前回、アンドレの毒ワイン事件🍷とその後のシーンについて書きましたが、

 

ベルばらのストーリー上、このあたり

名場面ぞろいですね赤薔薇

 

すぐにオスカルとアンドレが

パリで暴徒におそわれるシーンへと突入します。

 

 

このシーンを久々に読んでみて感じたのが、

 

オスカルとアンドレが

お互いをものすごーく守り合っているということ❤

 

これ👇エピソード53の冒頭部分ですが、

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

この前のページから、アンドレは

オスカルに「逃げろ!」って言い続けていて、

 

オスカルは暴徒たちに「アンドレは貴族ではない」

だから襲うなら自分一人にして欲しいと説得し続けている。

 

2人とも自分の命を全く顧みることなく、

お互いの命を救うことしか考えていないといった描写です。

 

普通、こんなに大勢の暴徒たちにいきなり襲われたら、

恐怖でフリーズしたりすると思うのです。

 

オスカルはアンドレからいきなりキスされて

怒濤の愛の告白を受けたときは、

 

顔を真っ青にしてフリーズしてましたからね…

 

あんな感じになってしまうと思うのです。

 

でもこのとき2人は、

お互いを救うことに必死!

 

 

そこへ場面の盛り上げ役フェルゼン伯が(笑)

スウェーデン近衛兵のみなさんを引き連れたまたまた通りかかります。

 

フェルゼンはオスカルを暴動現場から救出し、

人気のない安全な場所に移した後、

 

オスカルが意識を取り戻し、

目の前にフェルゼンがいることを発見。

 

でも、すぐにアンドレがいないことに気づいたオスカルは、

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

もう、アンドレを救うことしか考えていないご様子のオスカル。

 

あれだけ長い時間片思いをしたフェルゼンは

すっかりアウェイ状態(笑)

 

オスカルの眼中にはまったく入っていないようです^_^;

 

 

オスカルの必死さと「わたしのアンドレ」発言で、

オスカルがアンドレのことを愛していることを察したフェルゼンは、

 

オスカルの代わりにアンドレを救いに行ってくれました(*'ω'*)

 

フェルゼン、

いきなりかっこいいですね~!

 

フェルゼンの、

 

「よし! そこでまってろ」

 

が、ものすごくよい❤

 

「よし!」

 

の一言で、全てを理解して承知した感。

 

「そこでまってろ」

 

に、オスカルとアンドレくらいの

2人の関係の近さが伺えます。

 

でもよーく見ると、フェルゼンこのとき

冷や汗かいてる…

 

(笑)

 

涼しい顔して、

 

威勢のいいセリフ言いながら、

剣を握りしめながら、

 

でもなんだか心そこにあらず

といったご様子です(笑)

 

結構びっくりしたというか、

焦っているのかな?

 

オスカルとアンドレが仲がいいのはたぶんフェルゼン

もとから知っていたとは思うのですが、

 

アンドレは自分たちと違って平民だし、

 

まさかオスカルの恋愛対象になるとは思っていなかったのかも。

 

しかもオスカルが自分に長い間恋愛感情を抱いていたことを知ったの

つい最近じゃなかったっけ?

 

調べてみたら、

1年くらい前でした。

 

フェルゼン、

 

えっ、もう他に大切な人ができたの?💦

 

って、焦ったのかもしれません…(笑)

 

 

でも、オスカルがアンドレのことを大切に思い、

自分の命も顧みずに守ろうとしているのは

もうずっと前からなんですよね。

 

 

前回の記事で書いたアンドレの毒ワイン🍷事件のときも、

 

オスカル、あんなに衝撃的な事件が起きているにもかかわらず、

終始状況が飲み込めていないというか、

アンドレの異変も見えていないようなご様子でしたが^_^;

 

割れたワイングラスグラス🍷を片付けようとしたアンドレの手に

ガラスの破片が刺さって血が流れた瞬間、

 

 

急に目が覚めた感じで必死になるオスカル!👆

 

アンドレの危機には即反応してしまうようなこの必死感!

 

 

よく考えたらこういった描写は

2人がまだ10代のころすでに描かれていて、

 

例の王太子妃落馬事故のとき🐎

 

【ベルサイユのばら 電子版 2巻】

 

国王陛下の決定に背いてでも、

アンドレの命を救おうとするオスカル。

 

もう自分の命なんか関係ないようで、

とにかくアンドレのために必死でした。

 

アンドレのために命をかけているの。

 

オスカルを守っている、守ろうとするアンドレの姿は

よく目につきますが、

 

よく見てみると、

 

オスカルがアンドレのことを守っている描写の方が

実は多いのかもしれません。

 

 

それにしてもこのシーンでも、オスカルをサポートする形で

フェルゼンがアンドレの命を救うために命かけてるわ^_^;

 

パリの暴動事件でも、オスカルの代わりにアンドレを救うため、

自分の命をかけたフェルゼン伯でしたが、

 

王太子妃落馬事件の際に、

似たようなことをすでにしていたのですね^_^;

 

アンドレ、オスカルだけじゃなくて

フェルゼンにまで救われてるわ(笑)

 

この3人、

不思議な関係です(*'ω'*)

 

 

それにしてのおももしろい

オスカルとアンドレのお互いを守り合っている感じ🌸

 

たぶんこの2人は出会った子どもの頃から、

自分のことを慈しむように

お互いのことを守り合ってきたのでしょうね。

 

もう、運命共同体🍃

 

2人が出会ったとき、アンドレはすでに両親が他界し

孤独な少年だったし、

 

オスカルも軍人貴族の伯爵家の後継ぎとして育てられ、

親とはたぶん距離があったと思うし

親の愛情にも飢えてきたんじゃないかと思います。

 

そんな寂しさを補う様に

自分を守る様に慈しむように、

 

似た境遇にあった幼馴染のお互いの姿に

自分の姿を重ねて、

 

守り合って

慈しみあってきたのかもしれません。

 

もう、お互いが自分の分身なのかも。

 

だからお互いの危機には

自分の命を忘れてまで守ろうとしてしまう。

 

もう、子どもを守る親の域!?

 

ああ、もうこれ、ずいぶん長い間

2人はすでに愛し合っているのですね❤

 

ただそれが「愛」と気づかないまま、

オスカルもアンドレのことを愛し続けてきたのかもしれません。

 

そして恋と愛の境目って

分けるの難しいですからね~❤

 

この時点でオスカルの心は、それが「恋愛」の範疇とわからぬまま、

アンドレでいっぱいになっていたんでしょうね。

 

あ、たぶん

アンドレが例の愛の告白をしたときからだと思うのですが…

 

 

ホント、人間の感情って

不思議ですね(笑)

 

続きます(*'ω'*)赤薔薇ピンク薔薇赤薔薇