みなさま、

 

新年あけましておめでとうございます(^^)/

 

こちらは現在1月2日です。

皆様はどうお過ごしですか?

 

 

日本の正月は正月3が日というように3日間がっつりお休みですが、

こちらの新年はとてもあっさりしていて、

 

例年休みは元旦のみ、

2日から学校や仕事が始まります。

 

今年は元旦が日曜日でしたので、

今日2日が代休となり、

明日3日から仕事が始まります(´д`lll)

 

私の今年の元旦は午前中に教会に行って、

その後家でのんびりして、

夜は友人の家で新年を祝うパーティーに参加していました。

 

今日は朝からのんびり家で過ごしています。

 

今年のバンクーバーは8年ぶりの寒さで、

いつも雪が残っている状態です。

 

本日の寒さは最低気温が-10℃‼ 

 

外が冷凍庫のよう(*_*) 

 

そんな日が続いていますので

あまり外出はしない毎日… 

 

無駄遣いしなくていいですけどね(^_^;)

 

 

さてさて、

 

最新のベルばらに関するニュースといえば、

 

1月25日に待望の

ベルサイユのばら13巻発売ですね! 

 

昨年の1月にオスカル編が発表されて1年… 

どれだけこの日を待ちわびたことでしょう。゚(T^T)゚。 

 

1年の時を経てついにコミック発売です! 

 

わたくしまだオスカル編を読んでいませんので楽しみです! 

 

もちろん予約いたしましたよ! 

楽しみです! 

 

 

あとわたくしがベルばら関連で購入していなかったものに

「ベルばら外伝」があります。

 

ジャルジェ将軍に隠し子がいた!(笑)

の方はオンラインで購入していたのですが、

 

もう一方の方はまだでした。

 

今朝なぜか急にその外伝のことが気になり

衝動的に購入(^_^;)! 

 

一気に読みました(☆。☆) 

 

画がかなり原作の頃とは違いますが、

まあ面白かったです(^^)/ 

 

またそのうち外伝についての感想書きますね。

 

 

さてさて2017年一発目の本日のブログですが、

 

これまであまり触れてこなかったべるばらにおける三角関係について

(唐突に)書いてみたいと思います☆

 

(なぜ?(笑))

 

 

現在、オスカルが衛兵隊に移動した初日あたりを読んでいるのですが、

 

この直前は皆さんもご存知の通りドラマ目白押しでした! 

 

黒い騎士の件や、

オスカルがドレスを着たり、

アンドレのあの告白事件があったり…(^_^;)

 

 

今日書きたいのは、

 

オスカルがフェルゼンに恋心を悟られて振られる…

あのシーンにヒントを得たものです。

 

オスカルがドレス姿でフェルゼンと踊った後、

初めてそのフェルゼンと顔を合わすことになったオスカル...

 

フェルゼンの妹ソフィーに偶然道端で出会い、

困っているところを助けるといった偶然なシチュエーション。

 

 

オスカルは心の奥底ではどうだかわかりませんが、

頭では、あの舞踏会で

フェルゼンに対する気持ちにはすでにピリオドを打っています。

 

 

フェルゼンがカフェに到着し、

久しぶりにフェルゼンの顔を見たオスカル。

 

そのまなざしは優く、

以前のような苦しい恋心から解放されたような、

なんか穏やかな表情です。

 

親愛を寄せる人…

 

でも恋する人ではなくなった(そう思い込む)、

そんな感じでしょうか。

 

 

オスカルはアンドレに対してよく穏やかなまなざしを向けていますが、

彼に対してはもっと少女みたいな無邪気な眼差しです。

 

アンドレには無意識でそんな表情をしていますが、

フェルゼンに対しては頭で計算して自分でなんでもないからって、

暗示をかけていたかもしれませんね。

 

 

その後2人は、しばし無言で並木道を歩きます。

 

会話を始める前の

無言の2人の表情が描かれているコマがあります。

 

お互いがお互いを見ない、表情は穏やか、でも、

明らかにお互い意識しているように映るのは私だけでしょうか…

 

 

当たり障りのない会話の後、結構早い段階でフェルゼン、

何の前触れもなく隣で歩いているオスカルの髪をぐいっと持ち上げます(°д°;) 

 

フェルゼン、

 

かなり思い切った行動に出ました∑(゚Д゚) 

 

きっと彼、自分の踊った相手がオスカルだったのかどうか、

眠れないほど気になっていたのかもしれません。

 

早く決着をつけたい…

 

潔いです。

 

 

オスカルがアンドレに告白されたときも

相当ビックリしたと思うのですが、

 

オスカルの思いを知ったときのフェルゼンも

相当の衝撃だったようです。

 

フェルゼンにとってはオスカルは一人の女性ではなく、

同性のような性別を超えた親友。

 

親友中の親友で、アントワネットに対する苦しい胸の内も

オスカルに対してはさらけ出し、

彼女の前では号泣していましたね。

 

そのくらいフェルゼンは

オスカルに対して心を許し心を開いていたようなのです。

 

 

髪をかき上げたオスカルの顔を確認し、

そのことでオスカルの自分に抱いていた思いを確信したフェルゼン。

 

オスカルの思いを確信して

まずフェルゼンが心に思ったこと…

 

それは…

 

「わたしはなんといううかつな…」

(By 北欧の貴公子赤薔薇

 

そう、

 

「うかつ」という表現を使っているのですね。

 

 

うかつという言葉、あんまり使わないので正確な意味が分からず

辞書を引いてみました(^_^;) 

 

 

「うっかりしていて心の行き届かないこと」

 

 

だそうです。

 

 

この言葉を使用していることから、きっとフェルゼンには

思い返せば思い当たる節がいろいろあったのかもしれません。

 

だって18歳位の頃から、途中で離れている期間は多かったけど、

同じベルサイユにいるときのオスカルは

フェルゼンのかなり近いところにいたのですから。

 

フェルゼンにとってオスカルは心の友で、

だからアントワネットに対する苦しい胸の内も見せてきたし、

友として語り明かしてきた。

 

…そのつもりだったのでしょう。

 

でもその親密さが、

自分が思っているものと違っていた可能性だってあったはず。

 

もし相手が異性なら自分のことを男性として意識し、

心を寄せ自分のことを愛するゆえにあれまで心を近く寄せ合い

語り合ってきたのかもしれないと。

 

 

一般的に考えれば、

 

フェルゼンはオスカルが女性であることを知っているのですから、

いつも自分の力になろうと寄り添ってくれているオスカルの気持ちに

気づいてもいいはずだった。

 

そんなことをこの時点で悟るフェルゼン。

 

 

フェルゼンは、なぜオスカルの気持ちに気づかなかったのかと

自分に問いかけます。

 

なぜ気づかなかったのか、

気づいてやれなかったのかと…

 

この気づいてやれなかった、という表現は

ずいぶん上から目線だなあーといった印象ですが、

 

フェルゼンにとっては、

 

もしオスカルの気持ちに気づいていたら

二人は夫婦になっていたかもしれない

 

そのくらいオスカルとは自然な関係で近かったのかもしれません。

 

すべては自分が気づくかどうかにかかっていた…

 

それなのに! 

 

残念というより、

 

本当に自分は10何年間も何をしてきたのか…

 

そのくらいびっくりだし衝撃的だったのでしょう。

 

 

わたくしが本日注目したいのは、

次のフェルゼンのセリフ☆

 

 

「オスカル…なにも気づいてやらずに… 

どんなにおまえにあまえおまえを苦しめてきたか…」

 

 

フェルゼンは自分がうかつにもオスカルの気持ちに気づかなかった理由の背景に、

オスカルに甘える気持ちがあったと白状しています。

 

 

このセリフを見て、

(*。◇。)ハッ! と思ったこと…

 

オスカルのアンドレに対する気持ちが、

これと全く一緒だったのですよね。

 

 

オスカルも7歳の時から片時も離れず自然とアンドレと一緒にいて、

アンドレに告白されたときすごく衝撃的だったと思うのです。

 

だって片時も離れず一緒に生きてきたのに

全くアンドレの気持ちに気づいていなかったのですから。

 

その結果、アンドレがずっと苦しんできたことにも

気づいてこなかったのです。

 

そしてオスカルもアンドレにずっと甘えてきた…

 

そのことを意識できないほど自然に。

 

 

フェルゼンがオスカルにしてきた態度と同じことを

アンドレにしてきたオスカル… 

 

なんというか、

 

そんなことがあるんですね…

としかいいようがない

 

この3人の三角関係模様恐竜くん恐竜くん恐竜くん

 

 

オスカルはずっと自分の恋心をフェルゼンに言えぬまま、

胸の痛みを抱えて生きてきたと思うのです。

 

そのあたりはとてもけなげなオスカル。

 

でもそのことでフェルゼンに恨みを抱いたり、

ストーカー的な思いを持ったりすることはなかった。

 

ただフェルゼンの役に立てたらと、

友人として親友として共にあったと思うのです。

 

 

これ、アンドレも同じでしたね。

 

アンドレの場合は自分の恋心を伝えられないのは

身分の違い故という境遇の違いはありましたが、

 

親友として幼馴染として、

 

そしてオスカルに対する愛ゆえずっとオスカルに寄り添い

オスカルを支え続けてきました。

 

なんかオスカルとアンドレ、

 

人の愛し方が似てる(^_^;)

 

 

この辺の三角関係の在り方、

アニメではクリアーに描かれていましたね。

 

ナレーションがわざわざ種明かししてましたっけ(笑)

 

アニメのオスカルはアンドレの愛の告白後、

彼を遠ざけてしまいました。

 

この対応は原作のフェルゼンに近く、

 

フェルゼンはオスカルに対して申し訳ない気持ちでいっぱいで、

オスカルの前から姿を消し、

2人の関係を解消してしまったのかもしれません。

 

 

オスカルにとっては10年越しの初めての恋にピリオドを打ち、

同時に無二の親友を失ってしまったわけです

(まだアンドレは残ってますが)。

 

ものすごい喪失感...泣

 

並木道を泣きながら猛ダッシュもうなずけます(笑)

 

 

フェルゼン、

そう考えると哀れです。

 

たぶんすごく罪悪感です。

 

自分のせいで、

自分が気づかなかったそれだけのせいで、

 

親友の人生を台無しにした、

犠牲にしてしまった、

 

そんな風に自分を責めたと思うのです。

 

フェルゼンはぐだぐだ恋に悩む人だけど、正義感も強いし、

オスカルに似たまっすぐな人ですからね(^_^;)

 

 

一方のオスカルはアンドレに対して、

フェルゼンほど罪悪感はなかったと思うのです。

 

なにしろアンドレと同時期にアンドレと似た恋愛の仕方をしてきたので。

 

自分がフェルゼンに対して恨んだりは一切せず、愛情ゆえ彼の傍にいたので、

アンドレもきっとそうだと理解したのでしょう。

 

だからオスカルは告白と同時に自分を押し倒したりしたアンドレに対し、

おびえたり嫌悪感を抱いたり恨んだりすることもなく、

 

黒い騎士を逃したとき、

 

今まで自分に対していろいろサポートしてきてくれたことに

感謝している旨を伝えていましたね。

 

自分がフェルゼンに寄り添って生きてきたように、

アンドレもずっと自分に寄り添って生きてきてくれていた…

 

それがどれだけ尊いことか…

 

 

フェルゼンもオスカルも、オスカルのフェルゼンへの片思いが

明るみになった時点でお互いを失ったけど、

 

オスカルはアンドレからの告白を受けても彼を失うことはなかった。

 

フェルゼンは1人になってしまったけど、

 

オスカルにはアンドレというパートナーが残されていて、

アンドレとの絆が深まったのです。

 

 

ジェローデルの求婚も、

オスカルがアンドレに対する思いを気づくのに一役買っていましたが、

 

フェルゼンとのエピソードもそうなのかも。

 

まあもともと、気づかないだけで

オスカルはアンドレに対しては確かな愛情を持っていましたからね。

 

でも別の見方をすれば、

 

フェルゼンがオスカルに対し罪悪感ではなく

オスカルがアンドレに抱いたように感謝の念を抱き、

長年の彼女の自分に対する思いを気づかなかったことに詫びた上で

オスカルを受け入れれば、

 

2人は相思相愛の関係になったかもしれないのですね。

 

 

でもフェルゼンが言う通り、

もう彼の心はアントワネットに定まっている。

 

オスカルには向かわないことが明白なのです。

 

 

オスカルは気持ちのベクトルが向いていた相手とは終わったので、

アンドレを思いやる時間が増えたわけですね❤

 

もうオスカルのアンドレに対する気持ちが表面化するのは

時間の問題!(^▽^;) 

 

実際そうでしたね(笑)

 

 

この3人の三角関係、

ほんと巧妙に構成されている! 

 

オスカルのアンドレへ思いを深める過程が巧妙です。

 

原作者さん、

天才です!

 

 

まだまだベルばらの恋愛模様、

分析することがたくさんありそうです。

 

なんか長々書いてしまいましたが、

 

2017年1発目は

三角関係についてでした(笑)

 

 

お読みいただきありがとうございました(^^♪

 

今年もよろしくお願いします(^^)/