いきなりサン・ジェストの話です(笑)

 

 

ベルばらではサン・ジェスト、

三部会の下りあたりからしか登場していませんが、

 

オスカルもびっくりな女性的美を備えたなまめかしキャラとして❤

原作内でも結構目立つ存在でした赤薔薇

 

 

別にサン・ジェストくん、わたし

 

そんなに注目しているわけでもないんですけどね…^_^;

 

でもなぜいまこんな記事を書いているかというと、

 

最近ネットで日本のニュースを見ていたら、

こんな記事を見つけたの👇

 

 

サン・ジェストはフランス革命期の革命家として歴史的に有名で、

その美青年ぶりも有名だったみたいだけれども、

 

フランスでは決して女性的には描かれたことはないみたい。

 

そしてサン・ジェストが日本で有名になったのは

ベルばら赤薔薇の影響大!

 

みたいな感想の記事でした。

 

 

わたしは昨年YouTubeで、フランス革命200年を記念して制作された

フランスの映画「フランス革命」フランスを観て感想を書いたことがありますが、

 

たしかにその映画の中の彼は美青年だったけれども、

女性的だったりなまめかしさとかはなかった気がします。

 

 

記事の中にベルばらのこのシーンのことが書かれていました…👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 7巻】

 

記事:『ある日、彼女(オスカル)は国民会議の場で革命家のサン・ジュストを目撃した。そして、その美貌におどろかされる。「男装をした女がいるぞ! すごい美人だ」。オスカルは盟友のアンドレに、そうつげている。』

 

アンドレが盟友、という表現に

ちょっとウケてしまいましたが(笑)

 

ベルばら赤薔薇でのサン・ジェスト初登場で、

 

サン・ジェストの印象=男装した女

(そして醸し出されるあやしい魅力ピンク薔薇

 

そんな路線を前面に押し出した感じです。

 

 

ちょっと話は逸れますが、

 

このサン・ジェストとオスカルとアンドレのキャラの交差する感じ、

なんだかおもしろい…

 

3人とも雨に濡れていて、

セクシーさを醸し出す感じになっていますが、

 

性別を超えていくようなあやしい魅力をぷんぷんさせたサン・ジェストを

オスカルが目撃してオスカルがぽーっとなっているスキに(?)

 

これまた雨にうたれてセクシーな感じのアンドレが、

 

「あはん おまえのほうがずっと美人だ」

 

って、

 

しれっと、しかもいたずらっぽく

オスカルにアピールしてて(笑)

 

このページめくると、

 

アンドレの半裸姿でオスカルが、

 

ぎゃーーーー!!❤

 

のシーンなのです。

 

 

よくわからないけど、

 

OAの恋愛の進展をサン・ジェストの性別超えたあやしい魅力で

無意識的に手助けしているの?

 

なーんて変な妄想してしまった…無気力

 

 

そう、サン・ジェストって、

 

男は男らしく

女は女らしく

 

を超越しているキャラクターで、

 

それが嘲笑や排除の対象じゃなくて、

あくまで読者へ不思議な魅力を振りまく設定なのですね。

 

 

ベルばらの主人公の一人のオスカルも、

 

女性なのに男として軍人として生きてきているので

(本人は女性である自認アリ)

 

性別を超えているといった点ではそうなのですが、

 

オスカルの場合は

周りの事情により外部から押し付けられた結果の性の超越。

 

でもサン・ジェストは、

自ら自然体に生きる上での性別の超越で、

 

性やジェンダーに悩み揺れて生きてきたオスカルにとって、

 

なんだか未知な生物なのだけれども(笑)

心をわしづかみにされるような出会いだったんでしょうね。

 

なんだか似て非なるやつがいるぞ!

なんなんだきみは!?

 

みたいな?(笑)

 

 

オスカルはまだある意味、

男女2元論の範疇の中に生きている人物だけど、

 

サン・ジェストはそれを超えて行ってしまっているのね。

 

 

原作者さんは現在以上に

男女の2分が激しい時代を生きた人だけど、

 

当時から性別に関してフレキシブルな考えを持っていた方

だったのかもしれませんね。

 

 

そういえば日本の最初の神である天照大神は両性具有で

性別を超えていたようですね。

 

日本ってもともと

性別を超えることに寛容な風土だったのかも。

 

むしろそういうものに神聖さを感じるというか…

 

フランスとかヨーロッパの方が

男女2元的な考えがはっきりしているかも。

 

キリスト教の神は現在でも

男性性を前面に出した感じで描かれがちですしね。

(女性性の役割は聖母マリアが引き受ける…)

 

 

そういえば例のベルばらの実写版🌹

 

フランス人の描いたベルばらでは、

 

めちゃくちゃ女性っぽいかわいい感じのオスカルと、

ガタイのがよく芯の通ったアンドレの組み合わせで、

 

原作とは全然違ってましたね。

 

フランスの70年代(今でも?)

たぶんあんなジェンダー論なんでしょうね。

 

 

...と、

 

サン・ジェストの話からいろいろ話が膨らんでしまいましたが^_^;

 

原作者さんはベルばらを描くために資料を集めている段階で

ロベスピエールとサン・ジェストに関する資料を見て、

 

何かのレイダーがびびびっと感知したのかしら?

 

あっ、なんだかこの人、

 

あやしい…

 

でもなんかそそる❤

 

とか(笑)

 

 

そして、

 

なんだかロべスピエールとあやしい❤

 

とか(笑)

 

 

芸術家としての妄想力爆発!?

 

と、

 

わたしが妄想力爆発です

 

(笑)