そして人となる・・・・・2013.8 NO8
9月22日 反差別東京大行動
「一緒に暮らそうよ!」「一緒にいきようよ!」「すべての人が一緒にいきよう!」そんなスローガンのデモが22日、新宿西口の都庁そばの中央公園から東口をとおり、職安通り、歌舞伎町、区役所、そして西口まで行われた。アメリカで行われた有名な差別撤廃の大運動1968年のワシントン大行進をイメージした行進だった。
当時歌われた「we shall overcome」を演奏するブラスバンドを先頭に、少数民族・韓国・朝鮮だけでなく、同性愛者などのマイノリティーなども参加したもので、風船を持ち、積極的に周囲に「共に生きる」ことを求める行進で、とても楽しく明るいものだった。参加者は1200人以上2000人近くの行進となった。
最近、この新宿で人種差別・民族差別を公然と叫び、「殺せ!」「死ね!」「首つれ」などと、あまりにもひどい言葉やプラカードで行進する団体がいるのだ。それに対する行動だった。
私は「交わりは豊かさを生み、憎しみは悲しみを生む」ということを言い続けてきた。だからこそ、行動を起こさねばならないと感じていたので、すぐに参加。仲間達も10人近く参加した。黙って見ていぬふりをすることは、悲劇を拡大するだけだから。そのことは歴史が証明している。可能な人が、少しでも可能なことを自らが行うことが大事だ。
青空のもと、私は朝鮮の打楽器演奏サムルノリのチームに参加。銅鑼を持って演奏しながら歩いた。沿道からたくさんの拍手と笑顔をもらった。平和でなくてはならない!笑顔があふれる街・社会でなくてはならない!としみじみ思ったのだった。