音的なモノを観・・・ -8ページ目

音的なモノを観・・・

LIVEに行ったり観劇したり。音と光に引寄せられて~・・・

感想文の書いていない観劇が
幾つもある。近年同じような芝居、
現代劇だったり時代劇だったり、
オムニバスだったり空想だったり。
今月に至っては、経緯をなぞると
異色と言われるモノが多かった。

先日、故 阿藤快さん出演の
MotheRを何公演か観劇した後は、
11月10日 下北沢タウンホールB1
竹田りさ さん出演の朗読劇
J-Theater
朗読劇 東京スタンピード

stan

アフタートーク日で作者
演出、プロデューサーの3方による
お話がとても良く面白かった。
そして、舞台の大半を眠ってしまった
事をとても後悔した。
重いテーマだったが、見応えが
ある。内容はシーン演者だけが
その場に立ち、淡々と進んでいく。
声はとても聞きやすく演技も注視
してしまう程醍醐味を伝えた。
BGMは生スネアのみだった。
出演者の持つ分厚い台本。
最後の方はいつ終わるのかと
懇願してしまう程。なんとさもしい。

朗読劇って実力が拮抗しないと
なりたたない演目なんですね。
以前、新人さんだけでの朗読劇は
銘打ってるものの完全にただの舞台。
多分実力が無かったんじゃないかな。
っとそう思えてなりませぬ。

11月20日 新宿THEATER BRATS
LAVINIA『PEACH TOM』

tom

丸子聡美さんに誘われていきました。
会場は舞台の熱気なのか、どんどん
暑く感じました。眼をつむりたくなる様な
素敵な声、音楽、と、ミュージカルとも
違う様な、それでいて演者全員が
エフェクトと感じられる様な演出。
まるで物語を紡ぐ語り部の精霊たちとも
解釈できそうな舞台でした。主役とか
ヒロインとかも居ない。始まり当初は
全く溶け込めず、受け入れられず、
どうして良いのか、どう理解すれば
良いのか、と順応が遅れたのも要因。
結局要所要所で眠ってしまった様です。
なんとか眼を開けて観ていても
さっぱり内容が入って来ない。

自分の頭ってとってもオソマツなのね!

月末は新宿村LIVEへ『十二夜』を観劇予定。
新村享也さんに誘われました。
コレは大本命役者さん(笑)ですから、
絶対に最初から最後までシッカリと観劇!
と、とても当たり前な事を言うほどの事でも
ありませんが、とても楽しみな作品です。

フライヤ

過去vol.02の再演だ。
確か今は無き
スタジオサイロ?でしたっけ。
当時はジャスミン目当てでした
から、ちゃんとは内容覚えて
なかったけれど、何回か観に
行きましたよね、確か。

今回はその当時うろ覚えで、
あったあった、そうそう(笑)
等と思い出しながら観る事が
出来ました。初期から脚本の
吉村ゆう氏の色が濃ゆく出て
いたんだねぇ・・・と、今更
ながらに関心持ったりして、
とても楽しめましたよな^^

コリッチのログ見ながら懐古
に思いふける。

花

今回、ハイビーム関係者へ、初めてお花を
贈らせて頂きました。>黒田由祈さん
vol.04『STAR WALK』から出演されていた
らしいのですが、この時はジャスミンと
岩崎まぁみさんが印象に残ったので、
グッズを渡した記憶があります。
SWps
黒田さんは、vol.6の『ラヴandソルト』
で、ボクの中ではブレイクしたかな?
特に、『運命の人』(笑)

黒田さんは、あまりNETをされない為に、
つい聞き漏らして仕舞う事があり、白玉
さゆりさんに誘われた舞台、その時も、
楽園だった。『父かえる2015』かな(・・?
に出演していて、中々の雰囲気を醸し出して
おりました。

さてさて、本日の『ホスピタル』初日。
無事幕開けとなり、とても楽しませて
頂きました!...遅刻しましたが。

太田晧子さんの役は確か川居ナオミさんが
されていたなぁ、とか。カフェの店長は
現在劇団ギルドの北村りささんだし、
 (この時がきっかけでギルド観に行ってたり)
店員がジャスミンと岩崎愛美さんで。
濃ゆい3人組が福井さんと咲斗さんと・・
勲人さんでしたっけ?うる覚え。
最終電車が印象的だったベテラン甲斐さんとか、
今だからちゃんとご挨拶できますが、当時、
怖くて近寄る事さへ出来なかった桑原辰旺さん。
とか。今回黒田さんが演じた役は当時、新川ほなみ
さんでしたよね、確か。
そうそう、最後はウルっと来るのですよね^^

Tシャツ

今回Tシャツがとても良い!
ホスピタル=病院だけに、マークが心臓の位置を
意識して居るって所がとても粋でしめー^^
今回も、大き目サイズを揃えて頂き有り難うございます!

coltd
HBロゴ
何故か写真が横向きだ

MOTHER2015~特攻の母 鳥濱トメ物語~
新村享也さんを追いかけて(笑)
東京公演10/7-12
2015年、新村さん出演との事で初めて
MOTHERを観劇致しました。

オール

戦後70年というキーワードに、
『大東亜戦争末期、”特攻の母”
と呼ばれた鳥濱トメの物語。
あの大戦を風化させない為に、
今、私たちに出来る事は何なのか・・・。』
と謳い。

トメの回想から始まる特攻前夜の話。
当所の感想はこんな感じだった。
『人なんだな』と思った。
トメが最後憤って店から飛び出し、
表で座り込む。そのバックに
親しげに手を取り合う特攻隊員と
進駐軍。今の日本に途轍もない
メッセージを残しているのだと。
『戦争はしちゃいけないよ。』ってね。
50人を超えるキャストでひとつひとつの
エピソードを事細かに表現するのはとても
大変な事なんだなと思い知らされる作品。

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キャスト

東京公演はB班のみの観劇でした。
地方公演はB班主体にゲストや所々A班
キャストでお送りしておりました。
新村さんもフル出演という事で、スケジュールを
やりくりして、愛知以外は全公演伺う事が
出来ました。
山梨10/20・名古屋10/24-25・岐阜10/27
大阪10/31-11/1

第2・第43振武隊
野郎どもが声高らかに歌う。
なでしこ隊との交流。
尉官が妻への愛を綴る。
ほがらかに、笑顔で特攻。堀川圭作。

第51振武隊
新村さん扮する川谷渉少尉が妻への別れに
最後の散歩だと手を差し伸べて「おいで」
というシーンは大好きで、田中亜弥さん扮する
綾子が終始泣き顔を崩さなかった事が
とても印象的でした。

荒木田隊長に奥さまの写真をせがむ隊員
「見たいであります!」礼子もダシにしての
一致団結な様は観ていてとても好感を
覚えました。

金山文博少尉(朝鮮人)
トメ家族を祖国から離れた日本での家族と慕い、
最後の別れに団らんを求めた描写に涙しました。
また、立ち振る舞いの演技とでも言いますか、
とても格好の良いお辞儀や気お付けは、全特攻
隊員の中で一番だったのじゃないかと思います。
まるで、袴を履いたサムライの様でした。

第117振武隊

憲兵に因縁をつけられたトメを助ける為に走る
特攻隊員たち。大阪弁の先に特攻した堀川の同期
と「仕方ないわなぁ」と言った少尉さんが雰囲気
を作っておりました。堀川の母と姉が尋ねて来た
時も、空気を感じさせないようなヤリトリとか
このお二人が大好きになって仕舞います^^

堀川母に扮する河野うさぎさん。劇中で一番
涙を誘う間というものを持っておられましたね。
「枯れちゃったんだね」のちょっとおどけた
言葉もとても良かったなぁ。

大石静江と兄清の会話。地方公演ではA班の方が
演じておりました。タイミングやテンポはB班の
方が好きなのですが、実際の兄妹だったらこんな
モンかなぁと納得できるほど自然に見えました。
どっちも有りですけどね^^
A班:歳の離れた兄妹
B班:親代わりを買って出た兄とまだまだ幼い妹
に感じられました。靜ちゃんの可愛らしさから言えば
B班なのかなぁ。

面会に来た妻に何も言わない隊長。
最後、訓練だと言い張りながら、妻へ最敬礼。
それに応えた妻の一礼はとても泣ける場面でした。
とても晴れ晴れとした顔の隊長さん。良かたなぁ。

東京初日のアメリカ兵ハスキンとトメの会話が
台本に忠実で、「何言ってるかわからない」の
キーポイントを肴に結構なヤリトリをしていて、
とても良かったんですが、2、3回目は大分に
テンポを早くした為に単なるコントで終わって
しまい残念に思っていた所、岐阜と大阪では、
東京公演初日と同じくらいのテンポに戻っていて
とても良かったと思います。
言葉の壁は、まどろっこしい位のヤリトリが、
とても必要に感じました。

憲兵コンビが戦中と戦後の態度に周りが辟易して
いる場面。進駐軍におべっかを使っている場面。
岐阜公演でワッキーさんのセリフ(アドリブ?)
は少々いただけない。進駐軍に指を差して、
「ヘ○タイ・ヘ○タイ」と言っていた様子。
観ている側はその場面がとても面白くてたまらん
とは思うが、作品の雰囲気を著しく貶める事必至。
笑いを取れればそれで良し的な事はやめて欲しかった。
戦中の憲兵の偉そうな態度や横暴さとのギャップを
比較する為の表現だが・・・。
メジャーな方がアドリブを入れたくなる程長期の
公演だとこうなりがちなのかなぁと残念に思った。
若い演者がコレを真似しない事を祈った。
大阪公演ではワッキーさんが出演できないという
張り紙を見て安堵してしまいました。
えばっている憲兵役はとても良かっただけに、そう
思えてしまう事の方がショックです。

礼子がアメリカ兵を可愛がる母さんのトメが嫌だ!
と外へ駆け出す後ろから追いかける姉の美阿子。
岐阜公演では今にも泣きだしそうな演技で何時もと
違う感動が生まれた。
奇しくも演者の背景に何があったのか、演出なのか
劇中の事なのか、私事なのか、の判断はつかないが、
ボクにはそんな事はどうでもよく、もらい泣きしそう
な位迫真と感じました。

ラスト、「何故人は戦争をしてしまうのだろう」の
問いを投げかけた後、たまらなくなって戸外へ出る。
そのバックで特攻隊員と進駐軍が共に仲良くしている
様が描写されていた。

戦争なんざしちゃイカンよ
今、まさに政治家や上層部のバカ共に
考える時間を作ってやる!と117振武隊の
隊長久保田利雄のセリフと同じ事を問いかけている様
に思えました。

結局、愛知を抜かして東京、山梨、岐阜、大阪と、
観劇できて良かったと思います。積み重ねて行く
内に色々な事が見えてきましたので
最初はお花だけにしようと思ってましたので。

華

【LIFE】
LOVE&ROCKS築地本願寺ブティストホール
2015年5月21日(木)~24日(日)】

LIFE楽


ボクは大概ぶきっちょな人間らしい。


◆良くも悪くも現実。なのか。

STORY
椿唯愛は既に他界した先代に許嫁を決められていた。
若頭的位置の阿左美(有馬芳彦)折しも椿・柊共通の
親分橘の15回忌に柊静流(正木)と再会。
2人は急速に接近していった。
椿・柊の抗争中現トップの2人がそれぞれの先代と同じく
決闘で亡くなる。そんな折、密会を続けていた2人に
暗雲が。唯愛の病魔が急速に発症したのだった。
許嫁と決められた時には阿左美も組長の娘を足掛かりに
トップを狙っていた節があるが、闘病中の婚約者に
甲斐甲斐しくお世話をしていた。最後は死へ旅立ちへと
赴く唯愛の本心でもある静流と添い遂げたいとの気持ちを
尊重して涙を呑んで病室を去るのである。
抗争で撃たれた静流は唯愛のベットに寄り添い、2人とも
亡くなってしまう。

誰も幸せになれない物語。

劇場版の2時間半ではとても伝わらない程の主要キャストばかり。
脚本演出の原口勝さんの脳内にあるディレクターズカット版を
是非観たい所だが現実には無理。それこそ、バー公演スターズで
毎週毎週何週間にも亘って表現し続けなければならないだろう。

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今回の観劇は違和感があった。
というのも恵比寿スターズに
常連さんと同じくらいの頻度で
通ってしまったからだと思う。


バー公演?で慣れてしまったアタマを
劇場の舞台上にアノ人もコノ人も居る。

初めてお見受けした方ならばまだまだ
大丈夫なのだけれど。

普段の顔を観ているだけに、コワい役、
したり顔、荒い言葉、全てに順応できない。

舞台を舞台として見る事が出来ない。
恵比寿スターズの時の様に話し掛けられない。

結局ボクは昨年の『遥かなる空』を観た時に
戻ってしまったのか。

唯一お話しと握手が出来たのが鹿島 大くん。
セリフがあった訳ではない何役も兼ねている
トラ系の役だ。そうそう話した事もないし、
自ら握手を求めた事もない・・はず。

何時も観ている筈の原口さん伴さん恋さんに、
全く近づけないのである。

何故だろうか。

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『LIFE FOR LIFE』
本田美奈子さんという芸能人の方が闘病時に
放った言葉らしい。ゴメン。よく知らない。
(TVを見なくなって20年近いからか)

調べて見ると生年月日が1967年7月31日
同い年で僕と3日違いの年上さんでした。
平成17年11月6日歿 享年38歳。
そうか10年前か。

急性骨髄性白血病

マンガや小説でドナー登録に奔走して居る人々の
身を切られる想いを幾つもみました。
そして、適合者の骨髄液抽出手術時に沢山の事故が
起こっていたことも。
怖い。考えると身体が震える。ちゃんとした知識は
ないのだが、HPを見て適合者資格も見て解らない所を
コーディネーターに聞いた。
ボクの身長では体重80Kg位までではないとダメらしい。
心中はホっとしたのか、それとも憤ったのか。

54歳までに体重80㎏台をキープ

当面の目標となった。

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力のないグッズにも心(❤)を入れたかったのは
この時の心境に左右されたのかもしれない。

恋

勝

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スターズ劇場版LIFEでは幼馴染が偶然再会!
最後急性骨髄性白血病で亡くなるまでの女性
椿 唯愛(華彩なな)の物語である。

当然、誰も幸せになれないという重いラストは
観劇後、背中に重くのしかかった。
追い打ちでドナー登録の勧めだ。
チャリティー公演なのだから当然だろう。
気分は非常に重かった。

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ボクはまた何事もなかった様にLIFEアフターデイズから
恵比寿のスターズへ通うのだと思う。
非日常から日常への移行はかなり容易いんだと思う。
そして何事もなかった様に常連さんとおしゃべりして
何事もなかった様に役者さんへご挨拶するのだろう。
・・・・
・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
重すぎるテーマから逃げる様に。

根本的に観方の違いに気づいた。
ボクは、これだけ色々な方々、役者を含め
制作演出脚本、そして観劇者などなどなど。
作品自体の素晴らしさに感涙されて居るのに
も関わらず。個々の素晴らしさ、設定などの
方に俄然興味がいって仕舞いがちだ。

A班津田晴恵役 石神悠紀さんのツイート抜粋
ーーーーーーーーーー
@yuki_ishigami: Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~
終演しました。

すべての方にありがとう。

普通に恋をして
普通にこどもを産んで
普通にご飯が食べられる世の中

ずっと続きますように・・・ 
ーーーーーーーーーーー
大好きな新村享也さんの、コレぞ
メインテーマ的な言葉である!
と、皆口々に語る様を見聞きして、
やっとボクも嗚呼そうなんだ。と口に上気せる事が
出来る。
アノ場面、頭の中は決意に満ちていく様を表現!
という所に感動し、頭の中はそればがりがグルグル。
碌にセリフも入って来ない。
そして、実に新品少尉らしい事を言ってる事で、
演出と設定を深く理解しているであろう新村さんに
感動を覚えておりました。

◆新品少尉さんとは
  実践や汚れな作戦の経験が不足し、
  尉官候補生学校を出たての様な
  戦場理念の理想を口にする事の出来る軍人。
  生き残る事よりも、死して護国の鬼となる事を
  第一に考えられる官位軍人。

と、この様に考えている。

◆最先任軍曹
  若い官位を補助する為、経験、実践共に
  新品少尉さんとは遥かに教育を徹底された
  戦士と言っても過言ではなし。
  上官にはどこまでも敬意を持ち、部下教育は
  徹底的に。時に官位候補生学校で教練の
  指導員となる事もある。

◆民衆兵
  尉官軍人を貴族階級とするならば、民衆は一般人と
  の見解を持つべきであろう。志願ではなく徴兵で
  軍人になる方々を指す。特に伍長ともなれば、まだまだ
  理念すらも染み込んでいないのであろうからこそドラマ
  として成立する所なのだろう。

この下りは、特攻前夜、武村体操での軍曹殿の
号令を観てそう思った。

死を目前に、何とも洒落の解る少尉さんではないか!と。

大尉殿
恐らくは貴族階級といえど、民衆よりなのだろう。
いや、推測年齢から考えて、叩き上げ軍人なのかも
しれない。新品少尉よりも軍曹と伍長らとの仲の良さ
を見ているとそう思いたくなる。
自分も彼等と共に特攻したい。
この様なセリフを言う所をみると矢張り叩き上げか。
 
内地とはいえ、戦場に身内が来るという事は中々ない。
まして少尉さんともなればお手本。特待公使して妾的な
事は有ったと言える。そこを表現しているなんて、
なんとまぁ追求している事でしょう!
衆民から見ればヤッカミの対象になるのもうなずける。

司令が、現場を知らない莫迦共が作戦を立てるから
こうなる!と、仰っていたが、正にその通りだ。
そして少尉は未来の子供たちの為に死ぬのだ!
愛する者の為に死ぬのだ!と自他を奮い立たせる義務を
果たしていく。何て哀しい物語なのだろうか、否!
かつて、この日本で行われていた確かな事実なのだ。
大本営の決定は絶対なのだ。

世の中平等となったとはいえ、この手の話はよく聞く。
よく聞くからと言って罷り通り過ぎると『いぢめ』
というモノを代表として社会的問題に発展する。
これこそが、人間本来に備わった決定的な欠陥で
あろう。

さて、話を戻す。内田伍長が「俺らは神様になった」と、
彼女達にうそぶく。彼女らは当然のように使役する。
異様な様子に伍長達は狼狽える。昨日まで、いや
さっきまでの幸せな暮らしがたった1つの命令で、
粉々に崩れ去ったのだった。

なんでだ!何故!なんで俺たちなんだよ!
心の中で呟く、嘆く、叫ぶ!

この時ムードメーカーたる軍曹は、起き抜けなので
走りましょうよ。と少尉に嘆願する。
AB共に軍曹の顔は笑っていなかった。

2部では、後4,5日という短い時間の中で各々が
決意、覚悟をしていく様を描き、清々しいまでの
気持ちで死を受け入れる兵士の気持ちをみせて
貰えた。

「表面的には異論は御座いません」
笑いのとる一文だ。このニュアンスのセリフは
劇中2度出てきている。笑いのツボとしての
真似てみた。と、その時の心情は正にソレだろ!?
命令は絶対だよ!を皮肉ってますよね。

蝉の声がとても効果バツグンなのは言うまでもない。
扉を閉めると音は鳴り止み、開けると聞こえる。
客席も舞台上も蝉の声に仕切られていました。

ラストは光の点滅する舞台上で、バタバタと
プロペラ越しの雰囲気のの中、勇ましく飛び立つ
特攻隊員。泣き叫ぶ若い女。表面的には意を決して
見送る親族。苦虫を潰したような苦渋を押し込めて
見送る司令官サイド!
なんとも常套句的な表現だったが、全てのドラマを
観てこその涙がココにあった。

笑顔の裏側なんか考えるのはナンセンスだった。
笑顔で見送る意味を知った。

もう、悲劇を謳う戦争の映像を見ても眉をひそめないだろう。
目をそらして逃げる事はしないだろう。
多からず少なからずKissMeYouのドラマがあるのだから。

エンドロール。的な特攻の映像。
無駄死にの様を見せられた。
海へ落ちる様。艦に激突する様。高射砲を掻い潜って
戦場に突入する様。無感動に観続けた。
無感動に笑顔で見送った。
無感動な笑顔で涙した。

死地へ逝く…いや、行く者と見送る者の笑顔の意味を知る作品だった。
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ある、戦記モノの小説が近年のお気に入りで
今でも良く読んでいる作品が、佐藤大輔著の皇国の守護者だ。
架空の皇国。多分日本に酷似している。剣牙虎という生物兵器が
いるという事と、テレパシーの様なモノが普及し、無線がまだ
発明されていない世界。だが、文化や理念は大凡似ている。
士官学校出たてのボンボン。とか、理想のみを掲げる莫迦ども。
生き残る為にありとあらゆる手段を行使する様。
それでいて、規律や命令無視をしない努力。
「あの人は決して正しくはないぜ、けれど俺たちは
    この最悪な戦争で生き残れるかも知れないという信頼はある」
軍曹以下部下達が発した言葉だった。

この作品有りきのアタマでKissMeYouを観ていた感がある。
英雄を夢見る莫迦共が!
衝撃的な言葉だが、この舞台中司令官は同じ事を言った。

戦争反対の意味が込められた作品だと思います。
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