そして人となる・   2014.1.1 | 江藤日記

そして人となる・   2014.1.1

新年あけましておめでとうございます。皆様にとって、今年がよき年でありますように!

年末、大宮北高在職最後の学年の同期会がありました。その時に卒業生に贈った言葉を、幸か不幸か江藤にかかわった、悩み多きすべての卒業生に贈ります。


64歳の江藤からの伝言

  私の大切な君たちへ

今、振り返って

この64年間を顧みたとき

生きてきてよかったと思う

人生は、楽しかったと思う

だから、たとえ今、命がなくなったとしても

なにも悔いることがない。

君たちが、今の私と同じ歳になったときには

私はすでに、宇宙を構成する塵になっていることだろう

だから今、伝えたいことがある。

20代の真っただ中にいる君たちは

未来への時間と可能性にあふれている

その分、迷いや悩みにもあふれている

あれもしたい、これもしたい

あれもできないかも、これもできないかも・・・

ジレンマと期待と不安に悩まされていることだろう

そう、いつも人生は悩ましいもの

だから、自分を信じて

思い切って選ぶことだ

選んだ結果に、反省はしても後悔はするな

さらに、前に進むがいい

そこから、思いがけない展開が必ずあるものだ

それを信じるがいい

まっすぐな人生も、紆余曲折の人生であっても

人生は面白い、そして楽しいものだ

もう一つ伝えておきたい

しばらくは、他人のことが気になるだろう

焦ることもあるだろう

でも、自分の人生は自分だけのもの

所詮、死ぬまで自分で生きるだけのこと

幸福も不幸も、すべては自分の心の中にあるのだから

どんなに不幸だと思った時でも

君たちの傍らには

大切なものがいつも寄り添ってくれている

そのことに気付くことさえできれば

必ず、人生は美しく見えることだろう

だから、恐れることなく

不安になることなく

一つ一つ自分の力で選んでいくがいい

一つ一つ自分で切り開いていくがいい

苦しいことも辛いいことも、楽しんでくれ

そして人生が楽しかったと

素敵だったといえる人生を築くがいい

だから今を

少しがんばれ

すてきな人生の後輩たちへ!