一教育的意義のある番組のある一こま。
わたしは、この番組が大好きなのです。
再放送を含めて、ほぼ全て見逃さずに楽しんでいます。
待望の新シリーズが、ハーフ・タームを明けて戻って来ました
なんか、パワー・アップしてる
特に歌のコーナー。
これ 、かっこよすぎるだろう!
この人達、歌へた(いや、おデブはすごく歌が上手い)だけど、なんかすごいんだよね、完成度が。
他もいろいろ見てみたい方は、ここ で、お楽しみ下さい!
エピソードはBBCiPlayerがないと見れないようですが、その他は見れると思います。