これも、ちなつさんから話題拝借。
イギリス人は、人に、love とか honey とか Sweetheart(←これ、1語?) とか (その他もろもろ限りなくある・・・)
と、呼びかけることが多々ある。
わたしは、悲しいかな良く知っている人達からは、そう呼ばれたことがない
これは、名前の代わりに入れてしゃべっているだけの話。この単語に特別な意味はない。
英語では、代名詞でしゃべることは禁止されている。
代名詞を使うのは、悪口を言うときか、文章内のみである。
なので、「うちの旦那がね・・・」という話をするときにも、
「he」ではなくて、旦那の名前、例えば「ジムがこう言ったのよ。」と言う。
わたしは、「ジム」が旦那の名前なんだろうなと、瞬時に推測して、話を進めねばならない。
ここで困ってくるのが、「you」の使用。
目の前の相手に対して名前を連呼するのもどうかと。
まぁ、簡単な例を挙げれば、(実際にこのフレーズを女房に言うイギリス人は1%いるだろうか?たぶん、いない。)
"I love you."
これだと、ものすごくblunt(ぶっきらぼう)なのである、実際の英語では。
でも、"I love Kinako."だと、変。
そこで、イギリス人が普通に言うと、
"I love you, Kinako"
で、30代以上になってくると、「きなこ」と呼びかける代わりに「スィートハート」とかと言うわけ。
そう、先に挙げた単語群、これを入れてしゃべると、とたんにジジむさくなるからご注意を。
若い世代は、これらの単語は入れない。名前を呼ぶ。
ちなみに、「love」は、ジジむさいだけでなく、労働者階級っぽい言葉でもあります。
むか~し、奴とロンドンに行ったときに、地下鉄の中でしゃべるのに、
何を言うにも「きなこ」がついて、
そのときに、「イギリス人とはしゃべるときに相手の名前を呼びかけるのだな」と気付いたのでもあるのだが、
あまりに多いので、辟易して、最後には、「地下鉄の中でしゃべるな!はずかしーだろーが。」と、思っていたものです。
で、「この名前を必ず呼びかける」は、別にyouが主語でも目的語でなくても、あてはまる。
またまた簡単な例を挙げると、
「バ~~イ。」
でも、これでは、足りない。
「バ~~イ、きなこ」
これで、friendlyな、正しい英語となります。
というわけで、良く知っている人は、わたしの名前を知っていてくれているので、
呼びかけ語で呼ばれたことがないと言うわけ。
でも、マーケットで買い物したり、道を尋ねたりしたときには、必ず、「love」と呼んでもらえます
でも、「love」に意味はありません。わたしの名前を知らないから、そう呼んでくれているだけです。
わたしは、この呼びかけ語はおろか、
「会話の端々に相手の名前を入れてしゃべる」ことすら、いまだにおぼつきません。
かろうじて、「挨拶に相手の名前が入れられるようになった」くらい。
英語の授業で一番初めに習ったのが、
「Good morning, Miss Green.」でしたよね、確か。
あれ、大切なのよ、「Miss Green」は、絶対に入れなくてはいけません。
それが先生であろうが、なかろうが。
呼びかけ語が自然に出てこないわたしは、名前を知らない場合が困るのよね。
わたしの英語、すっごく失礼な響きなんだろうなぁ・・・・
ぱなっちの学校の送り迎えで、だんだん良く会うお母さんというのが増えてきますね。
で、一言二言会話を交わすようになる。
その中の一人で、毎回、
「ば~~い、はにー」
と、言ってくれるお母さんがいる
きなこ「はにーって呼ばれちゃった」
ぱな「マミーのこと、すっごく若いって思ってるのよ」
き「マミー、若く見える?」
ぱ「お化粧してると、より一層ね」
き「じゃぁ、毎日お化粧しなくちゃ?」
ぱ「でも、ほどほどにしておきなさい」
わたしは、みなさん良くご存知の通り、化粧で顔が変わる女です
先の呼びかけ語の数々は、小さい子供に対して良く使われる言葉でもあるのです。