- 上川隆也さん
の舞台を観に東京へ
今日の空はにぎやかで、ちょっと薄くなってしまったけれど、耳がピッと伸びた龍さんが飛んでたり、
富士山の上には、たくさんの帽子が乗っかっていたり、UFO型の雲も浮かんでいて、見飽きなかった![]()
劇場のある北千住は何があるのか全然わからないので、ランチは東京駅周辺にしようと思い、何にも考えないで前の人について地下街を歩いて、出たら方向がわからなくなりうろいろしていたら丸ビルに行き当たったので、そのまま5階のブラッスリー&ワインカフェ Buzz
へ
パスタランチ 980円![]()
日替わりパスタは、ブロッコリーと小柱のオイルパスタ
劇場は北千住駅直結の、丸井の11階。
言った人に早めにいかないとエレベーターが混むと教えてもらったので、早めに劇場へ![]()
原作は、「ハンチョウ 」シリーズでおなじみの、今野敏さん。
舞台の原作を呼んでおこうと、図書館で借りて読み始めたら、すでに読んでいた。
母が警察小説が好きでいろいろ回ってくるので、すっかり忘れてたわ![]()
- 隠蔽捜査 (新潮文庫)/今野 敏
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竜崎伸也は、警察官僚である。
現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。
その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。
だが彼はこう考えていた。
エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。
組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。
警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。
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長男の不祥事により所轄へ左遷された竜崎伸也警視長は、着任早々、立てこもり事件に直面する。
容疑者は拳銃を所持。事態の打開策をめぐり、現場に派遣されたSITとSATが対立する。
異例ながら、彼は自ら指揮を執った。そして、この事案は解決したはずだったが―。警
視庁第二方面大森署署長・竜崎の新たな闘いが始まる。
山本周五郎賞・日本推理作家協会賞に輝く、本格警察小説。
主人公の竜崎は、キャリアのエリート警察官で、東大以外大学じゃないとか、会社は会社と割り切って部下に心許さず個人的な付き合いも無意味だと考え、奥さんにも、「俺は国を守る。お前は家を守れ。」とか「教育はお前の仕事だ」とか、「こんなダンナぜったいヤダ
」って思うんだけど、正義感が強くてウソがつけなくて、媚びずに常に自分の信念で動いていて、その一貫した姿勢が、だんだん愛らしく思えてくるから不思議。
でも朴念仁で、「これを上川さんが
」と思ったのだけど、正義感が強くウソがつけないというところが、合っているかなあとも思える。
なんたって、上に向かって「正しいことは正しい
」と言い切れる態度は、かっこよすぎる![]()
署内では「変人」と呼ばれていて、媚びずへつらわず、自分が正しいと思ったことはとことん貫き通すので、「ホンネと建前」とか、「オブラートにくるむ」とかの芸当(処世術)ができず、ちょっと世間の常識とずれているところがあるので、時々なにかを指摘されたときに「なんでだ
」ってきょとんとするところが、かわいかったりする。
「家のことはお前の仕事だ」って言っておきながら決して男尊女卑でも亭主関白でもなくて、本気でそう思っている。
エリート意識はビンビンにあるけど、でも権威をもってしたり偉ぶったりしない。
ものすごく有能なのに、「隠蔽捜査(2)」のほうでは奥さんが入院してしまうのだけど、その時に奥さんがいつもと顔色が違うということにも気づかなくて、コーヒー豆がどこにあるか、ワイシャツを出してあるクリーニング屋さんがどこか、お風呂の入れ方さえわからなくて戸惑う。
でもまたこの奥さんが出来た人で、竜崎が家では仕事の話も愚痴も一切言わず、普通の夫婦らしい会話というのはあまりないのに、ちゃんとだんなさんのことを把握していて、心で通じ合っている。
最初読んだ時は思わなかったのだけど、2回目読み直したら竜崎が上川さんに重なって、上川さんが私の頭の中で動いてた。
この本をどう2時間でまとめるかが楽しみだわ![]()
でもなんだかわからないけど、私の中では竜崎と同期で小学校の同級生の伊丹刑事部長が、私の頭の中では水戸黄門の格さんの伊吹吾郎さん
なのよね![]()
隠蔽捜査 シアター1010(センジュ) 2011.10.25 14:00―16:20(15分休憩)
A席 2階2列16番
出演
上川隆也 中村扇雀 板尾創路 近江谷太朗 小林十市 平賀雅臣 朝倉伸二 宮本大誠 斉藤レイ 本郷弦
西田奈津美
岸田タツヤ
原 作:今野 敏
脚 本:笹部博司
演 出:高橋いさを
舞台は、机と椅子とソファ。
竜崎(上川)が机に向かってパソコンを打っていて、その後ろの段に残りの出演者が座っている。
竜崎が、大森署の署長に左遷になるところから始まり、最初に戻る。
この舞台は、「隠蔽捜査」「隠蔽捜査2」と、1部完結でふたつの舞台に分かれているのだけれど、これが「隠蔽捜査(2)果断」の本の冒頭だから、こういう始まり方をしたのかしら
ストーリーテラーは伊丹役の中村扇雀さん。
映像や役者が状況説明をするのはあまり好きではないのだけど、読むのが早い私でも3時間掛かった本を2時間でまとめるには、やはりこういう説明役がいないと難しいのかも。
扇雀さん大変です、ほとんど説明してますから・・・
でもさすが歌舞伎役者さん、声と、声の通りがとっても良い。
堂々とした態度の中の伊丹の弱い部分も良かった。
近江谷さんは、竜崎の部下。
声がどうも近江谷さんみたいだけどと思ったのだけど、お顔がふっくらしていて、最初わからなかった![]()
部下の谷岡は、私の中では丸顔でメガネをかけているとっちゃん坊やなイメージで、近江谷さんとはちょっと違うのだけど、なかなか近江谷さんらしいすっとぼけた笑いを取っていて、本を読むかぎりではシリウスになりがちな舞台を和やかにさせていた。
このふたりの顔合わせは「サンタクロースが歌ってくれた」から10か月ぶり 。
ふたりで舞台に立っていると、どうしてもキャラメルボックス同期の息の合ったボケ&ツッコミを期待してしまうけど、上川さん、ニコリともしない役柄だから![]()
でもその生真面目さゆえに、ときどき笑いが起こるのよね![]()
感情の起伏も声の抑揚もないのに、どんどん人間臭くなるのが良かった。
ただ、ニコリともしない役なので、あのさわやかな笑顔が見られなかったのが残念だわ![]()
映画と同じで、先に本を読むと頭の中で勝手に登場人物が動いてしまうので、キャラクターが違ったり、短時間でまとめるのに設定が変わったりしてどうしても欲求不満になってしまうのは仕方ないのだけど、でもよくまとまっていたと思う。
竜崎は朝一杯のコーヒーを飲む習慣が、なぜか無類のココア好きになってるし![]()
本は2冊ともとってもおもしろかったのだけど、とくに2冊目の「隠蔽捜査(2)」が立てこもり事件の現場に派遣されたSITとSATとのやり合いが緊迫感あってドキドキするし、「隠蔽捜査」で竜崎に対して態度の悪かった刑事の戸高が、(2)では大活躍し、竜崎とも通じ合うのが良い。
その戸高を演じているのは小林十市さんで、原作通り署ですれ違うところだけのほんの数分の出演なのだけど、「隠蔽捜査(2)果断」では、ストーリーテラーの役もこなし、大活躍らしい![]()
小林さんて、バレエダンサーさんなのですってね。
こちらも観たいけど、でも今回はガマンだわ![]()
舞台情報



