わたし、ベルばらは原作以外に
様々な関連本を所有しているのですが、
その中でも一番活用しているのが…
はい、これ!👇
『ベルサイユのばら大事典』
ベルばら連載30周年を記念して集英社から出版された
原作者さんが著書の1冊です
この本は他のベルばら関連本に必ず盛り込まれている
各キャラクターの人物紹介の他に、
ベルサイユ宮殿での当時の生活習慣や文化
宮殿内部・外部の見取り図
軍の階級説明
貴族の爵位の説明
そういった情報がいろいろ盛り込まれているので、
原作を読みつつ疑問に思ったことの参考になることも多い
わたしなんかはとても参考にしている1冊です(*'ω'*)
そんな『ベルばら大事典』の中でも、
わたしが一番重宝しているのが…
ベルばら原作作品内の年表一覧☆
表紙を開いてまず登場するページです。
【ベルサイユのばら 大事典 p. 3】
真ん中にキャラクター相関図、
そしてその両側に
ベルばら原作ストーリーの年表が掲載されています。
ベルばらのストーリーは歴史に添って進行していて
かなりの長期間を舞台にしたお話なので、
たまにストーリーの時系列がわからなくなることがあり、
そういったときにこの年表は有効です。
前回までフェルゼンのことを書いていたら、
フェルゼンって結構フランスにいないよね!
といったことが気になって、
どのくらいフランスにいないのか検証するために
この年表を確認したのです。
...で、そんな作業をしていたら、
原作者さん著書の年表だけど、
ちょっとつっこみ入れたくなる個所をいろいろと発見してしまったので(笑)
ここで少し紹介しておきたいと思います^_^;
まずはつっこみではなく
再確認したこと☆
ベルばらのストーリーは何気にフェルゼンから始まりフェルゼンで終わる
そんな風に構成されていて、
なのでフェルゼンってやっぱり
ベルばらでは主人公の一人なのね~
といった感想を最近書いたのですが、
このことはこの年表でも明らかです。
【ベルサイユのばら 大事典 p. 3】
年表もフェルゼンの誕生で始まってる🌳
原作の冒頭シーンをそのまま年表にしたような感じです。
そして年表のラストも...
【ベルサイユのばら 大事典 p. 3】
フェルゼン惨殺の説明で終わる…
原作そのままの構成です。
ベルばら原作がそのまま年表になったようなクオリティー!✨
と、ベルばらファンにとっては
わくわく感💕を誘うベルばら大事典ですが、
いくつかつっこみどころもあります。
なのでいくつか(私的)つっこみポイントを
書き出しておきたいと思います
まずは最近書いていたフェルゼンのフランス滞在の日時を確認するために
この年表を調べて気づいたことなのですが…
原作に描かれているフェルゼンのスウェーデンへの帰国の時期と
この年表の説明には違いがあります。
原作では1774年の5月にルイ15世が天然痘で逝去し、
その遺体がサン・ドニ教会に埋葬のために運ばれて(近衛兵が護衛担当)
フランス王妃になることに胸躍らせたアントワネットが
オーストリアの母上マリア・テレジアに手紙💌を送って、
ルイ16世の戴冠式👑が行われたのが
1775年6月11日...
つまりルイ15世逝去の約1年後なんですね。
その直後にオスカルがパリのフェルゼン邸を訪問し
スウェーデンへの帰国を促し、
そしてフェルゼンは帰国→4年間フランスから離れる
そんな流れとなっております。
そしてオスカルがフェルゼン帰国の報告をアントワネットにして、
その後にアントワネットの計らいで
オスカルが近衛連隊長に就任🐎
そんな流れとなっているのですが、
ベルばら大事典では、
フェルゼンの帰国がルイ16世の戴冠式前
1774年内の出来事になっているのです|д゚)
確かに流れとして、
ルイ15世逝去でアントワネットが実質のフランス王妃になるので
なるべく早い段階でオスカルがフェルゼンに話をつけに行く
そんな流れがしっくりくるのですが、
原作ではフェルゼンはルイ15世逝去から
1年くらいフランスにとどまっていたということみたいです。
フェルゼンはルイ15世逝去から1年間、
何をしていたんでしょうね^_^;
パリのフェルゼン邸にいたと思いますが、
まだ新国王の戴冠式も済んでいないので
ベルサイユ宮殿での舞踏会などのイベント事はあまりなさそうなイメージです。
さてさて、
それ以外のつっこみどころを書いてみよう(・ω・)ノ
(笑)
ものすごくどーでもいいことですが、
パリ出動の前夜のアンドレの脳内のほとんどを占めていた
人生を賭けた彼の望み
それが…
【ベルサイユのばら 電子版 8巻】
オスカルと契りたい…❤
(笑)
こんなディープな男性の心理を
あからさまに描き出してしまうベルばら...
さすが!(・ω・)ノ
と称賛してしまいそうですが(笑)
なかなか「契る」って言葉
現在では使われないんじゃないでしょうか?^_^;
でもベルばらではこのアンドレのセリフにより、
「契る」=ベルばらの名言の一つとして読者の脳内に
インプットされていること間違いなしですが(笑)
ベルばら大事典の年表に、
オスカルとアンドレのベッドシーンについて
なんて表現されているのだろう?
と気になって調べてみたら…
「オスカルとアンドレ夫婦の契りを交わす」
|ω・)
(笑)
契り交わしてた❤
アンドレの願いが叶ったような表現で書かれていました。
よかったね、アンドレ(・ω・)ノ❤
(笑)
おもしろいのが最近このブログで書いた
フェルゼンがチュイルリー宮殿に潜入し王妃さまと結ばれるシーン☆
こちらはどうやって記載されているかというと…
「フェルゼン、チュイルリー宮に忍び込み アントワネットと契る」
...|ω・)
こちらも契っております
(笑)
忍び込んで契るって、
なんだか犯罪の匂いがしますが(笑)(妄想です)
「契る」表現、大活躍です❤
(笑)
最後にものすごーく気になった、
アンドレのオスカルへの怒濤の告白シーン
これどう表現されているんだろう??
って、
ワクワクしながら調べてみたら…
【ベルサイユのばら 大事典 p. 3】
「アンドレ、オスカルを押し倒す」
...|ω・)
???
(;´Д`)💦
ええ、まあ、押し倒していましたけど…(゚Д゚;)
でも、せ...せめて、
彼の「愛の告白」要素について触れてあげて💦
じゃないとアンドレの犯罪行為の記録
みたいになってしまってるんですけど…^_^;
ここだけ読んだ人は、
アンドレ=やばいやつ
としか理解できないのでは??
ええ、たしかにあれ性暴力ですけど、
でもそれよりも愛の告白要素
入れたげてください
アンドレ、
必死でがんばったんですよ~!
(最近わたしはアンドレの応援に回っている)
ベルばら大事典
なんだかアンドレを冷たく突き放している感が…
^_^;
その前のオスカルが酒場で乱闘事件
~星空の下のアンドレのオスカルへのキス❤
これもねえー|ω・)
表記方法が、
「アンドレ、泥酔したオスカルにくちづけをする」
...|ω・)💦
こ...これもなんだか、
犯罪っぽい書き方では...?
(笑)
なんだかアンドレの扱いが雑な
ベルばら大事典
まあアンドレの数々の行動自体
犯罪スレスレなんですけどね~(すでに犯罪の域とも言う)🍷
ちなみにウィキペディアに
ベルばらのキャラクター紹介の項目があって、
そこでは原作とアニメのキャラ設定ががごっちゃになっていて
原作ファンのわたしなんかはいろいろモヤっとすることがありますが
一番 Σ(゚Д゚)となったのが、
アンドレのキャラ紹介の欄に、
「心はオスカル一筋だが、18歳の時にパレ・ロワイヤル界隈の娼婦と経験済み」
って、バレされてること
(笑)
かわいそうなアンドレ...^_^;
そんなプライベート情報を
ネットで全国にさらされるとは…
なんだかアンドレがかわいそうになってきたわ…
...ということで、
ベルばら大事典の年表に
つっこみを入れておきました
そしてそこでもアンドレが
いろいろと話題を振りまきまくりです
(笑)