ベルばら4巻の、首飾り事件あたりのエピソードを読んでいて、かなり、おっ!(゚д゚)!となったシーンがあります☆

 

それが、ポリニャック家に入るため、長年お世話になったジャルジェ家を去ることになったロザリーが、オスカルへ別れを告げるシーン🌹 

 

これ👇

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

ロザリー:「オスカルさま… あなたが女性であっても…

愛しています オスカルさまが 死ぬほど好き…

だからこそ お別れするのです (省略)

はじめての愛…!!」

 

 

このページをじっくり読んで、今更ながら、

初めて気がついたわ…

 

ロザリーのオスカルへの

真剣な愛!!🌹

 

(゚д゚)!(゚д゚)!(゚д゚)!(゚д゚)!(゚д゚)!

 

わたくしこれまで、ロザリーのオスカルへの思いって、少女が憧れの先輩に思いを寄せる的な、甘酸っぱい感じの初恋エピソードっぽい、初心な恋心の物語だと思っていたの(*'ω'*)💦

 

ロザリーがジャルジェ家にひきとられたばかりの頃👇

【ベルサイユのばら 電子版 2巻】

 

しれっとオスカルの軍服のにおいをかいで(笑)、

オスカルを思うロザリーの図🌹

 

ベルばら大辞典によると、ロザリーがジャルジェ家へひきとられたのは、2人がパリで出会った年と同じらしいので、

 

このときロザリーは12~13歳くらい? 

まだまだ少女の頃🌸

 

たぶんまだ恋も知らない少女だったと想像するのだけれども、下の3コマをよく見ると…

 

ロザリー、自分の心に芽生える感情に違和感を覚えてしるような描写からの、そして最後のコマで、自分の中に芽生えている思いに自分自身ビックリしているわ(゚д゚)!

 

そうか、この時点でどうやらロザリー、

すでにオスカルに真剣に恋をしていたのね… 

気づかなかったわ…^_^;

 

 

そして、オスカルとの別れのシーン🌸に戻るのですが、

このときロザリー、23か24歳くらい! 

 

もうひきとられてから10年以上たっていたみたいで、ロザリー、すっかり大人の女性になっていたのね!(゚д゚)! 

 

顔が幼いから、そんなに年を重ねていたなんて、

想像していなかったわ^_^;

 

 

もう一度、ロザリーの心の中での、

オスカルへの愛の告白シーンから🌹

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

ロザリー:「オスカルさま… あなたが女性であっても…

愛しています オスカルさまが 死ぬほど好き…」

 

「オスカルさまが 死ぬほど好き…」

 

ただ恋する乙女が、○○くん、もしくは〇〇先輩、

だーいすき❤❤❤

 

的な、ルンルン❤な恋心を表現する感じではなく、

 

もっと、自分のどうしようもない恋焦がれる思いを持て余してしまっているかのような、真剣なご様子(・_・;)

 

そしてこの表現…

 

「あなたが女性であっても…愛しています」

 

愛しています…

 

Σ(゚Д゚)

 

ただの好き❤ではなく、もっと深い言葉を使っているわ…

そしてオスカルが女性であることも承知のご様子。

それでも愛している…

 

異性愛がほとんどで、同性愛が犯罪であった時代にあって、社会的にはあり得ないし、認められない愛だけれども、それでも愛している…ってことでしょ?

 

Σ(゚Д゚)

 

ロザリー…

 

あなたの愛も、ガチじゃん!!

 

(゚д゚)!

 

 

ベルばらの主要キャラたち、みんな身分違いの恋やら、王妃との不倫の恋やら、当時の社会通念的には絶対に受け入れられない恋愛に身を捧げ、みんなで苦しんでいるのだけれども、

 

ロザリーも、そんな彼らの

お仲間だったのか!!

(゚д゚)!

 

ちょっと、じっくりロザリーの表情を見ていきたいのですが、

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

このシーンのロザリーの表情とか表現が、フェルゼンとの苦しい恋に身を焦がしていたころのアントワネットにそっくりだわ! 

 

たとえば、上の〇で囲ったロザリーの表情は、

 

これ👇

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

相思相愛になったのだけれども、なかなか思うようにフェルゼンと触れ合えないつらさを、心の中で語るアントワネット🌹

もう、目の表情がそっくりさん。

 

下の〇で囲んだロザリーの表情は、このあたりのアントワネットの表情に似ているかしら?👇

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

もう、ガチで恋する気持ち、愛する気持ちが溢れてしまっていて、そしてそんな愛ゆえの苦しみの気持ちが、恋しい気持ちが、抑えられない! そんな心境の表情かしら??

 

 

そう、そういえば、アントワネットだけじゃなくて、ベルばらの他の主要キャラたちも、

 

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

👆北欧の貴公子🌹も、

 

【ベルサイユのばら 電子版 5巻】

 

👆THE 身分違いの恋🌹の代名詞の彼も、

 

みんな、深い愛と実らぬ愛ゆえ、苦しみゆえの、思いが溢れて感情が爆発!の表情を繰り出してくれていたわ💦

その苦しみの深さったら!

 

ロザリーも、こういったベルばらの主要キャラたちと同じくらい、深く相手を思い、そんな愛ゆえ苦しんでいたのね… 

 

正直ロザリーの思いを、軽く見ていたわ…

すまん、ロザリー…(T_T)

 

あっ、忘れていたわ、オスカルバージョン…

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

あっ、アンドレへの思いではなく、

フェルゼンへのね…^_^;

 

みんなみんな、苦しんでいるわ…

 

それにしても、アントワネット、オスカル、ロザリーの、女性陣の描写に比べて、フェルゼンとアンドレ、男性陣の方の苦しみの感情表現がより深い気が…

^_^;

 

 

さてさて、ロザリーのオスカルへの思いへ戻ります☆

 

以前はかまってちゃんだったロザリー。

 

王妃であるアントワネットから用事で呼び出されたオスカルに、自分の都合の方を優先させようとさせていた、まだ10代の頃。つきあってもいないのに、

 

仕事とわたし、どっちが大事なの!?

 

状態…(@_@)

 

でも20代になって、オスカルへの愛ゆえ、

お別れするのだと心の中で告げる彼女🌹

 

愛しているからこそ別れる…

 

そういえばロザリー、母ポリニャック夫人に、ポリニャック家へ来ないと、オスカルがジャンヌたちとグルだとうわさを流す、そんな脅迫されていたわ…(´Д`)

 

オスカルをポリニャック夫人から守るために、

お別れする…

 

ということで、いいのかしら?

 

愛のために自分を犠牲にする…

もう、アンドレの域に達しているわ!(笑)

 

そういえばアンドレとロザリー、ジャルジェ家で一緒に暮らしているし、いつも顔を合わせていたと思うのだけれども、

 

長年、この2人から、同じような真剣な愛をオスカルは向けられていたことになるのね。

 

ロザリーがジャルジェ家を離れるシーン、アンドレは30~31歳くらいか… もう15年くらいオスカルを思っていて、例の怒涛の愛の告白劇がこの1年後くらい。

 

ロザリーも10年以上、オスカルの傍らにあって、オスカルのことを思い続けてきたみたいだから、

 

アンドレとロザリー、いい勝負だわ!

THE 恋敵!!

 

(笑)

 

それが同じ屋根の下で10年以上一緒に暮らすって、

結構えぐいわ…^_^;

 

この2人、屋敷内ではお互いのオスカルへの思いを知りながら、一体どんな感情でお互い顔を合わせていたのかしら…?

 

 

それにしても、アンドレの身分違いの恋より、ロザリーの同性の恋の方がハードルが高いみたい。

 

だって、前回の記事に書いたように、どうやらオスカルは男女二元論&異性愛&既定のジェンダーバイアスの支持者みたいで、

 

同性愛者(レズビアン)を想像するだけで蕁麻疹が出るなんて差別発言していたのよ!

 

これに書いてあります👇

 

たとえば…

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

法廷でのこのシーン、オスカルの傍らには、なんとロザリーが!! 一連のオスカルのレズビアンへの差別発言を、ロザリー、隣で聞いているの(・_・;) 

 

オスカルのことを女性だと認識しながら、オスカルのことを愛しているロザリーの心中はいかに!?

 

ロザリー、以前一度、オスカルに愛の告白みたいな発言をして、告白しきることなくオスカルに言葉を遮られてしまった過去があって、

 

これ👇

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

 

「女同士である」

 

たったその一つの事実だけで、ロザリーの愛はオスカルに相手にされていないの。オスカルも、態度がはっきりしているというか…(+_+) 

 

だからロザリー、どんなにオスカルのことを慕っても、愛しても、自分たちが同性である、そしてそのことをオスカルが受け入れない、その事情だけで、自分の思いをあきらめなければいけないのね。

 

考えようによっては、残酷な現実だわ…(@_@)💦

 

同性愛とか異性愛とか、恋愛の対象がどうのこうのという前に、一つの自分の属性だけで、愛してもらえないという現実…

 

たとえば、自分の国籍だったり、人種だったり、家族の経済力、職業、身体の特徴、しょうがいの有無、そういったもののうちのたった一つの要因で、自分の愛が拒否されるということでしょ。

 

 

例として、アンドレのパターンを想像してみて!

 

突然ですが、ベルばら妄想劇場!🌹

 

このシーンの配役を、ロザリー→アンドレに置き換えてみる。

👇

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

アンドレ:「オスカル… 俺を…どうか どこへもやらないでくれ… お願いだ 一生おまえを守る どうか…どうかいつまでもそばにおいていてくれ! 俺は…オスカルのことが…」

 

…で、オスカルが、無言で

ス…と立ち上がって、

 

「アンドレ おまえのことはきょーだいとも家族とも思っている 自分の家だと思って いつまでもいてほしい 

そして…いつか誰かと家庭を持って…

だが忘れるな! わたしは貴族だ!」

 

…って、身分違い、という一つの事実だけで、アンドレの真剣な思いをばっさりと切り捨てる、

そういうことでしょ。

 

Σ(゚Д゚)

 

 

さらに妄想劇場

 

このシーンから👇 

アンドレも隣で傍聴していると妄想する。

 

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

オスカル:「かってにしろ! ふざけやがって このオスカルさまが 身分違いの恋だと!? じんましんがでてくるわ!」

 

Σ(゚Д゚)

 

いや~!! そんなセリフ、アンドレが聞いたら、隣で泣いちゃうわ…(@_@)💦

 

たぶん、全力で法廷を抜け出し、草むらにダイブして、

 

【ベルサイユのばら 電子版 6巻】

 

たぶん、全力で草むしっちゃう💦👆

 

(笑)

 

 

そう、考えようによっては、オスカルの態度は、ロザリーにとっては残酷なものでもあるのよね…(-_-;)

 

ロザリーがジャルジェ家を去るときのオスカルの態度や表情は、男性そのもの。

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

オスカル、ポーカーフェイスだし、たぶん意識して、ロザリーのために、男性的にふるまっているかのよう。

 

オスカルは、ロザリーの自分へ対する思いを知っているからこそ、あえてそうやって、突き放して見送ったのだと想像します(*'ω'*)

 

でも、つらいね、ロザリー…

ほっぺにキスは、してもらえたけど(笑)

 

【ベルサイユのばら 電子版 3巻】

 

でもさー、オスカルの表情の変化見ていると、

おもしろいわ~(*'ω'*)

 

窓からロザリーが去っていくのを見送っているオスカルの顔は、まだ男性的なお顔立ちなのに、

 

アンドレが部屋に入ってきたとたん、素の、女性的な感情豊かなやさしいお顔立ちに変わるのだもの…🌸

 

❤❤❤

 

それにしてもオスカル、ロザリーが自分のことを慕っていてくれたことを分かっているようで、そのことを思って泣いているのね。

 

オスカルは目下、フェルゼンに苦しい片思い中。

たぶん、ロザリーの苦しみを、痛いほど理解していると思う。

 

そして、ロザリーって、性別を抜きにして、初めて自分のことを愛してくれた、恋してくれた貴重で希少な人物なのよね。

アンドレはまだ、愛の告白していないから…

 

だからオスカルにとってロザリーは、そういった意味で

特別な存在だったのかもしれません🌸

 

たぶんオスカルも、性別を超えたところでロザリーのこと、

愛おしく思う節はあるのだと想像します(*'ω'*)

 

でも、オスカル、ゴリゴリの異性愛主義者で、同性愛はじんましんがでる案件だものね^_^; 

 

きっと、オスカルの中で、自然といろいろな思いがせめぎあって…

【ベルサイユのばら 電子版 4巻】

 

こんな感じで、オスカル、頭抱えちゃったのかもしれないわ👆

 

 

それにしても、この右のアンドレの表情よ…💦 

目の表情が…

 

無!! 

 

(笑)

 

近い将来、同じようなことが自分の身には降りかからないでくれ!て、心を無にしているのかしら? 

 

そして左のコマで、なぜか、そんなアンドレの目の表情と

シンクロするオスカル…

 

ちょっとこの2人の表情、気になるのだけれども、今のところどんな心境なのか、よくわかりません…(+_+)

 

あっ、でもアンドレ、こんな感じかしら?

 

アンドレ:「ロザリー、やっと出て行ってくれたか… 

10年…長かったなあ…」

 

オスカルも、

 

オスカル:「なんだろ、このしんどさ…(゜-゜)」

 

(笑)

 

ともあれ、やっと2人きりになれるね、

お二人さん❤