前々回の予告通り、
サベルヌ遠征の続きです☆
サベルヌでの首飾り事件の首謀者であるジャンヌ逮捕に乗り込む、オスカル率いる近衛隊のみなさん!
その逮捕劇の最中、ニコラス&ジャンヌコンビに殺されかかり、危機一髪の状態でアンドレに助けを求めるオスカル! その叫び声を聞きつけオスカルを救ったアンドレ🌹
オスカルとアンドレの絆の強さを物語る、
ベルばらきっての名場面の一つのエピソードなのですが👇
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
このシーンでのオスカルとアンドレのコミュニケーションが、果たしてテレパシー的なものなのか? 前々回の予告通り、本日はその問題について検証してみたいと思います☆
…というのも、オスカルとアンドレって、関係性の距離が近いからか、はたまた一緒にいる時間が長いからなのか、たまに尋常でない2人の心のつながりだったり、お互いへの理解の深さだったり、2人の間の以心伝心のようなものを感じていて、
もう一般的なコミュニケーションを通り越して、テレパシーでも通じているんではないか?と疑ってしまうシーンがいくつかあるのです^_^;
そのうち、オスカルとアンドレのコミュニケーション方法が特殊な案件🌹について書きたいと思っていたので、
その中でも特にテレパシー要素の強そうなサベルヌのエピソードを、是非検証してみたかったのだ(*'ω'*)
まぎらわしいのが、アニメ・ベルサイユのばら🌹にこのエピソードが登場するのだけれども、
アニメの中ではほぼ、
テレパシーだと思わせる演出なの(゜-゜)
だって原作と違って、アニメのオスカルは、ニコラスに首を絞められていて、オスカルはアンドレの名前を呼んで助けを求めるのだけれども、その声はかすれ声程度。
しかもアニメの設定では、オスカルたちがいるのは結構大きな修道院の中(結構内部の方)で、アンドレと近衛兵の皆さんは、建物からかなり離れた場所に待機していて、
どう考えても、オスカルの助け声がアンドレの耳に聞こえるはずがない状況なのに、アンドレには聞こえてたわ(゚д゚)!
もうあれは、テレパシーの類だと思わせる演出、
とみたが、
では原作ではどうなのかしら?
と疑問に思っていたのです(*'ω'*)
というころで、このサベルヌでのシーンのストーリー展開と、このエピソードのシーンの描写をじっくり観察しながら、
さっそく検証してみたいと思います。
まず、このエピソードのオープニングシーン☆
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
ベルサイユからの長旅もものとせず、たぶんサベルヌ到着後、直ぐにジャンヌたちが潜伏していると思われる、結構大きなお屋敷に到着のオスカルたち。
この建物にたどり着行けたのは、ロザリーへの手紙に正確な住所をジャンヌが記載していたからなのか、もしくはサベルヌ到着後の聞き込み調査の結果なのかよくわかりませんが、
とにかく、その建物に無事到着!!
オスカルたちの到着前、窓の外の様子をうかがっていたらしいニコラスが、ジャンヌに兵隊が大勢やってきていることを告げ、自分たちを誰かが逮捕しに来た場合に実行しようと計画していたであろう、対抗策の準備に2人は入ります。
その作戦とは、膨大な爆発力を誇る「ベルトレー火薬」をそのお屋敷内に設置していて、👇この〇で囲ってあるヤツ
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
軍隊なり警察なりが屋敷に踏み込んできたら、その火薬の存在をちらつかせ、なんとか自分たちは逃げる、たぶんそんな計画だったのでしょう。(火薬、箱入りで4箱以上! しかも、
「火薬」って漢字のラベルが貼ってある!(笑))
で、オスカルたちが、ジャンヌたちのいる屋敷に突入し、2人のいる部屋へたどり着くのですが、
ニコラスは爆薬を仕掛けたことを宣言、オスカルに他の者を建物外に出すように指示。オスカルはその指示に従い、アンドレと近衛兵の皆さんは建物の外へ。
でも、近衛兵のみなさんとアンドレが退室した後、結構すぐ、隙をついてニコラスの動きを封じようとするオスカルが動き、ニコラスと激しいもみあいに!
初めは優勢のオスカルですが、ニコラスが一瞬のスキを突き、オスカルを抑え込み、ジャンヌに剣でオスカルののどを一突きするように指示(@_@)💦
…で、絶体絶命のオスカルが…
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
2度、アンドレを呼ぶのです! その声を奇跡的にキャッチし、オスカルを一人で救出に向かうアンドレなのですが…
はい、ストーリー展開の要約はこんなところで、
やっとこさ、アンドレにオスカルのS.O.Sが聞こえた件がテレパシーなのか? 検証していきたいと思います!
まず、テレパシーとはなんぞ!?
ということで、その定義から調べたいと思うのですが、
テレパシー:「五感を使わず、思念やメッセージなどを相手に伝えたり感じたりする能力のこと」
ほう、五感を使わない、というところがポイントみたいだわ。そして、伝える側の能力、感じる側の能力、どっちか一つ、もしくは両方なのね。
…ということは、オスカルの助けを呼ぶ声が、アンドレに実際に聴覚を通して聞こえていたか? オスカルの声がアンドレのいる位置まで届いていたか? そのあたりがポイントなのね。
(アニメ版は、絶対届いていない)
ということで、オスカルのいる位置と、アンドレのいる位置、両方から考察してみたいと思います。
まず、オスカルの位置🌹
オスカルたちが突入した部屋、つまりニコラスとジャンヌがオスカルたちを待ち構えていた部屋が建物内のどこか?
なのですが…
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
手がかりになりそうなのは、ニコラスの後ろの窓の配置。そして、ニコラスが火薬に繋がる導火線を握りしめていて、そこに火をつければ建物が吹っ飛ぶとほのめかしていること。実際、その導火線から火薬のにおいがしていたみたいなので、火薬の箱の山からこの部屋は近い場所とみた!
ここで、建物の様子を外から見てみよう!
(もう、探偵気分❤(笑))
建物外部の画像はこれと…👇
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
これ👇
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
以上!!
うーん、正面玄関からの建物の構図と、爆発している建物の構図が少し違うわ… 下の画像、建物に尖塔が2つくっついて、正面からの画像にはないわ。
うん、たぶん、下の爆発しているの、後ろから見た図だ
と想像します。2つとも、屋根の感じとか、屋根の下の柵みたいなデコレーション?が同じだからね。
では、オスカルは何階にいるか?なのですが、
この建物自体、何階建てなのか不明…
2階+屋根裏部屋、もしくは
3階+屋根裏部屋
大きさから言って、4階建てではないと思う…
そういえば、オスカルたちが突入したとき、ニコラスとジャンヌの後ろに移りこんでいた窓… これ👇
この形状から推測するに… この場所って…
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
丸で囲った、ここ👆だな…
建物裏からみた図にも、2個窓が並んでいるところがあるのだけれども、窓の間隔から行くと、たぶん正面玄関側のこの中央の窓だわ。
おお、その予想、自分でちょっと納得がいく!
火薬が爆発した様子をみると、屋根が吹っ飛んでいて壁は吹っ飛んでいないので、たぶん火薬が屋根裏部屋に設置されていて、
〇で囲った窓の上の長方形の窓が一つある空間が、
きっと屋根裏部屋で、
ニコラスの手にしていた導火線は、火薬とつながっているはずだから、この上下の2つの部屋の隔たり具合なら、導火線もつなげることできそうだわ。
…でその部屋、2階なのか3階なのか、そもそも建物が何階建てなのかはっきりしないので、判断が難しいところですが、
後の展開で、ジャンヌがこの階から外へ滑り落ちるのよね。
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
そう、丸い出窓みたいなところから…
ん? これ、どこだ??
それっぽいのが…
〇で囲ったところ👆、候補、4か所!!
きっと、このうちのどこかね!
ジャンヌの落下具合から、2階から落ちたとなると低すぎるので、おそらく…
オスカルたちは3階にいた!
という検証結果が出ました!!🎊
(100パーセントじゃないけど(笑))
…ということは、オスカルは建物内の、3階の部屋の内部からアンドレに助けを求めるため叫んだ、ということになるのだけれども…
では次、アンドレはどこにいたのか?
を、検証してみたいと思います(*'ω'*)
オスカル率いる近衛兵さんたちの任務は、
ジャンヌを逮捕すること。
彼女に逃げられてはまずいので、彼らはオスカルの指示に従って建物の外に出たとは思うのですが、
おそらく何かあったときにすぐ突入できるように、正面玄関のすぐ近くに待機していた、と想像。遠くまで離れる必要、全然ないものね。
玄関のすぐ外となれば、オスカルたちは3階だとしても、
距離的にはさほど遠くはないわ。
わたくし以前、3階建てのアパートの2階部分、ちょうど正面玄関の真上くらいの部屋に住んでいたことがあるのだけれども、
中から精いっぱい誰か叫べば、玄関外に立っていたら、きっと聞こえると想像できます。
オスカルたちは3階なのでもう少し遠いけど、
かろうじて聞こえる距離なのではないかしら??
でもおもしろいのが、
オスカルの叫びが聞こえたのアンドレだけで、他の近衛兵の皆さん、何も聞こえなかったんだよね~。
…でよくみると、アンドレがオスカルの声をキャッチしたとき、
【ベルサイユのばら 電子版 4巻】
よく見ると、アンドレたちがいるところ、
結構風が強そうなの!
もし彼らが風下にいたら、オスカルの声は届きやすいし、
風上にいたら、逆にオスカルの声は聞こえない可能性が高い…
でも、この場面だけみると、アンドレと他の兵隊さんたち同じ空間にいて、兵隊さんたち少なくとも4人もいるのに、アンドレ以外、誰一人としてオスカルの声は聞こえていないの…。
そう考えると、オスカルの声は実際この場所まで届いていなかった可能性が強い?
やっぱり、テレパシーか!!??
Σ(゚Д゚)
アンドレは普段からオスカルの声聞き慣れているので、
オスカルの声をキャッチしやすい可能性は高いし、
もしかしたらアンドレは、オスカルの護衛を長年やっているうちに聴力が鍛えられ、ものすごく地獄耳になった可能性もあるし(笑)、
人によっては、遠くの音が近くの音と同じ音量で聞こえる感覚の人もいる…
なので、いろいろな可能性が考えられる!
うーん…(-_-;)
でもアンドレの様子を観察すると、まず
「…ん? オスカルがよんでいる!」
…て、気づくところから始まり、
そのあとすぐに、
「ちがう! たしかによんだ!」
って、血相を変えて走り出してるの!
2つのコマの間に、気づきから確信へ、
結構短い間に、アンドレの認識のレベルが変化してる!
たぶん、この2つのコマの間、もう1回オスカルの声をアンドレが聞いて確信したのではなく、
はじめのコマでキャッチしたオスカルのS.O.S.がまずアンドレの意識に到達して、あっ、オスカルがよんでいる!からの、
その後、そのS.O.S.がアンドレの脳と心?に伝わって、あっ!オスカルが危ない!!って察知&確信したから、アンドレ飛び出していった??
うん、想像ですが…
これ…
テレパシーだ!!
(*'ω'*)(*'ω'*)(*'ω'*)❤
と、妄想しておきます🌹
ふー、長くなりましたが、サベルヌのこの一件、テレパシーだったのかどうか、はっきりした記述がないので、もう読者の判断にゆだねられているのですが^_^;
アンドレとオスカルの、並々ならぬ絆の深さ❤はもちろん、
オスカルのピンチを救うのは結局アンドレ、という、今後のベルばらのストーリー展開の基礎を築き上げたエピソードの一つ?なんて、妄想してしまいました(*'ω'*)
ほんとこれ、アンドレがオスカルのS.O.S.をキャッチしていなかったら、オスカルは確実にやられてたわ…💦
アンドレ、オスカルの護衛として、
実は大きな働きをしていたのね!
(笑)
やっと、書きたかった記事、書けたわ~(*'ω'*)
そのうち、他のシーンのオスカルとアンドレの以心伝心的コミュニケーションについても検証してみたいと思います。
よし、次回は、アンドレのショコラぶっかけ事件の記事だ!
男同士の嫉妬バトル❤
(笑)