大腿骨頭壊死症(ANF) | まことの気になる事!

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大腿骨頭壊死症




大腿骨頭の血流が何らかの原因で低下し、骨頭が壊死する疾患。

ネッター解剖学アトラス原書第3版図486より抜粋

原因が明らかな症候性→外傷性、塞栓性、手術後など

と、原因が不明な特発性がある。特発性とは?

   特発性大腿骨頭壊死症
成人期において、原因不明の大腿骨頭壊死が発生し、骨頭の圧潰変形により発症する。
        ↓
  進行すると変形性股関節症に。

好発年齢は、30〜40歳で
男性🚹は40歳代、女性は30歳代がピーク。

男性はアルコール性
女性はステロイド性が多い。

          症状
初期症状として荷重時に突然、股関節痛が生じる。

そして、腰痛、膝痛、肩痛などの症状も初期に出現しやすいので注意が必要です。

特に足を引きずって歩くなど歩行不良の場合は、大腿骨頭壊死症の疑いが強いので早めに病院やクリニックに行くよう勧めたり、紹介したりします。

初めの疼痛は2〜3週間で軽快することが多いが、進行すると持続痛となる。

可動域制限→進行に伴い外転・内製制限がみられる。

大腿骨頭壊死症は基本的に片側に出現するが、両側性の発生頻度は全体の50%と高い確率で両側性を発症します。

治療・施術
軽症は免荷、鎮痛剤投与などになり、また中殿筋などの筋力強化も重要に。

症状が進行すると手術適応となるので、痛みや違和感を感じたら早めに対応を。