神経症でもケセラセラ -3ページ目

神経症でもケセラセラ

神経症気質をもつ30代女性の、人生の記録。神経症発症からすでに14年。これまでの出来事と現在について。

今の主治医と前の主治医の大きな違い。


それは


「希望」を与えてくれるかどうか


だと思った。



前の医者は、「一生薬を飲み続けて、病気と共存するしかない」と私にいった。

たしかに、そうなのかもしれない。結果的にそうなるのかもしれない。

でも。

それを言われてはたして患者は希望を持てるだろうか。

この先の人生を生きていくために希望を見いだせるだろうか。


現実を突きつければいいというわけではない。

それがまぎれもない真実だとしても、それを伝えようとするなら「希望」を失わないようにしかるべきフォローの言葉もなくてはならないと思う。


今の医者は、「当分の間は薬の力を借りることになるかもしれないけど、一生ということではないからね」といってくれた。

結果的にどうなるかが問題ではない。

患者が今このときを希望を持って生きていけるかどうか。

それを今の主治医は大切にしていると感じる。


診察では必ず、これがもっとこうなっていったらもっと安心して過ごせるようになるかもしれないですねというような、未来に対して希望を持てるような言葉を笑顔でかけてくれる。

今の主治医は、「治療者」だけど「福祉」の精神も持ち合わせた人だと感じる。精神科医がほかの科の医者と違う点はそういう側面も持ち合わせないといけないところだと思う。

前の医者は、まったくその面が欠けていた。


今の主治医と接していて感じるのは、医者という意味の「先生」でもあり、何かを教えるという学校の先生のような意味の「先生」という存在でもあるということ。

私は先生から、病気のことだけでなく、「生き方」を教えてもらっているように思う。


「どの選択が○○さんにとって一番希望を持って生きられるか、ですよね」


進路の選択に迷っているときにかけてくれたこの言葉を、わたしもいつか自分が支援する人に言えるようになりたいと思う。


今日、知り合った人がたまたまおなじようにPSWの資格をとろうとしている人で、その人は東北福祉大学の通信に行くということだった。

通信だったらここがいいらしいですよといっていて、じつは最近、どこか資格なしでも雇ってくれる事業所に就職して経験積みながら通信通うのも選択肢だなあと考えてたから、やっぱそのほうが確実に経験つめるしいいのかなとぼんやり考えていたら、前に合同説明会で話を聞いた事業所から電話があり、実は辞める人がいて人を探しているんですが、前に話した時に印象がよかったのでぜひどうですかと。


この流れはなんなんだ!すげー!とかなり興奮し、これはもうこの波に乗れってことかもと思って詳しい話をきく約束もしたけど、家にかえって冷静になってみて、その求人に応募するとなると、3月前に今の仕事をセーブしてその事業所の引継ぎにいかないといけないし、4月以降は新しい仕事しながらさらに通信の勉強をしないといけないし、そうなると今の仕事先に残りの仕事をしにいく時間はない。しかも、事業所は家から遠いけど一人暮らしはさすがに勉強も仕事も新しく始める状況ではリスクありすぎる。


しかも、その事業所の仕事が、今自分がやりたいことかどうかもわからないままただ単に仕事もらえるってだけで飛びつくことにもどうかと思い、何より今の仕事を放り出していく形になるのが、自分では抵抗ある。


そして、やっぱり、勉強になるべく専念したい。

生で講義をきいて勉強したい。

先生の質は疑問あるけど、通信で自分で勉強するのは自信ない。


すっごいありがたい話で、ものすごく運命的な話だけど、断った方がいいなと思う。

でもおかげで、一番の心配だった就職先があるかどうかっていう点が、大丈夫かもって思えたからこれはきっと神様からのエール?


話聞きに行くだけでも行こうかなとも思ったけど、それやるとまたぶれるし、やめた方がいい。それやると悪化するパターンだ。


もしかしたら、チャンスの神様の前髪をつかみそこなうことになるのかもしれないけど、これが私の主体性。

前髪はスルーします。


大丈夫、私は今まで実は仕事運がいいんだった。

いつもこういう形で仕事の話がきて、とんとん拍子に決まる。

きっと最初の会社で、仕事運の悪い運を使い果たしたんだな。あとはいいことしかないんだな!!


大丈夫だ!!


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昨日で三十歳。
三十代はとにかくいろんなことやりまくって、自分に合った仕事を探す!時間かかってもいいから自分が続けられそうなもの探しまくる!
二十代はいろいろあって、それなりに大変だった。自分が大きく変わった10年だった。
そういえば三十路になった瞬間は忘れてて、西の魔女が死んだをみてた。映画館でもみたけどやっぱりいい。

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6年前の自分の言葉。

最近またこれでいいのか、不安で迷ってどうしようもなくて、もうやめようか何もかも振り出しに戻そうかって思ったり、揺れて揺れてしょうがなかった。

誰のどんな意見きいても結局また時間がたつと不安になって、もう疲れちゃって。

もうぜーんぶ放り出してどっかいっちゃいたかった。



でも、昨日なぜかふと、もう今はない自分のブログのログがあるのを思い出して、見てみた。

6年前の自分の言葉にまさか励まされると思わなかった。

誰の言葉より響いた。



昔の私がこういってるんだ。

やるしかないしょ。

ていうか、自分が今やってること、ちゃんと6年前の自分がしようと思ってたことでしょ。

間違ってない。

この道で合ってる。

前に、なかなか決められなくて、私に何が起きれば決められるんだろうって先生に言ったら、未来の人が来て大丈夫だよっていってくれるとか?と先生は冗談で言った。

先生。
未来のひとは来なかったけど、過去の自分が来てくれたよ。