肋骨疲労骨折 | まことの気になる事!

まことの気になる事!

整骨院で施術をしていて気になった事やお伝えしたい事は、もちろん日常生活で気になる事(筋トレやストレッチなど)身体の健康に関する事中心に投稿していければと思っております。

 肋骨疲労骨折


 肋骨骨折といえば交通事故や転倒などの直達外力により発生することが多い印象ですが、


スポーツなど同じ動作を繰り返して発症する疲労骨折も多いです。


 第1〜9肋骨に発症する疲労骨折。


ネッター解剖学アトラス原書第3版図178より抜粋


第1肋骨は、腕を上げる動作により発症することが多く、剣道やウェイトトレーニング、チアリーディングなどのスポーツで多くみられます。


第2〜9肋骨は、身体を捻る動作を繰り返すスポーツに多く、ゴルフや野球のスイング動作がそれにあたります。


症状

骨折部の圧痛、身体をひねると胸痛

が主な症状になります。


ただ第1肋骨疲労骨折は、首〜肩甲骨内側に痛みを感じることが多いので、首や肩痛との鑑別が大切です。 




鑑別には患部の限局性圧痛が指標になりますが、
上の写真のように第1肋骨は鎖骨の下に潜ってるので、圧痛を確認するには骨の位置関係をしっかり把握することが大切です。

骨折の疑いがある際は、レントゲン撮影のため提携先クリニックに紹介します。

 治療や施術方針は、骨折部に負担をかけないことが原則ですので運動の中止もしくは痛みのでる動作、例えば身体をひねったり腕を上げたりすることを控えることが第1になります。

少しぐらいに大丈夫だと思い無理に身体を動かし続けると治りが遅くなります。

そして疲労骨折を発症する人は、運動時のフォームや姿勢に問題があることが多いので、動作分析をし、フォームの修正をすることが大切です。