なかなか原作の考察に戻れませんが^_^;

 

以前から書きたかった話題について

書こうと思います☆

 

 

ルイ16世とアンドレ☆

 

この2人についてのお話🌸

 

 

ベルばらのストーリー後半にもなると

まったく絡みどころのない2人ですが、

 

でもベルばらのストーリー前半では、

2人は結構近い場所にいました。

 

 

2人の身分は全然違います。

 

フランスの国王(王太子)のルイと

平民のアンドレ。

 

でもオスカルがルイの妃で王妃(王太子妃)である

アントワネットの護衛で、

 

アンドレはそのオスカルの護衛・従者として

ベルサイユ宮廷に出入りしていたため、

ルイとは顔見知り🌸

 

ルイはアンドレに対して好感触❤

みたいな描かれ方でした。

 

 

アントワネットが乗馬したい!と言い出したとき、

大反対のノアイユ伯夫人に対し、

 

【ベルサイユのばら 電子版 2巻】

 

オスカルもいっしょだし、

アンドレもいるから

 

と、

 

平民であるアンドレに信頼を寄せているような

王太子ルイが描かれていました。

 

        当時のアンドレ👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 2巻】

 

かわいい❤

 

 

このルイとアンドレですが、

 

もちろんまったく違うキャラクターなので

容姿から行動パターンまで全然違います。

 

でもわたしは以前から、

 

この2人に似た匂いを感じている…|ω・)

 

(笑)

 

 

ということで、

 

今回はそんな2人の類似点と、

 

その一方での、

 

恋愛の仕方の相違点を

考えてみたいと思います猫しっぽ猫あたま

 

無気力無気力無気力

 

 

さてさて、

 

ルイ16世☆

 

【ベルサイユのばら 電子版 9巻】

 

と、

 

アンドレ☆

 

【ベルサイユのばら 電子版 8巻】

 

ですが、

 

まず2人の性格上の共通点と言えば、

 

穏やかで優しい性格🌸

 

この点があげられるかしら?

 

 

アンドレは途中で暴走した時期もありましたが(笑)

基本的に穏やかです(たぶん)^_^;

 

そしておそらく2人とも思慮深く、

人当たりが良く、

そして頭がいい。

 

 

ベルばら3主人公たちはみんな同い年ですが、

ルイとアンドレは主人公たちの1歳上設定です。

 

 

ちなみに2人のお誕生日🌸

 

ルイ:1754年8月23日

アンドレ:1754年8月26日

 

たった3日違いです(*'ω'*)

 

ほぼ同時期に、

同じフランスに生を受けた2人フランス

 

 

あと、ものすごーく重要だな~と思う

2人の共通点が、

 

 

愛する人に一途なことピンク薔薇

 

 

ベルばらの男性キャラの中で「愛に一途なこと」で有名なのは、

 

アンドレとフェルゼン

 

ですが、

 

ルイ16世も負けないくらい、妻アントワネットに一途ピンク薔薇

な感じで描かれていました。

 

ルイは15歳で政略結婚としてアントワネットと夫婦になり、

 

たぶんその生涯で愛した人はアントワネットただ一人、

という描かれ方。(真相はわかりませんが…(笑))

 

 

対するアンドレも、

 

オスカルと8歳のときに出会い、

それからずーっと片時も離れずに生きてきて、

オスカルだけを生涯愛した赤薔薇

 

といった描かれ方でした。

 

 

たった一人の女性を生涯をかけて愛する

ルイとアンドレ赤薔薇

 

 

でも…

 

 

|ω・)もやもや

 

 

お互いの思い人は、

フェルゼンにFall in Love…魂

 

フェルゼンを挟んで、

別々に三角関係になっているルイとアンドレ…

 

|ω・)

 

 

そういえば、ベルばら原作の全編の中で唯一、

 

ルイ&アンドレ&フェルゼン

 

の3人が一堂に集まって描かれているコマが…

 

これ👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 2巻】

 

後ろ姿だけですが、この3人が一堂に会すると

妙に胸がざわつきます…(笑)

 

 

一つ年下の、異国から来たハンサムボーイに

思い人をとられちゃってるルイとアンドレ…

 

2人でこっそりなぐさめあったりはしなかったのかしら?

 

^_^;

 

 

そんなこんなで、

 

穏やかで優しい性格の持ち主だったりの性格面と、

 

生涯一人の女性への一途な愛赤薔薇だったり、

 

なんとな~く似た匂いを感じる

ルイとアンドレですが、

 

2人が決定的に違うなあ~と思うのが、

 

愛する人へのアプローチの仕方🌸

 

 

まず、

 

ルイにてついて見て行きたいのですが…

 

 

ルイはアントワネットとは政略結婚だったゆえ、

自分の意思とは関係なく彼女とすでに結婚している設定🌸

 

そう、

 

ベルばら赤薔薇には「結婚」に悩み葛藤する

主人公たちの姿が詳細に描写されていましたが、

 

ルイに関しては出だしから

「結婚」に関しては達成しているところからのスタートなのです。

 

 

ルイがアントワネットへの思いを表現しているシーンは

ベルばら原作に2度出てきました。

 

 

まずはルイがまだ王太子だった17歳くらいのころ☆

 

メルシー伯に自分のアントワネットに対する思いを

打ち明けているルイの姿が描かれていました。

 

【ベルサイユのばら 電子版 1巻】

 

アントワネットの容姿も行動も全て素敵❤

とルイは思っているらしいるいですが、

 

彼女が素敵であればあるほど、

自分の容姿や性格に自信がなくなってしまい、

 

「どうやって話をしたらいいかわからない…」と、

コミュニケーションをとることを避けてしまっているルイ…

 

(@_@)💦

 

これ、

 

よくないパターンですねえ…もやもや

 

無気力無気力無気力💦

 

 

アントワネットはもともと絶世の美女だし

思慮深くはないけど素直でかわいい性格🌸

 

確かにどう接していいかわからない、

比較してしまったら自信を失うのも理解はできますが、

 

愛を伝えるには

 

1にコミュニケーション

2にコミュニケーション

 

でしょう…(@_@)

 

 

アントワネットも知らない国の宮廷で一人寂しいがゆえに、

 

おしゃれにのめり込んだり、ギャンブルしたり、

フェルゼンとの不倫にのめり込んじゃってるじゃないか…魂

 

 

もう一つ、

 

ルイが自分の思いをさらけ出しているシーンは、

アントワネットとフェルゼンの不倫がバレたときでした。

 

この時ルイ、30代の初め。

 

王太子の頃の嘆いているシーンから

約15年ほど経っているのですが…

 

はい、ドドーん!👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

はい、このときのルイのセリフに注目!!無気力

 

「でも… 愛しているのだよ いつも ほったらかしにしておいたけど

わ…わたしが… もう少しスマートで美しくて… そしたら… そうしたら 

愛している ということばを ひとことでも あなたに いえただろうに…」

 

|ω・)

 

 

あ~ん💦 陛下ーーー!

 

15年前と言っていることに

変化が全くない!

 

泣

 

これ、ダメなパターンです(汗)

 

自分に自信がついたら

「愛している」って言葉を一言でも言える

 

でも自信がないから

言えなかったの(ぐすん泣

 

 

Σ(゚Д゚)

 

 

えっ!? まだ一度も「愛している」って

言えてないの!!??

 

驚き

 

そりゃー、アントワネット

寂しくて心壊れちゃうわ…(泣)

 

 

これ、よくありがちな失恋パターンもやもや

 

自己肯定の低さで

愛を伝えられなくなってしまうやつ…魂

 

人にもよるかも知れないけれども、

 

愛を伝えてもらえるって

嬉しいこと🌸

 

逆に言えば、

 

愛しているって伝えてもらえないことは

寂しいこと泣

 

 

ルイはすでにアントワネットと結婚していて、

アントワネットにとっては唯一の愛し合える相手だったわけで、

 

ある意味チャンスしかない状態にもかかわらず、

 

なのに!

 

何もしなくて15年もほったらかしは

さすがにダメです…魂

 

これ、政略結婚じゃなかったら、

離婚のパターンでしょう…

 

(@_@)

 

 

このあたり、

 

アンドレとルイの恋愛における勝敗を分けたポイント🌸

だと思うのですよ。

 

 

ルイは当時のヨーロッパ一の権力者であったにもかかわらず、

富も権力も一番持っていたにもかかわらず、

 

自己肯定の低さから愛する人に愛を伝えることができずに

その人を身近な男に持っていかれてしまったパターン魂

 

 

対するアンドレはというと、

 

彼、ルイとは正反対で、

 

平民で使用人で、

富も権力も身分も何もない…泣

 

ルイは自己肯定感の低さから

愛する人に愛を伝えることができずにいたけど、

 

アンドレは身分の低さから

愛する人に愛を伝えられずにいました。

 

アンドレもその間15年から20年くらいの間。

 

このあたりの2人の人生に置ける恋愛の動き、

似ていると言えば似ているのだけれども、

 

ルイが愛を伝えられなかった理由は

自己肯定感の低さで、

 

アンドレの場合は、

身分の低さ。

 

自己肯定感は自分自身の捉え方、

つまり自分の内面の問題であり、

 

アンドレの場合は身分。

 

ということは、

 

自分の外部からの制約のせい、

ということになります。

 

 

アンドレがすごいのは、

 

ルイと違って身分も財産も

「力」的なものは何もないにもかかわらず、

 

たぶん彼は自己肯定感高めで、

 

自分のオスカルへの愛の深さは

誰にも負けないという自信に満ち溢れている恐竜くん

 

そして、

 

いろんな形で愛するオスカルを

奪いに行っている恐竜くん恐竜くん

 

 

オスカルのフェルゼンへの片思いが終わったらしいタイミングで

オスカルに怒涛の愛の告白をしたアンドレですが、

 

ルイが言えなかった「愛している」という言葉を、

 

ものすごい勢いで伝える、というアクションに

アンドレは出ました。

 

【ベルサイユのばら 電子版 5巻】

 

Σ(゚Д゚)

 

アンドレは身分の低さゆえに、それまで

オスカルへ愛の言葉を伝えられずにいたけども、

 

別にこの時点で、

 

身分を手に入れたから

問題の部分をクリアできたから

 

愛の言葉を伝えられたわけではなく、

 

身分はそのまま

状況も何も変わらないのに

 

愛を伝えるというアクションを起こしている。

 

その行動の底には、

 

オスカルを他の男に取られたくない!

 

という強い思いと、

 

オスカルを他の男に取られてしまう

 

という恐怖心があったのだと思います。

 

まあ、

 

状況は何も変わっていないと言いながら、

 

アンドレはそのアクションを起こす直前にベルナールの

(身分を超えるような)啓蒙思想的な発言を聞いていたので、

 

ベルナールから間接的に

一歩踏み出す勇気を得ていた、

 

ということはあったかもしれません。

 

でもたぶん、

 

身分の低さゆえにオスカルに愛の言葉を伝えることは

当時の社会では「罪」的な行為であることは十分に承知の上、

 

それでもなお、

 

自分が行動を起こさなない限り

オスカルは他の男に取られてしまう

 

そんな思いがあったかもしれません。

 

 

オスカルへの愛をロザリーに打ち明けたときアンドレは、

 

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

自分のできることはほぼ何もなくて、

 

オスカルに自分の思いを気づいてもらえるのを

待つことしかできない

 

そう受身の状態でした。

 

「オスカルの心を他の男がとらえていくのを… 

ただ だまって 見つめていなければならん…」

 

と、あきらめの言葉も述べていましたが、

 

でもたぶんオスカルのことを

あきらめきれなかったのでしょうね。

 

そう、

 

「オスカルをあきらめられない」気持ちが

アンドレにはずっとあって、

 

なおかつ、

 

自分がアクションを起こさなければ

死ぬまで口を閉ざし続けることになる

=自分が苦しみ続けることになる

 

そういった状況を常日頃考えていたのかも。

 

もう、

 

やるか OR 苦しみ続けるか!?

 

究極の2択!恐竜くん

 

 

このギリギリの状況が

アンドレの精神状態を追い込んで、

 

でも結果としてアンドレは行動を起こした!

 

のかもしれません。

 

 

ルイに戻ります。

 

ルイは国王で力はいくらでもあって、なおかつ、

愛する人とは結婚していて

すでに自分のものであるにもかかわらず、

 

愛を伝えることを躊躇し続けた結果

自分の妻を他の男に取られてしまっている…

 

力があるにもかかわらず

アクションを起こさなかったゆえの失恋状態魂

 

 

一方のアンドレは身分がなくて

オスカルに愛を伝えることができずにいたけども、

 

でもそんな状況だったからこそ

自ら愛を伝えにアクションを起こした

 

と考えると、結果的に、

 

愛を伝える伝えないって

もう力云々のお話ではないんじゃないか?

 

なんて思い始めてしまいました^_^;

 

高いハードルを目の前に設定されればされるだけ

人間は必死になって愛を求める生き物なのかもしれないわ…馬

 

 

アンドレは確かに「力」的なものは

あまりもっていなかったかもしれないけど、

 

オスカルを他の男のに渡さないためならば、

 

使えるもの全て使ってでも

アクション起こしていたような気がします。

 

 

例の怒濤の愛の告白赤薔薇をしたときも、

 

オスカルがアンドレを一番信頼していたから、

 

自分が一番苦しい時に、その彼を

自分のプライベートな空間である寝室に招き入れていていて、

 

そのおかげでアンドレにとっては

ある意味チャンス到来!

 

アンドレはあんなに激しい愛の告白を

2人きりの空間ですることができたのかもしれません。

 

そう、愛の告白をしたそのときまでにアンドレは

オスカルからの絶対的な信頼を手にしていたようなのです。

 

 

毒ワイン事件のときも🍷

 

オスカル、一度アンドレに押し倒されて

大変なことになったことがあるにもかかわらず、

彼に対する信頼は絶対だったみたいで^_^;

 

それゆえに毒ワイン事件をアンドレは起こしてしまえた

という言い方もできるかもしれません。

 

オスカル、性懲りもなく

またまたアンドレに押し倒されてたけど(笑)

 

これ👇

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

それでもオスカルはアンドレに対して

全く恐怖心を持たない感じなのね…無気力

 

ものすごい信頼関係です…驚き

 

 

アンドレは、オスカルを失わないためならば

使えるもの全て使ってでもオスカルを奪いに行く恐竜くん

 

これ、

 

フツーに考えたら結構

怖い魂状況でもあるのですが^_^;

 

2人の間に確固たる信頼関係があって、

2人はもともと深い愛情で結びついているので、

 

オスカルもアンドレのことを

受け入れられてしまうんじゃないかと思います。

 

 

そう、

 

ルイとアントワネットの関係と違って、

 

オスカルとアンドレはコミュケーションを普段からとっていて

お互いのことを深く理解しているし、

 

そのことで生まれる信頼と愛は絶大だった模様赤薔薇

 

お互いがお互いに対する不満ってたぶんなくて

お互いがお互いをずーっと必要としてきた人生

 

だったんだと思います。

 

 

あと、アンドレはオスカルとずっと一緒に生きてきた分、

オスカルのことをものすごく観察していた

 

と想像できるのですが、

 

たぶんアンドレは、

 

オスカルの恋愛パターンとか

オスカルが体で恋に落ちるタイプ、とか(笑)

 

実はこっそり気づいていたのかもしれないわ❤

 

なんて、妄想してしまいます無気力

 

 

だからいざとなったら、

 

作戦決行できるのね!

 

(作戦の一部👇)

 

【ベルサイユのばら 電子版 7巻】

 

使えるものは何でも(肉体も)使う!

 

(笑)

 

 

長くなってしまったのでまとめに入ります。

 

 

ルイとアンドレ☆

 

2人とも優しかったり穏やかだったり人当たりが良かったりと、

性格的なとことでは似ている面もあるし、

 

人生に一人だけの女性への愛に一途ピンク薔薇

というところは似ているけれども、

 

やはり、

 

愛をきちんと伝えたのかどうか

 

そのことがその後の2人の恋愛の経験に差を生じた

 

そんな印象です。

 

 

それにしてもベルばら赤薔薇

 

「愛」のプロセスがもどかしい…^_^;

 

みんながみんな愛する人との愛を成就するために

ものすごーい試練を抱えてるのね泣

 

身分違いのオスカルとアンドレや赤薔薇

 

身分違い&不倫の恋の

アントワネットとフェルゼンピンク薔薇だけじゃなくて、

 

すでに結婚して夫婦である

ルイとアントワネットでさえも、

 

ルイの自己肯定感の低さゆえに

2人の愛は阻まれてしまっているのね…えーん

 

なんだかもどかしい愛の物語

ベルサイユのばら赤薔薇

 

 

だからこその、

感動があるのですけどね赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇