自主退院 | オッサンナースが走る!男30代から看護師への転職!!

オッサンナースが走る!男30代から看護師への転職!!

男30代で新米看護師。ナースマン…。いや、オッサンナースです。看護学校時代の苦難の日々もあり、ドロドロした看護師やドクターとの人間関係もあり、患者さんとの爆笑エピソードもあり…。早く、一人前の看護師になるために、日々頑張っている独身男看護師の奮闘記です。

僕の職場は外科だけれど、内科の患者さんもたまに入院してくる。


毎度のアルコール依存、60代の患者さん。


病名はアルコールの飲みすぎの食欲不振。


しかも、救急車でご来院。


・・・おきまりの生活保護だ(ーー;)


食欲不振なので点滴をして、少しずつ食事が食べれるようになり、トイレにもひとりで行けるようになった。



ある日の夜、その患者さんの病室に認知症のおじいちゃんの患者さんが病室を間違えて入ってきた。


患者さんは激怒!


こちらが


『あの患者さんは認知症だから、なんとかご容赦頂けませんか?』


そう言っても、


『家族を呼べ!』


『師長を呼べ!』


僕たちが病室に行くたびにどなりまくる。


それが3日間続いたので、さすがに師長さんに相談した。


師長さんが対策を手配している間に、その患者さんは勝手に荷物をまとめて自主退院していた・・・・・・(ーー;)


生活保護なので治療費の踏み倒しはないし、病気がそうさせているから仕方ない面もあるけどあまりにも非常識。


彼は、うちの病院にはもう二度と入院はできないだろう。



聞くところによると、生活保護をもらって1週間も経たないうちに、生活費を全部酒代に費やしていたらしい。


本来ならアルコール依存を治す専門病院に入院し治療しないといけないのに、その必要性を理解できず、定期受診もせず、調子が悪くなると救急車で受診、良くなると飲酒の繰り返し。


こういう輩に国民の税金を使うのは、僕はどうも解せないし、治療してても虚しくなる。


先日、生活保護を不正に使うと罰則をもうけるという法案が成立しなかったみたいだけれど、これはぜひに通してもらいたいと思う。