現在、ベルばらは
バレンヌ逃亡事件の始まりの部分を読んでいます(*'ω'*)
バレンヌ逃亡事件に関しては
本なんかもいろいろ出版されているみたいなので、
逃亡経路など詳しく調べたらおもしろいかもしれません。
そう言えば以前、
バレンヌ逃亡事件を題材にしたドラマが
NHKとフランス側との共同で制作された話について書きました👇
そのときに貼ったYouTubeの動画はすでに見れなくなっているようですが、
バレンヌ逃亡事件の詳細が詳しく描かれていて
とても見ごたえのある作品でした。
さてさて、
ベルばらでは連載終了までのページ制限があったからだと思いますが、
バレンヌ逃亡事件のエピソードは
要点しか描かれていない印象です。
でも、事件に関する地名は書かれていて、
いつものことながらいろいろと気になってしまい(笑)
地図でそれらの場所を確認しながら読んでいるので、
そのあたりのことは近いうちに書くと思います。
でも今回は、
このあたりのエピソードを読んでふと思ったことを
さらっと書いてみようと思います(*'ω'*)
それが…
フェルゼンのアントワネットへの行動が
思った以上に騎士っぽい🐎
といったことについて☆
注目したのは、
バレンヌ逃亡事件のまだ初期の時点で
フェルゼンがアントワネットの夫国王ルイ16世に諭されて
国王一家への同行をあきらめてベルギーへ亡命するシーンから☆
わたし、このシーンの、
ルイとフェルゼンの無言の対峙がしびれまくり❤なのですが(笑)
是非相棒に意見を聞いてから
このシーンについての感想を書こうと思っているのです。
が…
相棒はまだバスティーユ攻撃以降の個所を読んでいない…🐢
(T_T)
なのでもうちょっと時間を置くとして、
その前に、
F伯の王妃さまへの思い
について書きます。
この記事を書くに至ったのは
このシーンが印象的だったから…
これ👇
【ベルサイユのばら 電子版 9巻】
国王一家の逃亡事件という愛する人の命がかかった出来事に
最後まで付き添うことができなかったフェルゼン。
彼ができることと言えば、
愛する人の身を案じ、祈り、
一人別れの言葉を心の中で叫ぶのみ...(T_T)
このフェルゼンの独白に描かれている彼の
アントワネットに対する思いや心理状況をまとめてみると…
アントワネットを含む国王一家を「高貴な人々」と捉えている
アントワネットにその命を捧げその身を捧げつくした、
とフェルゼンは理解している
アントワネット=どうしても愛さずにはいられなかった女性
アントワネット=運命の力で結びつけられた女性
フェルゼンにとっては唯一の女性
アントワネットに仕えるためのみに自分は生きた、と理解している
です。
このセリフを読んで感じるのは、
やっぱりフェルゼンの王妃さまへの愛は
騎士っぽい感じだったのだなー
ということ。
高貴な女性に命と身を捧げる愛...
THE騎士道精神🐎
でもおもしろいな~と思ったのは、
フェルゼンが、
王妃さまと自分は「運命の力で結びつけられた」
と考えているところ。
これはまた別の記事で書きたいのですが、
王妃さまとフェルゼンの恋愛物語も
結構魂の片割れ同士の愛っぽい
と言ったらそうだよなー
とは思うのです。
オスカルとアンドレの恋愛とは違う点もたくさんありますが、
お互いものすごい一目ぼれで始まった恋だったり、
運命的に出会っているような感じだし、
身分差&一方が既婚者で
はじめから困難が決められた恋愛だし、
途中で何度も長い期間離れ離れになりながら
でも最終的にはまたお互いの元へ戻って行ったり、
そんな試練を受けるたびに
彼らの愛し方は形を変えグレードアップしていく感じとか…
でもそうそう、
今回書きたかったのは、
アントワネット❤フェルゼン
オスカル❤アンドレ
の恋愛のタイプの違いについてです🌸
以前このテーマについては書いていますね👇
男女の関係性が、
2つのカップルとも男性側の身分が女性よりも低くて
女性にお仕えするような愛といった点で共通しているけれども、
恋愛の始まり方やそのプロセスが結構違う
みたいなことを書きました。
でも今回バレンヌ逃亡事件のエピソードを読んで、
フェルゼンの王妃さまへの騎士的愛を感じたら、
アンドレのオスカルへの愛とは
かなり違うな…
と思ってしまった…(笑)
オスカルとアンドレは
身分で言ったら大貴族と平民で、
こちらもかなりの身分差があります。
18世紀フランスの貴族社会の慣例で言ったら、
オスカルに「お仕えする」のが
アンドレの役割だと思います。
たとえそこに恋愛感情があったとしても。
態度、言葉づかい...
いろいろと関係性の型みたいのはあるのが当然で
それを超えることはきっとなかったのでしょう。
でもこの2人が特殊なのが、
2人は幼馴染で、
しかもきょーだいみたいに一緒に育っている点🍃
これ、
オスカルが男として育てられた背景が大きいのでしょうね。
オスカルが伯爵家の令嬢として育てられていたら
2人はこんなに長く一緒に居させてもらえなかったでしょう。
そして間違いがないように
身分差を徹底して周りから教育されていたハズ。
(ばあやさんだけじゃなくて)
でも実際の2人のきょーだいのような関係性を望んだのは
たぶんジャルジェ家の当主のオスカルの父上で、
そのお墨付きでたぶん
2人はフラットな関係性を築いてきたのでしょう。
そんな経緯があってか、
アンドレはオスカルとの身分差は理解しながらも
愛の告白は長年できなかったけど、
心の中では「おれのオスカル」って
しれっと思ってる(笑)
この現象、
フェルゼンにはなかったでしょうね^_^;
王妃さまは高貴なお方だから
命を捧げてお仕えするのみ。
間違っても、
「おれのアントワネット」
なんて考えもしなかったハズ
ああ、アンドレの特殊性よ…(笑)
まあわたしは、
オスカルとアンドレは魂の片割れ同士で、
関係性が同化してしまうほど近い存在だったんじゃないかと思っているので、
オスカルもアンドレのことを、
自分の一部
自分のもの
と思っていたんじゃないかと妄想するわけで、
なのでそんな関係性は、
王妃さま&F伯カップルとは
かなり違ったんじゃないかと思います。
でもまあオスカルとアンドレの一緒にいた長い歴史をよく見れば
アンドレはオスカルに仕えてはいますね。
アンドレはオスカルの従者なので
オスカルに言われたことはきちんとこなしていたと思うし、
たぶんそれ以上のサポートもしていたのでしょう。
でもそれと同時に、
身分差も結構軽々と超えて行っていて
フェルゼンなら絶対に王妃さまにはしなかったであろう
一線を超えるような行動をいろいろしでかしてましたっけ^_^;
まあそのくらい2人の関係性が近かったということですね。
あとオスカルもアンドレも独身で
お互いフリーだったのも大きかったのかも。
アントワネットはフェルゼンと出会った18歳の時点で
すでに既婚者でしたしねー。
でもまあ、それにしても、
OAは特殊な関係ですね。
それは間違いない…(笑)
ちょっととりとめもない話になってしまいましたが、
フェルゼンが自分のできる範囲の中で
自分の持っている最大限の力とエネルギーを駆使して、
でもかといって2人の身分差や境遇のラインを超えることなく
愛する女性を思い続けて仕える姿は、
かなりな感動ポイントです
あっ、いろいろ超えてっちゃうアンドレはアンドレで
良いんですけどね!
(笑)