木浦大学おじさん留学記 日本にて 森のコンサート | 江藤日記

木浦大学おじさん留学記 日本にて 森のコンサート


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5月3日の四時頃から長野県東御市にある里山のコンサートに出かけた。10年前に里山保全活動を大宮北高校生の一年生がHR合宿で行った場所だ。その後7年間ほど継続して一年生が枝打ちや下草刈りを行った。現地で真剣に森の保全活動をしている方の名前は森勝さん森昌子さん。15年ほど前に初めて二人に出会い、その考え方生き方に強くひかれた。もともと埼玉で里山保全活動にかかわっていたこともあったので、ぜひとも北高生徒達に環境問題を考えてもらいたいという思いで始めたのが最初だった。実際に作業した高...





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 4日のコンサートは最高だった。障害者の太鼓演奏やプロの声楽家まで、幅の広い音楽がさわやかな新緑の森にこだました。その後、10年前に卒業生が枝打ちし、下刈りした四季の森に出かけた。本当に美しい森だ。二人もだんだんと記憶がよみがえってきたようだった。記念写真を一枚撮った。森さんと一緒の写真は、ブチ君が半身しか撮れてなかった!ごめんよ!でも、北高生徒が汗して整備した他の森も含めて、きれいだった。歩きながら、「あそこも、ここも、北高の生徒さんが汗を流してくれたところだよ!」と森さんが話してくれたが、そこはみんな、枝打と下草刈りの結果きれいな森となっていた。地元の人がみんな感謝していた。卒業生のみんな、いつか、行って見てほしい。あの時の森がどんなになっているかを。新緑の森をわたる風を受けながら、心豊かな時間をもった。やはり、自然、人、そしておいしいお酒と音楽。これが最高だね!

校生は、あまりその活動の意義は理解できなかったかもしれないが、いつかはわかる時が来ればよいと考えていた。今回その場所近くで森を守るコンサートをするのでぜひとも参加してほしいと森さんからの誘いがあった。それなら、実際に作業をした卒業生が一人でも来てくれればと思い声をかけたら、二人の卒業生が参加してくれた。前日の7時ほどに森に到着。すでに来ていた関係者と合流、二人以外はみんな60代以上。彼らも最初はかなり緊張したと思うけど、「おじさんたち」の音楽と地球と人間を愛する熱い思いと陽気さに、酒も手伝って一体化した。ビールにウイスキー・焼酎と飲みほし、夜中の2時過ぎまでギター・パンフルート、ピアノのセッションで盛り上がった。二人ともギターやピアノで自己表現して、喝采を受けた。本当に楽しい前夜祭だった。