「精神科は今日もやりたい放題」の内海氏と

 

 

 

「神さまとのおしゃべり」のさとうみつろう氏の

 

対談動画で「多くの人に届けたい」「シェアして皆に伝えて」という動画がありましたのでリンクを張らせて頂きます。

 

お時間が無い方は動画の9:30辺りからでもご覧頂きたいと思います。

 

 

動画冒頭部でも自称されている様に「世界一嫌われている医者」とのことなので、内海氏が嫌いな方は多いと思います。

この方を嫌いな人や私ねぎねぎが嫌いな人に好きになって欲しいとは思いませんし、「正しいコトを言っているから嫌でも見ろ」と言うつもりもありません。

 

動画中でもありました。内海氏の本に段階的に薬をやめる方法が書いてあります。

本気でお薬を辞める気があるなら内海氏が好きとか嫌いとか感情は一旦置いておいて、お薬の機序や仕組み、医者側の心理についての知識を持って上手にお薬や医師を利用して欲しいと思います。自分の方が医者は薬にうまく利用されているんじゃないか?そういう疑いの目を持って、利用されるんじゃなくて利用する側になって欲しいと思います。

 

動画でも言われていた睡眠(導入)薬についても、お薬に依存する前に知識を持っていれば必要な時だけ安心して利用出来ると思います。ホントは眠りが浅くて辛い(眠れてるけど休めていない)のに、病院で「眠れません」とだけ訴えているなら、そりゃ睡眠導入剤を処方されるでしょうし、処方通りに服用すれば眠りが浅くなるから、益々眠れてない(正しくは休めていない?)という感覚に陥るでしょう。待ち時間が長くなるからと自宅での生活について医師に詳しく説明していなければ、それこそ簡単に眠りを浅くする薬を処方されて、眠れない、休めないの悪循環になるのではないでしょうか。

医師や他の患者さんに過剰に気を遣う余り、自分が我慢するばかりか、病院に行くこと自体がストレスになり、症状を悪化させうる。

 

そういう私自身も実は当時の妻に処方された睡眠導入剤をもらって服用した経験がある(処方薬を家族や知人に譲る行為は、薬機法や医師法などに抵触する法律違反です。ぜったいに真似しないで!)のですが、確かに入眠時に辛かった様な印象は無いものの、翌日のだるさ、身体の重さが辛くて、服薬したことをとても後悔したものです。

当時は「慣れてないとキツイよ」と言われ、素直にそういうモノだと理解していましたが、今にして思えばその時の私の身体の反応が正直に真実を示していたと思っています。

私にとっては「最初の1粒」で充分懲りたので依存することはありませんでしたが、依存していれば身体は薬に対して耐性を持ち、身体の辛さは減ったでしょうけど、耐性を持ってしまった身体に薬を入れ続ける意味も薄れる様に思います。

とはいえ、自分を追い詰める余り自傷行為をしてしまったりODをしてしまう様な時(いざという時)に、「最初の1粒」は大いに役立つと思います。薬が効いて身体がだるくてとにかく横になって何も出来ない状態なら衝動的な行動も自ずと制限されるでしょうから、依存していない状態ならいざという時に命を救う、あるいは衝動的な行為を先延ばしにするためには役立つと思います。

 

病院での待ち時間がイライラしちゃうのも、早く帰宅して落ち着きたいという気持ちも理解出来ますが、そこは他の患者さんも診察時には「少しでもありのままの自分を理解して欲しい」という気持ちで皆さん「自分」を医師に伝えようとして時間が掛かっているんだろう。・・・と、解釈してそれを上回るくらい、医師から鬱陶しがられるくらい普段の自分を診てもらおう!と思って「どう話そうか?」「どう表現して理解してもらおうか?」と考えながらなら待つ待ち時間なら、辛さも半減するんじゃないかと思います。

 

考えてみて下さい。病院の診察室以外の場所に居るあなた、ご自宅にいらっしゃる時のあなたを知ってくれている人がどれほどいらっしゃるか?診察室での限られた時間で、普段の生活リズムや普段とは違った出来事を充分表現出来ているでしょうか?

辛い症状をとりあえず抑えたいのか?病気の根本的な原因を取り除きたいのか?そういう自分の内なる声にちゃんと向き合って思い通りに診察室で表現されているでしょうか?

 

何かしら表現しきれないところを残して(医師に遠慮して?)帰ってくるから、そのストレスから家族や周りの人たちに気を遣わせることになるんじゃないかと思います。

 

「お薬が合ってないんじゃないの?」「不規則な生活が良くないんじゃないの?」と周りが心配したら、「あなたに言われたく無いよ」って反発もしたくもなりますよね。

でもその言葉って、ホントは医者から言ってもらいたい(気遣ってもらいたい)んじゃないでしょうか。

薬を処方出来るのは医者の「権限」だからね。でも患者さんにも薬や治療法を選ぶ「権利」はある訳ですよ。

医者が権限を行使するなら、その責任を持って下さいねってこと。

 

私たちはその「権利」を行使して頂きたいと思っています。医者に話しを聴いてもらえなかったストレスを、手近な人間への「弱いモノいじめ」で解消しないで頂きたい。

 

自分の身体の内側に取り込む大切な口径物(食品やお薬)を、診察室で1日のうち数分~数十分程度、月に1~数回一緒に過ごす誰かに決めさせて、それで安心出来ますでしょうか?例えばその相手が同じ食品やお薬を日常的に口にしていて、その事実が確かめられたとして、それでも永年続けても大丈夫だろうか?という不安はあるんじゃないでしょうか。

私はとくに(動画でも出た言葉ですが)脳関門を通過しちゃうお薬はとくに抵抗感があります。もちろん脳関門を通過しちゃうから何でも脳に悪いというモノではないのも判りますし、例えば抗アミロイド抗体薬「レカネマブ」なんかは大いに期待しています。

話題になっていて今後の研究開発/承認への期待も大きいのですが、未だ未だ安心して使えるとは思えません。やっぱり薬はリスク。普段の食事や運動で認知症が避けられるのが一番だと思います。期待しているお薬でも最初の1粒への抵抗はあります。

 

余談だけど、静脈点滴で投与されたレカネマブの大半は脳関門を通過出来ず、脳組織への到達率は0.5%未満だそうです。

(介護老人保健施設 エコトープ:静岡県島田市 今月の医療介護の話題より)

 

血管からの脳組織への到達率ってどうやって調べられるんでしょうかね?

気になったので調べてみたら、細胞の培養で脳関門のモデルを作ることができるそうですね。

 

また、血液脳関門以外にも、中枢組織には複数の関門があるそうです。

 

いずれにせよ、全身をめぐる血液の中からでも脳の組織に取り込まれる時には複数の関門でふるいに掛けられるのですから、どうしても必要って訳でもなければ、中枢神経の関門を突破しちゃうお薬は使いたくないですよね。

 

そういう理由で、私は安易に(←ここ大事)お薬を出す医者が嫌いなのです。お薬を飲む人とか,精神科医だからとかで言っているのではなく、誹謗中傷にもあたらないと思っております。

 

今日もここまでありがとう。一部の方には不愉快に感じられたかもしれません。申し訳ありませんでした。

不快にさせたことについては何度でもお詫び申し上げますが、考え方の違いはどうしようもないことですので、大変お手数ではございますが、他の方のブログでもごらん頂いて、ご自身でご機嫌を直して頂けます様お願い申し上げます。

 

 

ではでは。また。(o^▽^)尸~~