みなさまこんにちは(^^♪
以前、オスカルが根っからの軍人という話を書きました。
生まれた時から父親であるジャルジェ将軍に
フランス一の軍人に育てると宣言され、
死ぬまで軍人として生きたオスカル。
オスカルの最期の言葉は
「フランス万歳」…
ホント、死の瞬間まで軍人として何かに忠誠を尽くす、
そんな人生でした。
…で、オスカルが軍人ということを考えていたら
気づいたことが!
それはベルサイユのばらの主要人物が
ほとんど軍人であるということ。
まずベルばらの3人の主人公の内2人がすでに軍人です。
そうオスカルとフェルゼン☆
フェルゼンは以前ブログに書いたように、
隠れ軍人(笑)
フェルゼン一家はジャルジェ家のように代々軍人家系のようで、
5巻で妹のソフィアが、フェルゼンの父親が
スウェーデン陸軍の国王に次ぐNo.2である元帥だと発言しております。
すごい!
国は違えど、フェルゼンの父上、
ジャルジェ将軍より高い地位にいるようですヽ(*'0'*)ツ
フェルゼン自身、スウェーデン軽竜騎兵大佐だったり、
オスカルの馬車が襲われたときはスウェーデン近衛兵を率いて
ロシアと戦いに出るところでした。
フェルゼンはアメリカ遠征にも参加し、
帰国後はフランスの陸軍連隊長という高い地位につきました。
(正式名称はロワイヤル・ドゥー・ポン連隊つき員数外大佐なる?な役職)
フェルゼンの軍人としてのキャリアは2か国をまたいでいますね。
主役以外にも主要キャラは結構軍人です🐎
貴公子ジェローデルも軍人で、
近衛兵で後に連隊長になってたり、
アランをはじめ衛兵隊の皆さんもちろん軍人。
あとジャルジェ将軍も軍人です。
ジャンヌの彼氏(夫)ニコラスも近衛隊に入隊。
アンドレすら、もともとジェルジェ家の使用人なのに、
ジャルジェ将軍に頼まれて衛兵隊に特別入隊。
最後は戦場で銃弾に倒れて亡くなりました。
アンドレ、軍隊にいたの人生の最後の数年だけなのに、
人物紹介の時軍服姿が多くてなんか納得いかない…(・_・;)
人生の大半は従僕服に長髪リボンだったのに…
って、グチです(^_^;)
以前観たテレビ番組の池田理代子さんのインタビューで、
彼女がオスカルを女性として描いたのは、
男性で軍人のメンタリティーや生活が想像できないからだった
そうだからです。
もともと男装の麗人を描こうとしたわけではなかったのですね。
でもベルばら以降の作品には男性で軍人たくさん登場します。
男性で軍人のメンタリティーを理解できるようになったのでしょうか?
ナポレオンはもろ軍人だし、
私が池田作品で軍人と聞いてまず思い出すのは
オルフェウスの窓のユスーポフ候。
ストイックな軍人でした…。
オルフェウスの窓、
昨年ベルばらに再会した後初めて読みました。
面白いけど長かった~(^_^;)
そして暗かった~(笑)
…で話は戻りますが、
なんやかんやいってベルばら
結構軍人物語ですヽ(*'0'*)ツ
そしてオスカルは一生軍人として生き生活しております。
自宅でくつろいでいる時も、事件の知らせが入ればすぐ
軍服を羽織り出勤するさまが描かれていました。
オスカルがいつもラフなシャツ姿なのも、
すぐ軍服着て出かけられるようにって何かに書いてあったけ…。
そうそう、最近以前書いたブログ記事にコメントを頂いたのですが、
帯剣貴族についてのコメントでした。
わたくしも当時の貴族制度について調べてみました。
当時の宮廷には帯剣貴族(軍務を司る)と法服貴族があって、
代々由緒正しい大貴族はすべて帯剣貴族とのこと。
つまりフランス宮廷で権力を持っていたのが
王家を武力で守る貴族たちというわけです。
つまり権力の根源が武力!
これはすごい仕組みではありませんか!
ちなみに軍隊のトップが国王!
ということは軍のトップがルイ16世??
確かブルボン王朝もルイ14世までは
国王が実際に戦場に出て軍を指揮していたんですよね。
ソフィアの話ではスウェーデン陸軍のトップが国王とのこと。
9巻でパリの女たちがベルサイユに行進した時も、
ルイ16世が近衛兵を指揮して市民を迎え撃つように提言していました。
あのルイ16世が軍隊を指揮∑(゚Д゚)
想像できませんが(笑)
でも、今でも国王が軍隊のトップって
よくある話のような気がします。
イギリスのロイヤルファミリーの皆さんも従軍経験ありだし、
そういえばウイリアム王子の結婚式で男性陣が来ていた赤い服、
オスカルの軍服によく似たたぶん軍服!
もろ軍人じゃんってそういえばつっこんでました…。
やっぱり王政の根源は武力のようです…
華やかなベルサイユ宮廷✨
舞踏会やらしている背後に
武力を根源とする権力構造に支えられての特権階級の生活とは…
ちょっと恐ろしいです(゚ー゚;
デュ・バリー夫人やオルレアン公のどろどろした権力争いなんて
なんかかわいく思えてしまう…(笑)
ルイ14世は宮廷での国王をトップとする階級制度を強化するため、
目に見える武力による支配から、
慣習や儀式でがちがちにがんじがらめにした宮廷生活を確立した
という話を聞いたことがあります。
アントワネットが嫁いだころはすでに
しきたりでがんじがらめの宮廷生活が繰り広げられ、
アントワネットもうんざりしていましたね。
そんな宮廷に生きたオスカル。
貴族として、特に由緒正しい帯剣貴族の跡取りとして、
武力を磨き王家に忠誠を誓い、
がんじがらめの宮廷生活の中に生きていた。
剣の腕を磨き、士官学校で学び、
軍を率いる軍人としてパーフェクトな優等生ぶり。
でもそんな生活を守ることは
見えない武力で支配する不平等な階級制度を維持する助けとなっていることに、
人生の後半でオスカルはやっと気づきます。
最後は自分の人生を捧げた軍人としての技術や経験を、
今まで支えてきた旧体制の秩序を崩すために用いて死んでいったオスカル。
武力で支えられていた王政も、最後は
結局市民たちの武力によって滅亡にむかいました。
ベルばら、軍や武力の観点から読むと、また奥が深いです…。
というより、フランス革命自体が奥深いのかな?
今9巻のバスティーユ襲撃後を読んでいるので、
またそのうち革命のあたりを書きたいと思います。
本日はちょっと真面目な話になってしまいましたが、
ベルばら軍人物語についてのお話でした(^-^)/
以前、オスカルが根っからの軍人という話を書きました。
生まれた時から父親であるジャルジェ将軍に
フランス一の軍人に育てると宣言され、
死ぬまで軍人として生きたオスカル。
オスカルの最期の言葉は
「フランス万歳」…
ホント、死の瞬間まで軍人として何かに忠誠を尽くす、
そんな人生でした。
…で、オスカルが軍人ということを考えていたら
気づいたことが!
それはベルサイユのばらの主要人物が
ほとんど軍人であるということ。
まずベルばらの3人の主人公の内2人がすでに軍人です。
そうオスカルとフェルゼン☆
フェルゼンは以前ブログに書いたように、
隠れ軍人(笑)
フェルゼン一家はジャルジェ家のように代々軍人家系のようで、
5巻で妹のソフィアが、フェルゼンの父親が
スウェーデン陸軍の国王に次ぐNo.2である元帥だと発言しております。
すごい!
国は違えど、フェルゼンの父上、
ジャルジェ将軍より高い地位にいるようですヽ(*'0'*)ツ
フェルゼン自身、スウェーデン軽竜騎兵大佐だったり、
オスカルの馬車が襲われたときはスウェーデン近衛兵を率いて
ロシアと戦いに出るところでした。
フェルゼンはアメリカ遠征にも参加し、
帰国後はフランスの陸軍連隊長という高い地位につきました。
(正式名称はロワイヤル・ドゥー・ポン連隊つき員数外大佐なる?な役職)
フェルゼンの軍人としてのキャリアは2か国をまたいでいますね。
主役以外にも主要キャラは結構軍人です🐎
貴公子ジェローデルも軍人で、
近衛兵で後に連隊長になってたり、
アランをはじめ衛兵隊の皆さんもちろん軍人。
あとジャルジェ将軍も軍人です。
ジャンヌの彼氏(夫)ニコラスも近衛隊に入隊。
アンドレすら、もともとジェルジェ家の使用人なのに、
ジャルジェ将軍に頼まれて衛兵隊に特別入隊。
最後は戦場で銃弾に倒れて亡くなりました。
アンドレ、軍隊にいたの人生の最後の数年だけなのに、
人物紹介の時軍服姿が多くてなんか納得いかない…(・_・;)
人生の大半は従僕服に長髪リボンだったのに…
って、グチです(^_^;)
以前観たテレビ番組の池田理代子さんのインタビューで、
彼女がオスカルを女性として描いたのは、
男性で軍人のメンタリティーや生活が想像できないからだった
そうだからです。
もともと男装の麗人を描こうとしたわけではなかったのですね。
でもベルばら以降の作品には男性で軍人たくさん登場します。
男性で軍人のメンタリティーを理解できるようになったのでしょうか?
ナポレオンはもろ軍人だし、
私が池田作品で軍人と聞いてまず思い出すのは
オルフェウスの窓のユスーポフ候。
ストイックな軍人でした…。
オルフェウスの窓、
昨年ベルばらに再会した後初めて読みました。
面白いけど長かった~(^_^;)
そして暗かった~(笑)
…で話は戻りますが、
なんやかんやいってベルばら
結構軍人物語ですヽ(*'0'*)ツ
そしてオスカルは一生軍人として生き生活しております。
自宅でくつろいでいる時も、事件の知らせが入ればすぐ
軍服を羽織り出勤するさまが描かれていました。
オスカルがいつもラフなシャツ姿なのも、
すぐ軍服着て出かけられるようにって何かに書いてあったけ…。
そうそう、最近以前書いたブログ記事にコメントを頂いたのですが、
帯剣貴族についてのコメントでした。
わたくしも当時の貴族制度について調べてみました。
当時の宮廷には帯剣貴族(軍務を司る)と法服貴族があって、
代々由緒正しい大貴族はすべて帯剣貴族とのこと。
つまりフランス宮廷で権力を持っていたのが
王家を武力で守る貴族たちというわけです。
つまり権力の根源が武力!
これはすごい仕組みではありませんか!
ちなみに軍隊のトップが国王!
ということは軍のトップがルイ16世??
確かブルボン王朝もルイ14世までは
国王が実際に戦場に出て軍を指揮していたんですよね。
ソフィアの話ではスウェーデン陸軍のトップが国王とのこと。
9巻でパリの女たちがベルサイユに行進した時も、
ルイ16世が近衛兵を指揮して市民を迎え撃つように提言していました。
あのルイ16世が軍隊を指揮∑(゚Д゚)
想像できませんが(笑)
でも、今でも国王が軍隊のトップって
よくある話のような気がします。
イギリスのロイヤルファミリーの皆さんも従軍経験ありだし、
そういえばウイリアム王子の結婚式で男性陣が来ていた赤い服、
オスカルの軍服によく似たたぶん軍服!
もろ軍人じゃんってそういえばつっこんでました…。
やっぱり王政の根源は武力のようです…
華やかなベルサイユ宮廷✨
舞踏会やらしている背後に
武力を根源とする権力構造に支えられての特権階級の生活とは…
ちょっと恐ろしいです(゚ー゚;
デュ・バリー夫人やオルレアン公のどろどろした権力争いなんて
なんかかわいく思えてしまう…(笑)
ルイ14世は宮廷での国王をトップとする階級制度を強化するため、
目に見える武力による支配から、
慣習や儀式でがちがちにがんじがらめにした宮廷生活を確立した
という話を聞いたことがあります。
アントワネットが嫁いだころはすでに
しきたりでがんじがらめの宮廷生活が繰り広げられ、
アントワネットもうんざりしていましたね。
そんな宮廷に生きたオスカル。
貴族として、特に由緒正しい帯剣貴族の跡取りとして、
武力を磨き王家に忠誠を誓い、
がんじがらめの宮廷生活の中に生きていた。
剣の腕を磨き、士官学校で学び、
軍を率いる軍人としてパーフェクトな優等生ぶり。
でもそんな生活を守ることは
見えない武力で支配する不平等な階級制度を維持する助けとなっていることに、
人生の後半でオスカルはやっと気づきます。
最後は自分の人生を捧げた軍人としての技術や経験を、
今まで支えてきた旧体制の秩序を崩すために用いて死んでいったオスカル。
武力で支えられていた王政も、最後は
結局市民たちの武力によって滅亡にむかいました。
ベルばら、軍や武力の観点から読むと、また奥が深いです…。
というより、フランス革命自体が奥深いのかな?
今9巻のバスティーユ襲撃後を読んでいるので、
またそのうち革命のあたりを書きたいと思います。
本日はちょっと真面目な話になってしまいましたが、
ベルばら軍人物語についてのお話でした(^-^)/