年末年始は図書館で3冊借りて読んでいました。うち一つは推理小説。あとの2冊は紅白歌合戦から日本社会を見るというものと、昭和40年代を回顧しながら現代を考察するものでした。

個人の感想を手短に述べますと、中流意識が国民に浸透しだしたあたりから、日本の生活構造が変化したように感じます。戦後から高度成長にかけては集団的な家族主義が人々を守り、また社会もそれを当然としてきたのが、他人と比較して自分は経済的に劣ってはいないと自覚することができた時から、人々は「個」に走り出します。そして他人との繋がりを快く受入れなくなってしまいます。そして現在はどうか。自分の置かれている状況に不満を持つ人がかなり存在しているのはご案内の通りです。

 

子育てが苦しい、会社が辛い、学校に行きたくない

そして、行きたくなければ行かなくてよい、子供をもつ人には優しくなどと呼び掛けられていますな

 

しかし、世間はそんなに甘くはないのが今の日本の社会。経済的にもげんかいだと支援を求める声も多い。

 

ただ、それが現実、つまりこうなったのは自身の責任でもあると思います。

理想は必要ですが、不満をいう前に我が身の行いを省みるのもありでしょう。

 

みなが平等に生きることなど所詮無理です。批判して与えられたら勝ち誇るゃような態度の人間が最近多くなりました。そんな輩にはついていけませんな。